小さな浄土
娘を育てながら思ったことなど
私は娘を完ミで育てている。娘の体質に合う粉ミルクはアイクレオといって、数ある粉ミルクの中で現在上から2番目に高い。 しかも娘は食欲旺盛で、生後2ヶ月の頃すでに一度に200ml飲んでいたし(平均は140〜160ml)、3ヶ月の頃は、人生最初の成長期だったのか、哺乳瓶のマックスを超える280mlくらい飲むこともあって(しかも全く吐き戻さなくて、胃の中どうなってるんだと思った)、今日までの消費量が凄まじい。 ああ、出費がきつい。産後、母乳がなかなか出ない乳首を助産師さんにぎゅむ
娘が寝たので、自分の朝食の支度をする。 洗わずそのまま食べられるカット野菜をボウルに盛り、お気に入りのドレッシングを冷蔵庫から取り出そうとしたところで、もう残りが少ないことを思い出す。おそらく今日のサラダに対しては足りない。 私はおそらくドレッシングを人の1.5倍くらい、かける。そしてそのことにちょっと罪悪感がある。すぐそこにストックもあるけど、私の罪悪感がそれを開けるのを邪魔する。 ふと、微妙に残っているアヲハタのジャムの存在を思い出す。季節限定の白桃&グァバ。優しいピ
今日は小児科で娘のワクチン接種の日だった。 小児科は私の家から徒歩10分ちょっとのところにあるんだけど、小さな病院なのでベビーカーでは入れず、抱っこ紐で連れていかないといけない。WEB予約もやっていないので、普通に診察券を出して順番待ちをしなければならない。 娘はこの前体重を測ったら9.1Kgだった。すくすく成長中である。生後半年にしては重たい方だけど、小児科の先生曰く、娘はおデブなのではなく、身長や頭囲など、どの項目も成長曲線のトップを走っているので"ガタイがいい"らし
娘は毎朝、大体同じ時間に自然と目を覚ます。 その場に私がいないときは、意図的にやっているのかはわからないけど、両足をバンバンと床に叩きつけて起きていることをアピールしてくる。 その音を聞きつけて娘のもとへ行く。 自分で起きられたのすごいね、おはようと声をかけると、口を閉じたままニコッと笑う。その表情が毎朝とても愛しい。ああ、今日も眠りの世界から、こっちに帰ってきたんだね、と思う。そして変わらず私がいることに嬉しいと感じてくれているのね、と。 このたまらない笑顔は、朝起き
IKEAで積み木を買った。 まだ娘には早すぎるけど、色合いもカラフルで40ピースも入ってなんと1999円だったので、他の買い物のついでに買ってしまった。こんなに安くて塗料の質とか大丈夫だろうかと少し不安になったけど、大量生産のIKEAだからこの値段で提供できるのかなと思う。 積み木を買うことは夫も「創造性が高まるから」と大賛成だった。どうやら夫は小さい頃、積み木が大好きだったようだ。積み木とレゴを組み合わせて立体物を作り、そこにさらにジェンガを使うことで細かなニュアンスを出
娘用のハイチェアが届いたので(離乳食全然食べないのにね)、高さを直そうと試みた。 説明書にはこのように書かれていた。 そしてこれを見ながらずっと混乱していた。 私は昔から取説を理解するのが本当に苦手だ。 今回の場合「内側固定、外側まわす」の図が何を意味するのかがわからなすぎて、唸り声が出た。矢印の3と4が何を指しているのかもよくわからないし、もはや平行という言葉の意味さえわからなくなってくる。何に対して平行だというのか(溝に対してだとちゃんと書いてある)。 目で追っ
離乳食をはじめて2ヶ月。娘は相変わらず眉間に皺を寄せながらつまらなそうに食べる。 この頃は、スプーンを咥えた後に、離さずやたらとちゅうちゅう吸うので、遊んでるのかなと思ったけど、ためしに好きにさせてみた。 そうしたら、スプーンを吸いまくり、丹念に舐めまわし、口の中で転がして、その後満足したのかぷっと吐き出した。 もしかして…ご飯を口に入れたら、骨の髄までしゃぶりたいタイプだったのかな？！と思って、それなら毎回そうさせてあげるつもりで、次の一口をあげた。 そうしたら、す
もしもパリに行ったら、香水のキャロンのお店に行きたい。 キャロンは日本でも買えるけど、パリの店舗にはファウンテン(＝泉)という名前のガラスでできた美しいドリンクサーバーのようなものがあって、そこに香水が入っており、香水を買ったらそこから香水瓶に注いでもらえるらしい。夢のような空間なので、知らない人は一度画像検索してみてほしい。 香水ってファンタジーな存在だから、こんなふうに"夢の世界の貴重な一雫を分け与えてもらって小瓶に詰めて持ち帰る"みたいな買い方こそが正統なものなんじ
