世にも不思議な猫のサーカス
「猫ふんじゃった」から思い出す
いつかの記事で猫だのノミだのカツレツだの書いていて、ふと思い出しました・・・
モスクワには、世にも不思議な猫のサーカスがあるのです・・・その名も「ククラチョフ猫劇場」・・・!(冒頭の写真:ククラチョフ劇場の舞台)
ククラチョフ一家が1990年にオープンさせた常設の劇場です。公演の様子がわかる動画が劇場のYoutubeチャンネルにあったので下記にて紹介させて頂きます。
ロシア人民芸術家で芸術監督のユーリー・ククラチョフさんが劇場の顔ですが、御年74歳。定期公演は動画に出演している長男のドミトリー・ククラチョフさんの活動がメインになっている模様ですが、国内の客演や海外公演ではユーリーさんも依然ご活躍とのことですよ。
世界は尻尾の有無で分けられる
Webサイト上の劇団員紹介のページが尻尾がある方とない方に分かれているのが面白いですね。それにしても約40匹も尻尾がある劇団員がいらっしゃるとは!
幸いにしてモスクワ滞在中に家族と劇場を訪れる機会がありましたが、私が初めてこのサーカスの公演を観にいったのは、今よりずっとスマートでハンサムで、そう、缶チューハイ2本ぐらいで楽しく酔えた大学生の頃・・・
それまでサーカスというと木下大サーカスしか知らなかった田舎出身の青年でしたが、「ネコのサーカスなんてマジで!?」って感じで東京の九段下かどこかに観にいったのを覚えています。
分けられるが、尻尾の有無は関係ない
感想を一言で申し上げると、ただただ驚愕しました。ネコがこれほどにも多種多様な動きをし、尻尾がない団員とコミュニケーションを取りながら公演を成立させていることに。
我々の日常でも時としてネコがニンジャみたいに動くことはもちろん知っていましたが、サーカスのためにニンゲンが猫を調教する、とかではなくて、まさに同じ劇団の一員というか、尻尾があってもなくてもお互いを信頼しきっている家族みたいなものなのだろうな、と感じました。
そして公演後に、まるで猫みたいにあちこちを駆け回って写真を撮ったりサインをしまくっているパワフルなオジサンがいると思ったら、そちらがユーリー・ククラチョフさんでした(笑)
モスクワで観にいった時にはユーリーさんのお姿は見られませんでしたが、また日本でも現地でも、ククラチョフ劇場の公演を楽しむことが出来る日が早く訪れることを願ってやみません。
△ スキ、キライ → 〇もっとスキ、スキ
ちなみに私は猫よりも犬の方が好きです。なぜですかって?
犬は飼い主に忠実で、その家で出されたものを文句も言わずひたぶるに食べそうじゃないですか・・・一方猫は、方々に出かけていっては各地で餌をもらったりするのに、知らん顔で飼い主の元へ帰って来て、その家で出されたものを文句も言わずひたぶるに食べている体をいとも簡単に装ってそうじゃないですか・・・
猫好きの方、ゴメンなさい、猫がキライなわけじゃなくて犬の方がもっとスキ、ということです!
これまで特に猫にひどい目に遭わされた経験はなく、いつかの蕎麦とうどんみたいなものです(笑)
ちなみにこれまでの経験上、ロシアでは圧倒的に猫派が多い気がしますね。
ここまでお読み下さり有難うございました。
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