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あの頃のわたしはどう感じていたんだろう。~先生のことば~


ふと机の掃除をしていたら見つけた一冊の小さなノート。

表紙には、

“Free talk”

と、私の名前がローマ字で書かれていました。

中を開いてみると、中学2年生の私の字。

担任の先生は大好きな英語の先生だったなぁと一気に記憶が蘇りました。
とっても綺麗な発音で明るくハツラツとした女性の先生だったな。
きっとあの頃、先生は30代だったんだろうな、私と同じくらいの歳だったのかな、なんて考えてみたり。

先生は、
「私のことは◯◯先生ではなく、Ms. ◯◯と呼んで下さい」と言っていました。

Mrs. でもなく、Miss. でもなく、Ms.

結婚しているかどうかに関わらずつけられるMs.


立場や境遇にハッキリとした区別はしないその呼び方が自由な発想を持つ先生らしさだったんだろうなと今思います。

やんちゃな男子たちは先生のことを、
「Ms. ! (ミズ!)」と呼んでいたな。笑

ページをめくると、思わず恥ずかしいー!と思わずにはいられない内容ばかり。
でもその一つ一つには毎日先生からのお返事が添えられていました。

“Ms.” との交換日記。

その中には素敵なお返事が詰まっていました。

いくつかご紹介を^^

*小さなことに喜べる人は人生2倍も3倍も得だよ!!

*空回りしてもね、ある時突然ホームランってこともある。私のバッティングセンター通いからの経験。(笑)

*とにかく前に進んでいこう。
きっと道は開ける。
でもパンクする前のひと休みも大切かも。

*つみ重ねが明日の自分に生きます。必ず。うん。

当時のノートの切り抜き


お返事に必ずと言っていいほど添えられたニコちゃんマーク。
私、これが大好きでこの頃から真似し始めたような…笑

短いけど心に響くコメント。
大人になった今、とってもその意味がよくわかるようになったよ、Ms.
と、先生に伝えたくなりました。

中学2年生、部活や勉強、友達関係に必死だったあの頃の私。
どんな思いでこのコメントを受け取っていたのだろう。


子供の頃には分からないかもしれないけど、
先生が子供相手だと思わず、友達に語りかけるようにお返事を書いてくれていた姿を想像するとなんとも感慨深いなぁといい大人になった今感じています。

ここ最近、今までにないほど仕事やプライベートでモヤモヤが続いていました。

そんな時に十数年もしまい込んでいたこのノートを開いたということは、きっと今の自分に必要なご縁、タイミングだったのだろうと思いました。

全てはタイミング。


今月から約7年間ほど続けてきた週末韓国語学校を休学し、新しいことを学び始めました。
まだまだ自分の興味関心の世界の延長線ですが、インドやスリランカの伝統医学であるアーユルヴェーダをまずは一年間かけて学ぶ予定です。


実はお世話になった韓国語の先生は小学生の頃に国際理解教室という授業で教えて下さっていた先生なのです。
ある日テレビでその先生を偶然見て、
あれ?この先生って!と思って踏み出した韓国語学校への入学。

これもタイミング、そしてご縁。

その恩師の先生からも休学前に韓国エッセイを頂きました。

その本は、
「すべての人にいい人でいる必要なんてない」
著 キム•ユウン



今の自分に必要な言葉。
陰ながら私の様子を見ていてくれたんだ、そんな思いが込み上げて涙が出そうになりました。


そして本を開くと一枚の手紙が挟まっていました。
電車の中でその本を読み始めてしまった私は、
その手紙に気づき思わずマスクを少し上に上げて俯く…涙が…


感謝の気持ちで胸がいっぱいです、先生。


新しいことを始めるって勇気がいるし、先が不安で仕方がないけれど、応援してくれる人の言葉がこれからの私のエネルギーになるに違いないと思っています。


仕事は相変わらず続けるから、辛いことも大変なこともあるけれど、新しい学びを取り入れることできっと今までと違う見方や考え方が出来るようになるかもしれない。
でもそれも自分次第。ですね。


小さなことに喜べたら人生2倍も3倍も得だし、空回りしても努力をつみ重ねていれば突然ホームラン打てるかもしれないし。

なるべくなるべく前を見て、でもパンクする前にはひと休み。


やりたいことをやれる時に、行きたいところに行ける時に、そんな環境があればきっとそれは自分のやるべきタイミングなんだと思います。

なんでこんなことになってしまったんだろうってこともいっぱいあるし、嫌なこともたくさんあるし、それをついつい愚痴ってしまう自分が嫌になることもたくさんあります。

そんな時には、
心がじんわり温かくなるような、
”その時の自分にぴったりな言葉”を見つけて、
噛み締めて、自分の中に沁み渡らせてみよう。
自分に甘過ぎちゃいけないけど、時には優しくしてあげないとですね。

そして、今度はそんな言葉を誰かにかけてあげられるようになりたいなと思います。

🌿ひとりごと🌿

6月に行ったスリランカの旅。
ルポを描きたいと思いながら、
想いが溢れすぎてなかなか何から書いたらいいか分からず書けていません…
あー幸せだなぁと感じた瞬間、こんな世界があったんだ、と、そんな大切な瞬間たちを書き切れるかな…と。

今回アーユルヴェーダを学ぼうと思う大きなきっかけにもなったそんな旅の様子や現地で感じたこと、背中を押してアドバイスをくださった方々への感謝の気持ちも込めてそろそろ重い腰をあげてみようかと思います🪷

午後は暑いから〜と言って
大らかで癒しでしかないアーユルヴェーダドクター&セラピストさん、母とランチをして、
ゆーっくり何もしない時間を過ごした場所です。
なんか好きだなぁ、
と思った光景を撮影しました。
フィルムカメラアプリで撮ったら偶然虹が🌈

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