何度フラれても、きっと私は。(前編)
Tinderで出会った人を好きになり、フラれて諦めて絶交して、7ヶ月。もう会うことはないと思っていた好きな人と、再開した。
今回は彼を諦めた時のことと、再開した時のことについて書きます。
難しい恋をしている人や、忘れられない人がいる人に読んでもらえたら嬉しいです。
自己紹介&彼紹介
初めましての人も、お久しぶりの人もこんにちは!私はそのへんにいる普通の大学生です。
彼とはTinderで出会いました。
Tinderなんて、セフレを探すためのアプリでしょ?
そう考える人も多いかと思います。私ももちろんヤリモクでしたよ(笑)それを良い意味でも悪い意味でも変えてくれたのが彼だった。
最初のころは、セフレを好きになるなんてダサい!と思っていたけど、そんなプライドを上回るほど彼を逃したくない気持ちが強くなり、告白することに。
彼のことを好きになって告白した時の話はこちらです↓
結果は、振られた。
「彼女を作りたくない」という理由。
私と付き合いたいかどうかではなく、「彼女」はいらないと。
でも彼の中で私は暫定1位だった。「仲良くしている女の子は君しかいない」と。
あくまでも“暫定”!それでも十分嬉しかった。だって他の女よりは上なんだもん。
この時点でバカな女だな〜と思ってらっしゃる方〜?ここからバカな女が続きますので休み休みお読みくださいね〜^ - ^
無理をして、笑い続けていた
暫定1位をもらった私は、それからも彼と会い続けた。変わらずセフレという関係で。
でもやっぱり振られたことは事実。無かったことにはできない。
彼は変わらず接してくれるけど、彼からの愛と私からの愛の種類が違っていることが虚しくて寂しかった。
これを依存って言うんだろうか。
虚しいのに、寂しいのに、辛いのに、彼に会わないと満たされなかった。彼と会うことがストレス源であり、ストレス解消法だった。なんて矛盾なの、、、
さようなら、愛しい人
告白からしばらくして、彼と会えない日々が続いた。まずは彼の都合で物理的に離れ離れに。1ヶ月くらい。
1ヶ月会えないことなんてたいしたことじゃない。彼が帰って来るまでの間は勉強したり友達と遊んだり、今まで暇さえあればTinderを開いていた頃の私が見たらひっくり返るんじゃないかってほど真面目に彼のことを待っていた。健気な女ね〜。
彼が帰ってからすぐに、今度は私が遠くに行くことになった。またまた1ヶ月くらい。
私が離れる前に一度だけ会って、することして、いつも通り次の約束なんてせずに解散した。
そのあと彼は珍しく私の予定を聞いてきた。いつからいつまで離れるのか。
私が帰るのを待っててくれるんだって思えて、スキップしてタンスの角に小指をぶつけても笑ってられるほど嬉しかった。帰ったらなにを食べようか、なにを話そうか、いっそイメチェンでもして帰ろうか。
離れた先では時間を持て余していた。東京と違ってなーんにもない田舎。
暇つぶしにTinderをインストールした。もちろん会うつもりはないので、全員左スワイプ(笑)左スワイプしすぎて80km離れた人とか出てきた。223km離れたアメリカ在住の人も出てきた。本当に223kmでアメリカまで行けるか?
なかなかみんなのプロフィールが面白くて、良い暇つぶしだった。
八拍子くらいのリズムで左スワイプしていると、急に指の動きが鈍くなった。
彼が出てきた。
頭より先に指が察知して、スワイプをやめさせた。なにこれ、反射神経?人間の体ってすごい。
「わーーーーーーーーーーーーー。」
人間てさ、受け入れられないことが起こると語彙がなくなるのね。ここで初めて知った。
後から考えると、いろんな感情が混じり合っていたんだと思う。
私のことを大事に思ってくれてなかったことへの落胆。Tinderはもうやってない、なんて嘘をつかれていたことに対する怒り。やっぱり他の男と同じヤリモクだったんだという失望。
あーーー、私ってなんてバカな女なんだろう。
今まで暫定1位だと思ってたからやってこれた。
でも、もうその保証はどこにもない。2番手だったかも3番手だったかも、もはや100人のうちの1人だったかもわからない。
裏切られた。いや裏切られたというより、私が勝手に期待して勝手に信用して、勝手に失望しただけだ。
セフレに忠実にする必要なんてない。彼は生きたいように生きているだけ。
強くならなきゃ。そう思った。彼なしでも生きていけるように。もう縋りつかないでいいように。切り捨てなきゃ。
「もう会うのやめとくね!今までお世話になりました!」
切り捨てなきゃと思っている割には、甘い文章。どこかで最後まで嫌われたくないとか思っていたのかもしれない。
既読はつかなかった。1日経っても、1週間経っても、私が地元に戻ってからも。
さようなら。愛しい人
さようなら。バカな私
もう苦しまなくていい。
それからは彼のことを毎日思い出したし、思い出の場所を通るたび感傷に浸った。
別れを告げてから7ヶ月
22歳、大学4年生。
いやでも私の人生は前に進んでいく。彼がいようといまいと、私が生きていく上で支障はなかった。
自分の目指した人生ついていくのに必死で、時の経過につれ彼を思い出すことも減っていった。まさに「時間が解決する」を体感していた。
勉強に遊びにバイト、楽しいことばかりじゃないけれど、とても充実した日々を過ごしていた。
恋愛を除いては。
長くなってすみません。続きは後半で。
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