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自民党もいつかは終わるという真実

この世の中に、
永遠につづくものはないという現実を、ご存じでしょうか?

これは、エントロピー増大の法則という
宇宙を支配している法則から導き出されることで、
どんなものも抗うことができません。

もちろん人類もいつかは必ず絶滅しますし、
この地球にも、太陽にも、宇宙全体にも、
いつかは終わりがきます。

まずその大前提を受け入れたとしましょう。
そうすると、私たちの日常の景色は、
かなり変わって見えるようになります。

私たちは、自分が生まれた時から存在しているものは、
これからもずっと存在していくように錯覚してしまうようです。

しかし、例えば日本の歴史を振り返っただけでも、
かつては江戸時代がありましたし、
平安時代や鎌倉時代といったように、
世の中はどんどん時代が変わってきました。

それぞれのときに生きていた人から見れば、
今、自分が見ている常識が変わることがあるなんて、
当時は想像もできなかったかも知れません。
でも、時代は変わってきました。

それと同じように、今、我々が当たり前だと思って見ていることは、
いつかは必ず終わって、別のものになるのです。

それは、民主主義から、人権、
あるいは貨幣経済のような現代社会に深く根ざしたものまで、
すべてにおいて言えることです。

永遠につづくものはない。
つまり終わりが来るということです。
それがいつ、どのようにしてかが、わからないというだけで。

その事実を知っている私は、
今は当たり前であることが、いったいどのように終わるのか、
ということに関心があります。

そのことを考えると、とても楽しいのです。
どんな独裁者も必ず終わりがきます。
プーチンの時代だっていつか必ず終わるのです。

我々の身の回りを見回して見ても、
例えばジャニーズ帝国があっという間に瓦解しましたよね。
このいちばん大きな要因はジャニー喜多川さんの死だと思います。

しかし、誰も予想だにしていなかったようなことが、
実際にこうして起こるわけです。

今、お笑いの松本人志さんがスキャンダルになっています。
彼の姿をテレビで見ることが二度となくなったとしても、
おかしいとは私は思いません。

私自身、彼のことを気に留めているわけではありませんが、
彼が今の芸能界の中で非常に重要な位置にいたことは
誰もが認めるところでしょう。

そんな松本人志だって、どうなるかは誰にもわからないのです。
ただひとつわかっているのは、永遠はないということです。

いま、政治の世界では自民党が裏金づくりの件で
岐路に立たされています。

多くの人は、あの自民党のことですから、
まぁ、なんとかウヤムヤにするのではないかと
今の段階では思っているのではないでしょうか。

しかし、私には、これは自民党という組織の
構造的な老朽化に見えています。
彼らの常識、彼らのやり方が時代に合わなくなっていることが、
さすがに隠しきれなくなってきた。

そもそも、今、私たちの暮らす国、日本は、
未曾有の人口減少によって今までの国家の形を維持できないという
現実問題を抱えています。

この問題は避けることができず、
今までと同じやり方は確実に変わるはずなのです。
それは小手先の対症療法ではなく、
構造を根こそぎ変えなければならない事態なのであって、
それを自民党という組織が担うことは絶対に不可能です。

彼ら自身が、この日本の課題をつくりあげてきた
本丸そのものだからです。
そういうことが、さすがに誰の目から見ても明らかになっている。

ジャニーズでいうところのジャニー喜多川氏の死に相当するのは、
やはり安倍晋三さんの死だったと思います。
岸田総理が宏池会を解散し、
派閥の存在を認めないというルールができたら、

そして日本の政界が企業献金を禁止するに至れば、
いよいよ日本は変わるでしょう。
経団連さえもが空中分解する可能性があるし、
そうすることによって初めて、日本は持続可能な国づくりに
向けて本当に舵を切ることができるようになるのかも知れない。

しかもそれは、それほど時間をかけずに、
怒涛のように起こるのかも知れない。
私は最近、そんなことを予想しています。

我々は未来を予測することができません。
コロナや、能登の地震を見れば、
我々がコントロールできる未来など存在しないことがわかるでしょう。

つまり、今の段階では「そんなこと、起こるわけないだろう」ということが、
ある日突然、本当に怒るのがこの世なのだということです。

私がなぜ今、この段階でこう書き記すかと言えば、
2030年、あるいはもっと前かも知れませんが、
その段階で振り返るときに、証拠を残しておくためです。

我々はどんな2030年を迎えるのでしょうか。
まったく見当もつきませんが、
少なくとも、今の段階で想像できる姿とはまったくちがう。

そう覚悟しておいた方がいいし、楽しいだろうとも思います。

自民党と経団連が、存在ごとなくなっている。
それが2030年の日本の景色である。

そんなことだって、じゅうぶんに起こりうると思います。

特に、今の自民党の政治家たちの態度を見ていると、
彼らがこの国をこれからも持続可能にしていく可能性はゼロだと
確信を持って感じることができます。

問題は、どのようにして瓦解するか、です。
それを楽しむことにしましょう。
崩れ去るときは早いですよ、きっと。

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