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子供とスマートフォン

【重要】

当記事は20歳以上を対象としております。

はじめに

インターネットの普及は、いまや子供達の生活シーンにも活用されています。日々の学習やゲーム、GPSを利用した居場所確認など。
それだけに、使い方次第では、子供の心身の成長や社会性の発達に悪影響をきたしてしまう危険性をはらんでいます。
現在の教育現場では、子供達にネチケットやネット&メディアリテラシーを教え込んでいるようですが、まだまだ伝播が進んでいないのが現状です。
ご家庭でも保護者がお子さんに適切にネチケットやネット&メディアリテラシーを教えられることを目指して、今回の記事をスタートいたします。
それでは、最後までごゆっくりお読みください。

もくじ

機種

お子さんにスマートフォンを初めて与えるタイミングは、お子さんが歩き始めた時をおすすめします。
家事やトイレなど、保護者が少しでも目を離した隙にお子さんが自宅内外の危険な場所に行くのを未然に防ぐためにも、まずはGPS機能のみの端末からスタートしましょう。
機種変更のタイミングは、お子さんの成長に合わせて、次のように設定することをおすすめいたします。
あくまで、おおよその目安です。
2〜5歳 GPS機能のみの端末
6歳(小学校入学) GPS機能・ブザー付きのキッズ向けスマートフォン(閲覧できるアプリやコンテンツは、保護者側にて設定)
小学校5年 普通のスマートフォン(GPS機能の利用は継続。ゲームやアプリのダウンロードや課金やコンテンツの閲覧制限は保護者が管理)
18歳 スマートフォンのすべての管理を本人自身に委ねる

お子さんの漢字や言語の習得状況やスマートフォンスキル、ネチケットやネット&メディアリテラシーの習熟度、性格や趣味や生活パターンに応じて機種変更のタイミングを臨機応変に変えることもひとつの方法ですね。

安全な利用のために

子供から目を離さないで

公共交通機関の車内で、小さいお子さんそっちのけでスマートフォンに夢中な保護者を時折見かけます。
しかしながら、目を話した隙にお子さんが盗撮や痴漢の被害に遭ったり、途中駅のホームに降り立ってしまう危険性があります。
お子さんをお連れの際は、緊急の用事以外はスマートフォンをバッグにしまいましょう。

歩きスマホ・ながらスマホは、絶対にやめましょう

外や駅や商業施設などの公共の場にて歩きながらスマートフォンを操作している人が老若男女に見受けられます。
特に、ホームドアが設置されていない駅のホームや階段、横断歩道や歩道の無い道路での使用は非常に危険で、重大な事故に繋がります。歩きながらや自転車に乗りながらの音楽鑑賞も危険です。
また、トイレの個室内での使用は、順番待ちをしている他の人達への迷惑になります。
スマートフォンは安全な場所で使用しましょう。

フィルタリング

キッズ用スマートフォンの導入や、普通のスマートフォンへの機種変更の際には、必ずフィルタリング設定を保護者側でかけましょう。
フィルタリング用のアプリは、携帯電話会社がリリースしているものと、ソフトウェア会社がリリースしているものに大別されます。
インターネット接続可能時間の設定や、閲覧できるサイトやダウンロードできるアプリのジャンルの設定など細かく設定できるアプリも多いです。
主に、次のコンテンツのフィルタリングを強く推奨いたします。
なお、学校や塾や習い事や部活関連、好きな芸能人や漫画やゲーム(全年齢対象)関連のコンテンツについては、個別にフィルタリング対象から除外することも可能です。
また、ゲームのアイテム課金の使いすぎ防止のために、課金に携帯電話合算払い枠の限度額設定や、課金自体ができないように設定することを強く推奨いたします。
【サイト】
通販サイト
出会い系サイト
ネットスーパー
フリマ・オークションサイト
アダルト関連
ギャンブル関連(宝くじ、いわゆるスポーツくじも含む)
金融関連
政治関連
宗教関連(仏教やキリスト教などの伝統的な宗教は除く)
格闘技関連(国技・武道・古武術・アマチュア競技は除く)
武器・武道具関連(部活や習い事で利用する場合は除く)
ニュースサイト(キッズ向けサイト、いわゆるゴシップ系ニュースの取り扱いが少ないサイトは除く)
飲料メーカー関連(清涼飲料水やスポーツドリンク関連のコーナーは除く)
【アプリ】
×ダウンロード不可
暴力的・性的な要素の強いゲームアプリ
ギャンブル関連
ネットショッピング
ネットスーパー
フリマ・オークションアプリ
金融関連
アダルトアプリ
出会い系アプリ
ニュースアプリ(いわゆるゴシップ系ニュースの取り扱いが少ないニュースアプリは除く)
◯制限付きで利用させることを前提でのダウンロードは可能
全年齢対象で子供に特化したゲームアプリ(課金に際しては、保護者の監督のもとに利用)
LINE(家族や面識ある友人や習い事関係者との連絡のみに限定)
LINE以外のSNS(家族や面識のある友人とのコミュニケーションや、学校や塾や習い事や趣味関連のアカウントのみの閲覧目的に限り、利用を許可。ダイレクトメッセージの受付停止と、プロフィールに顔写真や個人情報を入れず、アカウントの非公開設定を推奨)
電子マネー・バーコード払いアプリ(利用限度額の設定やチャージは、保護者で設定)
顔出し配信アプリ(例・所属レコード会社が予め指定したアプリを用いて、お目当ての芸能人と通話できるイベントのみに限定しての利用のみ可能)
YouTube(キッズモードでの利用や、不快なコンテンツの非表示を設定しての利用は可能)
音楽アプリ(不適切な歌詞を含む楽曲の非表示を設定しての利用は可能)
映像配信アプリ(暴力的・性的な作品のフィルタリングを設定しての利用は可能。個別のコンテンツへの課金に際しては、保護者の監督のもとに利用)
電子書籍アプリ(暴力的・性的な作品のフィルタリングを設定しての利用は可能。課金に際しては、保護者の監督のもとに利用)