私は中学生くらいの頃、海外の子ども部屋と、そこに置かれているおもちゃにとにかく興味があった。そういうことが載っている本をたくさん持っていた。日本のおもちゃも大好きで、学生の頃は玩具メーカーで働きたいと思っていた(面接全部落ちた)。 いくら欲しくても、その年齢で赤ちゃんやちびっ子向けのおもちゃやインテリアを買ってもらうのは現実的ではなかった。そもそも当時はネットショッピングも発展していないから、買い方もよくわからなかった。 この度、そんな私のもとに正真正銘の赤ちゃんがやって
自宅のソファが、立ち上がる度に滑って位置がズレてしまうことに悩んでいて、ネットで家具の足につける"絶対ズレないカバー"というものを見つけて、これだと思って買ったら、家具が床からズレないのではなく、家具の足からカバーがズレて落ちてこない、という意味の、ただの家具の足のカバーだった。普通に考えたらわかるのにつけ終わるまで気づかなかった。つけても普通に滑るから、変だなあと思って、やっと気づいた。なんならカバーをつけたことでもっと滑りがよくなった。すぐ外した。自分がアホすぎてソファに
分娩台で、私はとても元気だった。 お産は本当に個人差があると思うけど、私の場合は、娘がお腹の中でよく育ってくれたので、なかなか産道を下りてこられず、分娩台に乗るまでが本当に長かった。陣痛が始まって入院してから分娩台に乗るまで約2日半もかかった。 その間ずっとずっと痛くて、でも子宮口は全然開かなくて、一人でうめきながら耐え続けた。同じだけ娘も辛いんだと自分を励ましながら頑張ったけど、時計を見ても毎回5分しか進んでいなくて絶望した。陣痛促進剤を投与されてからは、あまりの激痛で
数年前にセブンルールで特集されていたのをきっかけにその存在を知り、ずっと気になっていた「PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI」。 先日のあきやさんの日記に背中を押され、とりあえず今は店舗に行くわけにはいかないので、焼菓子詰合せをお取り寄せしてみた。 開封してまず驚いたのが、お菓子が入っている箱の色がコンクリート打ちっぱなしの壁の様なグレーだったこと。店舗と同じ色なんだね。 グレーの厚紙は、一歩間違えれば箱ティッシュの裏側だと思われてしまいそうだけど、絶妙
小さな頃から植物がずっと好き。 でも私が特に好きな植物のジャンルは"野に咲く花"だということは、最近やっと自覚した。 そのきっかけになったのは、Instagramか何かでたまたま知った、高山植物図鑑というブランドの靴下。 こちらは山登りの時に履く用に作られているんだけど(もちろんタウンユースでもOK)、それはデザイナーのSHIORIさんが山登りをされる方だから。SHIORIさんはInstagramにいつもご自身が山で出会った高山植物の写真をアップされていて、それらがとても
給湯器が壊れた。 その瞬間からお湯が全く使えなくなった。 その日は土曜日だったので、少なくとも業者と連絡がつく月曜日まではお湯のない生活が確定してしまい、気分がとても落ち込んだ。 どうしてそんなに落ち込んだかというと、娘をいつも通りお風呂に入れられないことが辛かった。娘は肌がとても弱く、1日でも入浴を欠かすと湿疹が悪化してしまうので、入れないわけにはいかなかった。でもまだ銭湯に連れて行ける月齢でもないし、そもそも近くに銭湯は無い。 夫の方は、彼はとても寒がりで、顔や手を
私のフェイスラインはたるんでいる。 少しでも顎を引けば二重アゴになるので、写真撮影の時などは顎を引きすぎないように気をつけている。 しかし先日、二重アゴっていいなと思える映画に出会った。「トゥルーマン・ショー」という大変有名な映画。 作中に度々、主人公の男性が、近隣の人々に向かって明るく挨拶するシーンが出てくるんだけど、そのときの仕草が独特で、首を横に傾け、大袈裟に顎を引いて、わざとらしく全力スマイルを作って挨拶する。 (※映画を観たことのない方は「トゥルーマン・ショ
うんちをしていないかの確認のため、一日に何度も娘のオムツの匂いを嗅ぐ。 うんちのときははっきりうんちの臭いがするからわかるんだけど、面白いのは、おしっこをしているときは日によっていろんな匂いがすること。 1番多いのはアロエヨーグルトのような匂い。次に多いのが、お寺っぽいスモーキーな匂い。他に、コンソメ味のポテチの匂い、とんこつラーメンの匂い、こてっちゃんみたいな匂い、たまにローストビーフについているホースラディッシュの匂いもする。全く無臭の日も普通によくある。 どうして
