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『CATS(キャッツ)』

意味が分からなかった。
ラストシーンが終わり、気味の悪い猫人間が頭の中で延々と踊っていた。
長老猫が、人間(=観客)に「猫を飼う方法」を語りかけ、歌い上げ、踊り狂い、気球を見送る。顔はなぜか晴れ晴れとしている。

◉観るキッカケ
Twitterで知って、"カルト映画"という評が聞こえてきたので。

◉ミュージカル映画
『レ・ミゼラブル』は、公開当時、映画館で観て、約3分ほどで就寝アウト侍。ちなみに、レミゼの監督トム・フーパーは、キャッツの監督だったので、あぶないなとは思っていた。
『ラ・ラ・ランド』は、ミュージカル映画と言うより、ミュージックビデオ映画になっていたので、見やすい。

◉歌に感動する、ということ。
マライア・キャリーの歌だけ知っていたが、あそこは、むちゃくちゃ鳥肌が立った。
意識が前に飛んでいて、「人が歌っている」という迫力があった。歌うとは何なのだろう。
ここのシーンだけで舞台を見てみたいと思った。

◉ラストのダンス
意味が分からないけど、突き抜けているのは、すごく良い。
突き抜け方は、『千鳥の大漫才』の西部劇(ユースケが巨大ダコになるオチ)を思い出したし、漫才の『開いてる店は開いてるけど、閉まってる店は閉まってる』も近いものを感じた。

これを作る人は、素直にすごいなと思う。

○○○○○

"カルト映画"は好きだが、だからと言って、それだけが好き、という訳でもない。

"カルト映画"好き、はダサいのだろうか。胸を張って、「このカルト感がたまんないよな〜」などとは、口が裂けても言えないが、「カルト感があっていいなあ」と心の奥にあっても良いとは思う。
第一、何が"カルト感"なのかわからないが、なんとなく【狂っていて突き抜けて意味分からん】けど、【一部の人に偏愛される】作品、だろうか。
でも、やっぱり、カルト作品が好きだと、なんかセンスあるっぽく見られやすいのか? そういうの、全部面倒だなあ、と思うのが本心だと思う。
ただ、驚きとか衝撃かあるかないか、という基準だろう、と思う。
いろんな観方があって勿論いいと思うけど、なんだかなあ。


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