ID・パスワードなどの管理

お子さんによる、保護者に無断でのフィルタリング設定変更やゲームアプリのアイテムへの課金、電子書籍やネットショッピングでの購入を未然に防ぐためにも、これらに関連するコンテンツのIDやパスワードや保護者のクレジットカード番号は、お子さんが使用するスマートフォンにはいかなる形でも保存せず(ユーザー辞書への登録も不可!)、お子さんの目に届かない形式で厳重に保管・管理しましょう。
また、保護者のマイナンバーカードや運転免許証やキャッシュカードも同様です。

スマートフォン利用ルール

利用目的

キッズ用スマートフォンに機種変更して以降は、お子さんの心身や社会性が急激に発達し始めます。その過程において、お子さん自身の価値観も日々変わってゆきます。
お子さんの成長に伴い、利用したいサイトやアプリが新たに発生した場合は、会社の採用面接のごとく、利用希望に至った経緯と利用目的、なぜこのサイトやアプリなのか、利用予定頻度と課金の有無を本人に確認しましょう。
また、お子さん本人立ち会いのもとで、スマートフォンの抜き打ちチェックをすることも大切です。

家庭内での利用

少なくとも中学生までは、以下のルールを設定することが大切です。
・スマートフォン操作時のボタン音をオンにする
・自室には絶対に持ち込ませず、リビングなどの保護者の目の届く場所にて使用させる
・就寝時と食事前に保護者が預かり、毎食後に渡す
・少しでも表情や仕草がいつもと違う時は、スマートフォンで何か嫌な思いをしていないか尋ねてみる

たまには外で遊ぼう

筆者の幼少期の日本にはインターネットなどなく、子供が遊ぶには外か家の中や校庭、スーパーマーケットしかありませんでした。情報をチェックする手段は新聞や折込広告・テレビ・ラジオ・雑誌・交通広告しかありませんでした。
ゲームは、街のゲームセンターやおもちゃの野球盤ゲームやボードゲーム(人生ゲームのような紙のすごろく)しかなく、小学校に入ってから白黒のゲームウォッチが出始めたものでした。
しかし、時代は移り変わり、子供の外遊びや学校の校庭での声ひとつに大人からの苦情が殺到し、子供達の遊びが家庭用ゲームやスマホゲームなどの家遊びが主流になりました。
今の子供達は、昔ながらの外遊びを知らないのか、地域のボランティアが外遊びを教えているところもあります。
ゲーム機もそうですが、スマートフォンやタブレットの画面を長時間見続けることは眼や脳を酷使するので、休憩時間を設けたり、外へ出かけることが大切ですね。

まとめ

世の子供達を取り巻く環境や社会情勢は日々移ろいでいますが、数多くの子供達がインターネットやSNSを巡る無用のトラブルに巻き込まれてしまったり、炎上事例を起こしてしまったニュースに心を痛めております。
小さいうちから正しいネチケットや、ネット&メディアリテラシーを身につけ、スマートフォンを適切に利用できていると、社会性をきちんと身につけられることでしょう。
子供は未来の宝。
本記事の内容を、ひとりでも多くのお子さんと保護者さんに実践してくださることを切に願うばかりです。

【著者プロフィール】

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