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面倒くさがりがなぜか続けている習慣

最近、面倒くさがりの私がスムージーつくりにハマっているのはなぜか?ただフルーツを切るだけではだめなのか?

多忙気味で大事なイベントが続くだけに、こんな時こそ倒れられないという軽いプレッシャーがある。面倒くさがりの私がスムージー作りをなぜか面倒に思わず、続けているのは「ビタミンを摂っておけば風邪をひかないだろう」という安易な考えと、ある子供のセリフが心に残ったからだった。

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毎朝、ミキサーにバナナや梨やぶどう、りんご、ブルーベリーなどテキトーに好きなフルーツを切って入れてヨーグルトジュースを入れる。ミキサーのスイッチを入れるのは6歳の息子の役割。私が勢いで先にスイッチを押そうものなら息子は毎回「僕の役なのに!!」とまあ怒る、怒る。そんなに怒らなくてもいいのに、と思うのだけれど、よっぽどスイッチ役に愛着があるようで、あげくの果てに「もうスムージーは飲まない」と拗ねてしまう。

人は自分の配役を突然取り上げられると「自分は役立たず」「居場所が一つなくなった」気がして失望と喪失感で頭をがつんと殴られた気分になるらしい。ミキサーのスイッチ一つとってもブーブー怒るのだから、これから大人になって突然の配置転換や異動などで自分の役が取り上げられる場面があれば子供のようにぶすっとした顔をするのかな、といらぬ心配をする。「アーこういう大人いるなー」と思いながら、気を取り直し6歳の息子がスイッチを入れる。

ごぉぉぉぉぉぉ!!!!がががががー!!!

早朝に似つかわしくない轟音を立て、できあがったスムージーは濃厚な泡立ちとフルーツの粒粒感がたまらない。のどに感じる果実感。おなかの調子がよくなり今日一日の活動に必要なビタミンを補給した錯覚に陥る。時々、生の小松菜を入れ鉄分も補給する。ドロッとした飲みごたえが癖になり、スムージー作りを続けている。

なにげない一言が明日のスムージーに

ある朝、保育園で先生が息子に「朝食は何を食べたのー?」とたわいのない質問をした。私は普通にパン、とか、ごはん、とか、グラノーラ、とか答えるかと思った。すると息子が「いつもママがスムージー作ってくれるんだー。フルーツいっぱいなんだー。スイッチは僕の役だよ」と誇らしげに答えた。

私はただ単に飲みたいから作っているだけで、息子との思い出作りとか食育とかそんなことはまったく意識していなかった。けれど確実に彼の心に「スムージーづくりが楽しい朝の思い出」で「初めて自分に正式な役割が与えられたことがうれしい」体験として刻み込まれていたかと思うと少しジーンとした。何気ない一言が明日のスムージーを作るモチベにもなった。

ほんの些細ないい習慣の積み重ねが平和でいい毎日を作るのかもしれない。明日も明日のスムージーを作ろうと思う。

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▼リンゴは台風で甚大な被害を受けた長野のキタイチ果樹園さんからお取り寄せしました

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