見出し画像

ロシアと言えばウォッカ、ウォッカと言えばロシア?

皆さんはウォッカというお酒をご存じですか?

モスコミュールやスクリュードライバー等、何かで割った状態で飲んだことのある方は多いかもしれませんが、ロシア風にストレートのショットグラスで愛飲されている方はひょっとしたらそれほど多くないかもしれませんよね。

ウォッカとは何ぞや

例によってChatGPTに教えてもらいました。

若干ロシアびいきな説明でしょうかね・・・?

これまでの小生の理解は、ウォッカといえばジャガイモから作られた蒸留酒で無味無臭、アルコール度数はきっかり40%と決まっており、39%でも41%でもない、というものでした、、

ロシアの偉大なる化学者メンデレーエフ(水平リーベ僕の船、の元素周期表を作ったとして有名)が研究の結果40%の度数が一番美味しいと結論付けた、なんて学生時代に聞いた気もしますが、これも色々検索してみるとどうも都市伝説みたいですね・・・

ウォッカを飲む時のお作法とか、乾杯をする時の気の利いた文句とか、ウォッカにまつわる面白い話は尽きないのはよくわかっているのですが、経験不足の否めなさと誌面の?都合上、このようなネタは次の機会に譲りたいと思います(笑)

さて上述がウォッカの基礎知識ですが、残念ながらワタクシには、この魔法のお酒をグイっと飲んだ感じがどんなものか、note上で臨場感を持って上手くお伝えすることは出来ません。

実際に飲んで頂くのは勇敢な読者の皆様にお願いするとして、今日はそのかわりに、ウォッカに関する歌を1曲紹介させて頂きます。

まさにドンピシャな曲その名も"Русская водка"(ルースカヤ ヴォトカ = ロシアン ウォッカ)

私も何がきっかけでこの曲に出会ったかもう忘れてしまいましたが、Вика Цыганова(ヴィーカ・ツィガーノヴァ)というシャンソン歌手の歌うこの曲。ビデオクリップは1994年リリースだそうです。

字幕に英語も表示される動画もある模様ですが、諸般の事情でリンクを埋め込むことが出来ませんでした。URLをこちらに記しますので、英語で歌詞を確認されたいという方はご参照くださいね。

https://youtu.be/-e-ErnGQUEE?si=IIxkt1vAsaeKWN9J


勉強も兼ねて歌詞を訳してみた

せっかくなのでロシア語の勉強も兼ねて歌詞を訳してみました。お恥ずかしい限りの拙訳ですが下記致します。前から知ってはいる歌でしたが、改めて日本語にしようとしてみると難しい、ですが勉強になりました!

東京もニースも知っている ロシアのウォッカに並ぶ酒はないと!
そうさ ウイスキー ブランデー コニャックも ウォッカの前では水も同然!
ジャマイカの黒人たちでさえ バラライカの音色に合わせ
すっからかんになるまで ロシアの飲んだくれのように飲む!

(※)
ロシアのウォッカ なんてことをしてくれたんだ!
ロシアのウォッカ もうお終いだ!
ロシアのウォッカ 黒パン ニシン
やれ宴は楽し 翌朝つらし!

リャザンのバーニャでは ウォッカがコップの中で揺れている
そうとも ブライトンでも 心が鬱ぐと 男どもがウォッカを喰らう
チュクチもユダヤも知っている ロシアのウォッカより強い酒はないと!
そうとも ウォッカを飲めば魂は燃え上がる でもあとで脳天がかち割れる!

(※ 繰り返し)

そうとも この世の中の皆が 友達にだってなれるだろう!
そうとも 皆がウォッカを飲んだなら 共産主義だってやって来るだろう!
悲しみもなく穏やかに暮らせたなら 歌を歌ってウォッカを飲めたなら
ああ まったくなんて素晴らしい ただし限度は知らねばならぬ!

