くすぐったい恋をしている
すみません、酔っ払った勢いでこの記事を書いています。
この恋は報われないとわかっている。私はこんなにもあなたのことが大好きなのに。
他に好きなことがあって恋人を抱えることに自信がないと、あなたが言ったから。
そんなあなたに「それでもいい」と言えるほど私は寛容ではない。
恋人になれば対等でありたいと思うし、なんなら尽くされたい、ベタ惚れされたいとすら思っている。
好きとはいえど、いや好きだからこそ、あなたにも私にも無理のある付き合い方を選んではいけない。
それでも、付き合えなくても、私はあなたと一緒にいたいとは思う。私の願望を全て叶えてくれないとしても、好きだから。愛されないとしても愛していたいのだ。
責任を取りたくないなら、気持ちに応えられないなら、このままでいいじゃないか。あなたが望まないのにあなたを縛るようなことはしたくない。もうあなたの負担になるのは嫌だ。
そして、あなたのことでウジウジするのはもっと嫌だ。だから私も我慢はしない。
このまま、お互い無理なく縛られないまま、フリーでいればいい。
それでもいいならとあなたは言うけど、私はそれがいい。 「それでもいい」じゃなくて「それがいい」んだ。
さっきも言ったけど、私はあなたを縛るつもりはない。
だけど最近、あなたから縛られに来ている気がして、心配だ。
確かに私は、あなたが他の女と食事に行った話を聞いて不快に思った。だって私はあなたと外食したことがないから。その女が私より特別なのかもしれないと思ったから。嫌そうな顔を我慢する私を思いやるように、「もう行かない」と言ったよね。
あなたと出かけてみたいとこぼしたことがあった。それからは「これからはご飯デートするやろ?そしたら〜」なんて、外出前提で先々の話をしたよね。
「会わなくても連絡が欲しい」と精一杯勇気を出してみたら、私の予想を上回る頻度で連絡をくれるようにもなった。
大丈夫?
他の女とは遊ばず、今までしてこなかった外食を約束して、今まで以上に私に時間を割いて、それは自分を縛ることになってない?責任を取れないからと言って縛られることを避けていたのではないの?
私はこのまま都合のいい女として付き合っていくつもりだったのに、あなたのせいで今後が楽しみになってしまっている。あなたの一挙一動に心躍らされている。
大丈夫?そんなに期待させることばかりして。
私はちょろい女なので、そういうことをされると期待してしまうよ。もっとあなたを好きになってしまうよ。
あなたはわからないかもしれないけど、好きになるって難しいのよ。好きが大きいほど、裏切られたらショックが大きいから。
石橋を叩きまくる私は、夢のような出来事に喜びきれないでいる。心配なんだ。思い通りに行かなかった時のショックを想像して。この関係が破綻する未来が近づいている気がして。
大丈夫?本当に大丈夫?
あぁ、全部が全部くすぐったい。
裏切りに怯えながら、口角は緩んでしまう。
あとどれくらいあなたは私を不安にさせてくれるのだろうか。ここまできたらたくさんたくさん、不安にさせていいよ。たくさんたくさん、愛して欲しい。先のショックを想像させないくらい、あなたで溺れさせてよ。
頭の中はあなたのことでいっぱいなのに、あなたの前では気にしていないフリをしてしまう。こんなに夢中なの、バレたら恥ずかしいから。またあなたに笑われてしまうから。
そうやって今日もnoteに逃げてしまう。酔っ払っていようと寂しかろうと、記事を書いている時間はあなたに連絡しないで済むから。
さあ、早く寝よう。明日もまた、あなたに無関心なフリをしながら生きていくんだから。
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