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「どうすれば実現できるか?」を起点に自由・自律とルールを両方守る 経理Jeffが取り組むスタートアップのコーポレート部門ならではのチャレンジ

TimeTreeの開発・運営メンバーの働き方や大切にしている考え方を紹介するインタビューシリーズ。今回はTimeTreeの経理を担う山本(Jeff)の働き方を紹介します。

自由・自律の企業文化に深く馴染みながらもルールを守る砦になり、スタートアップならではの不確実性の中でも確かな仕事をするJeffが、大切にしている仕事の哲学を深掘りしました!

話を聴いたメンバー
山本 純也(やまもと じゅんや)
 経理
TimeTreeでのニックネームはJeff(ジェフ)。製造業の上場企業にて経理としてのキャリアをスタートし、会計税務の経験を積む。その後大手通信事業グループの会社で財務経理全般の経験を経て、2020年3月より株式会社TimeTreeに入社。 コーポレート部門で財務諸表の取りまとめなどの経理業務を担う。1児のパパとして育休取得後、2023年3月より復帰し、現在は子育てと仕事に奮闘中。

和気あいあいとした雰囲気に惹かれ、リスク承知でスタートアップへ

——最初に自己紹介をお願いします!

経理を担当しているJeffです。経理業務の中でも特定の分野に限定せずにTimeTreeの全取引に目を通し、財務諸表をまとめるのが主な仕事です。その他にも監査対応や税務申告など、年1回対応が必要な会社の会計税務業務も担当しています。

——JeffがTimeTreeに入社した理由を教えてください。

私が入社した2020年当時TimeTreeは財務経理機能の強化を図っている時期で、既にTimeTreeで働いていた前職の先輩からお誘いをもらったんです。

まずはカジュアルにオフィスに遊びに来てよ!と声を掛けられ、実際に行ってみましたが、オフィスではみんな和気あいあいと働いていて、メンバーの人柄や雰囲気の良さを肌で感じました。それが入社したいと思うきっかけになったんです。

社長の深川(Fred)とダークソウルの話をしたことは特に印象的でした(笑)。TimeTreeはものすごく会社のトップとの距離が近いなと。

▲代表の深川は大のフロム・ソフトウェア好きです

——その後面接も受けたんですよね?

はい。面接では当時取締役だった渡辺(Dino)から、TimeTreeはまだスタートアップで安定した会社ではないから、リスクを理解した上で入ってほしいと言われたのが印象的でした。

経理というポジションにいると、会社が儲かってるかそうじゃないかはすぐにわかります。安定していないことをネガティブに思う人もいるのかもしれませんが、私にとっては会社のカルチャーやメンバーの雰囲気の方が重要でした。結局はそれが入社を決めた最大の理由です。

自由・自律とルールを両立させるJeffの仕事哲学

——今回、TimeTreeのコーポレート部門の仕事や社内コミュニケーションを分かりやすく知ってもらうために、よくJeffとやり取りする経理の武野(Kate)とTimeTree Ads PdMの新保(Mee)の二人から事前にJeffへのコメントをもらいました!こちらです。

——いろんなコメントがありますが、「コミュニケーションの丁寧さ」とか「真面目さとユーモアのバランス」とか「多角的で深い視点」みたいなところが評価されてますね。

めちゃめちゃ照れくさいですね、これ!忖度を感じます(笑)
でも同じ部署のKateにこんなに評価してもらえるのも嬉しいですし、コーポレートのメンバーって他部署から冷たく見られたり、摩擦も生じやすかったりするので、Meeからのコメントも嬉しいです。

——評価をもらった内容に関して、Jeff自身が意識していることはありますか?

管理部門の一員としてはTimeTreeが大切にしている「自由・自律」の文化と、会社としてのルールが両方とも守れるようにいつも考えていますね。例えば、TimeTreeでは3万円以下の出費については個人の裁量で自由に使えます。

これまで上場企業でも非上場企業でも経理を経験してきましたが、どちらの場合も経費の使用は稟議や上長の承認といった制度に則って行われていました。そういった一般的なやり方に比べると、TimeTreeでの経費の管理は大変です。

どんな社内ルールだろうと、会社のお金を使っている事実には変わりはなくて、適切な証憑の提出は必要です。TimeTreeメンバーには意図的にルールに違反するような人はいませんが、証憑提出をうっかり忘れることはあります。そのような場合、私たち経理がフォローしなければなりません。

正直、経理部門としては稟議や上長承認などの制度があれば仕事は楽なのですが、全ての取引に対してそういったものを求めてしまうと事業のスピードを落とすデメリットがあります。今後組織が拡大すると同じやり方はできないかもしれませんが、今のフェーズではこの少し大変なやり方が事業の成功に繋がると信じています。

——ルールを守ってもらうために具体的にはどんなことをしていますか?