(※ 繰り返し)

黒澤たけし 拙訳

<拙訳中あまり聞きなれないと思われる語の解説>
バラライカ:ロシアの民族楽器。ビデオ中にも出てきますが三角形の小さめのギターのような楽器です。
バーニャ:ロシア風サウナ。ロシア人も整うのが大好きですね。
チュクチ:シベリア北東端のチュコト半島のあたりに住む少数民族。よくエスニック・ジョークの対象になります。

歌詞の原文は下記のWebページから参照しましたので、ロシア語が読める方は是非歌ってみて下さいね。「いやいや、ロシア語が読めなくても歌いたいよ!」というパッションをお持ちの方は是非ご一報願います。歌うのは楽ではないかもしれませんが全てカタカナ表記で書いて差し上げます(笑)


求ム、感想!

どうです、旋律もビデオクリップの内容も、そして歌詞も、、、なかなかいいでしょう?

サビの箇所なんてまさにウォッカの悪魔性を感じますよね。お前のせいでと罵りながらも、気づけば飲めや歌えやで痛飲してしまい、翌朝二日酔いと頭痛とともに激しく後悔する・・・ウォッカというのはホントに恐るべき存在です・・・

ロシアへの歪んだ愛情に満ち、かつロシアの魔力に憑りつかれている私は正常な判断が出来ないため、感想めいたことをこれ以上つらつら書くのは控えさせて頂こうと思っていますが、そのくせ皆様からの感想やお便りはどしどしお待ちしております!(笑)


お待ちかね?おすすめウォッカ銘柄

現在の日本でどれほどロシアのウォッカが手に入るのかさっぱりわかりませんでしたが、Amazonや楽天でも並行輸入品なんかが結構ありそうですね・・・ってなわけで、ロシアにいた時分なんかによく飲む機会があった銘柄を勝手に2つご紹介致しましょう。

①Белуга(ベルーガ)

ご存じの方もいるかと思いますが、ベルーガとはチョウザメの種の名前ですよね。ベルーガのキャビアは最高級とされます。ボトルのデザインにも入っていますが、こちらのウォッカはホントに最高級の位に恥じぬ味ですよ・・・ま、無味無臭ですけど、、

確かに「ベルーガはいいウォッカだから二日酔いにならないよ」なんてよく言われていた覚えがあります。そして、翌朝にそれが嘘だったとわかったこともよくありました・・・


②Русский стандард (ルースキー スタンダルト)

ロシアのスタンダード、という名のウォッカ。やはりベルーガと比べてしまうと違いますね。なんと言いましょうか、その名の通り貴族と平民の差があるというか、日常と非日常の差がわかる味ですよ・・・ま、無味無臭ですけど、、

流石に家でストレートで飲むことはなかったのですが、コーラなんかで割って飲むのに手元に置いておくウォッカでした。


いかがでしたでしょうか・・?他にも数えきれないぐらいの銘柄があるでしょうが、この2つはとっても飲みやすい部類に入ると思います。自分で飲むのにも、人に飲ませるのにもオススメ出来る味ですよ・・・ま、無味無臭ですけどね(笑)

さて、皆様もちょっとだけロシア風にウォッカを飲んでみたくなりましたでしょうか・・?私も久しぶりに飲みたくなりました!

大事なこと!

ホントに飲まれる場合はウォッカのボトルを二晩ほど冷凍庫に入れてからショットグラスでクイッとやっちゃってください。アルコール度数が高いので凍りませんが、「トロっとろ」になって、のどごしが非常に良くなりますよ。


飲むときはチビチビ飲まずに、一息でショットグラスを空にするべし!これをロシア語で"До дна" ダドゥナー = 「底まで(飲み干す)」と言います。

そして、必ずおつまみを食べるべし!そしてそして・・・はい、もうおわかりですよね?


歌詞にもあったように、限度を知るべし!ですよ!(大いなる自戒の念を込めて・・・)

皆様、節度を守ってハラショーなウォッカライフをお送り下さいね!

ここまでお読み下さり有難うございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?