基本的には、地道な啓蒙活動で理解してもらうことが大切だと思っています。

経理は自由・自律の環境にある意味ブレーキをかけなければいけない立場なので、煙たがられるかなと思うこともありますが、TimeTreeのメンバーは理由や背景をしっかり説明すれば理解してくれる人ばかりなので、それは助かっていますね。 

「規則だから」と保守的にルールで縛ることは簡単ですが、そうではなく「どうすれば実現できるか」を考えの起点にした上で、「これはこういう理由でOK」、「こっちはこういう理由で駄目」とロジカルに説明することは心がけてます。

こういうやり方は大変ではありますが、ポジティブに考えると自分にとってもあらためて知識を習得する良い機会になっています。当たり前のように守っているルールも、守るべき理由を相手に分かりやすく説明するためには、原理原則から理解する必要がありますし、「どうすれば実現できるか」を考えるには、法律や公的な基準なども深く理解する必要もあります。

——原理原則を大事にするのはTimeTreeのコアバリュー「Why」にも繋がりますね。

はい。あともう1つ意識しているのは、良い意味で公私を分けることですね。公の経理の立場としては会社の目線を持ち、私の立場としてはTimeTreeのカルチャーを楽しみながら周りのメンバーと同じ目線でいることを大切にしています。

▲iOSエンジニアの社内ラジオにもゲストとして出演歴のあるJeff

スタートアップのコーポレート部門ならではのチャレンジと成長

——コーポレート部門のメンバーとしてTimeTreeで働くやりがいはどんなところにありますか?

ビジネスの観点と社内体制の観点でそれぞれやりがいがあります。

ビジネスの観点でいうと、以前TimeTreeの収益源は広告事業だけでしたが、ここ1年ほどでTimeTreeプレミアムやTimeTreeギフトといった新たな事業も始まり、ビジネス領域が大きく拡大しています。

ビジネス領域が広がると、会計税務の観点からすると売上の発生源や情報の取得源も変わり、都度論点の整理や理解しなければならないことが出てきて、大変ではありますが非常にやりがいがあります。

また、TimeTreeは国内だけでなく海外にも広く展開してますし、4800万人という多くのユーザーを抱えています。それだけ多くの人や地域にサービスを提供していると、経理だけでなく法務や経営企画といった他のコーポレート部門でもたくさんの学びやチャレンジの機会があるんじゃないかと思います。

社内体制の観点からいえば、現在のTimeTreeはまだまだベンチャー企業なので、完璧な体制が整っているわけではありません。各自が日々考えて、改善を重ねて新しい体制を作るチャレンジをしていて、大企業では経験できないやりがいを感じます。

——業務の中で成長を感じたエピソードは何かありますか?

事業計画の予実管理だけでなく、数値分析・経営会議での報告などをした経験が、経理として一番成長を実感したことですね。

私は入社当初から、コーポレートの管掌役員であったDinoへの会計数値の報告を担当していました。

一般的に経理部門が担当するのは、会計上の数字をまとめることまでです。それだけでももちろん重要な仕事なのですが、私はプラスアルファで事業の詳細まで深掘りできるようになりたいと常々思っていたんです。

Dinoとのやり取りでも最初は数値を提出するだけでしたが、だんだんと「この数字ってなんでこうなってるんだっけ?」と質問をもらうようになりました。そして調べて報告することを繰り返すようになり、やがて事業計画の策定と管理を本格的にするようになってきた2020年の11月頃から、「経営会議でも報告してほしい」とDinoから依頼を受けるようになりました。

事業計画はもちろん入念に準備や分析をした上で立てるものです。ただ、TimeTreeのようなスタートアップでは、不確実性が高い中でも新しいチャレンジをすることが多くなります。実際、計画と実績に差異が出ることもありましたが、都度その理由を分析して報告する中で、私自身事業への理解も深まり、成長することができました。

最近はコーポレート部門の体制も拡充して、私がこれまで担っていた事業企画の分析や経営戦略への落とし込みなどを専門に行う経営企画のメンバーも加わったので、一緒に力を合わせて取り組んでいきたいと思っています。

——パワーアップしたコーポレート部門、頼もしいです。Jeffの今後の夢や野望はありますか?

今後目指していくIPOの実現に貢献することです。IPOは終着点ではなく、会社が今後躍進するための1つのステップでしかありません。ただ、社会から認められる大きな証明だと思っています。

IPOの実現に向けては、細やかな事業計画の立案と事業の成功が必要になります。経理メンバーの自分が願っただけで叶うことではありませんが、精緻な事業計画を立てたり、資料面での準備をしたりといった部分で力を尽くせたらと思っています。

——では、最後に未来の仲間に向けてメッセージをお願いします!

事業領域や企業規模が拡大することに伴って、取り組むべき事項も増えていきます。自由・自律を尊重しつつ、チャレンジを恐れないTimeTreeのカルチャーを楽しみながら、一緒に進んでいける仲間が増えてくれると嬉しいです。


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