勝手にファジアーノ岡山アウォーズ2019

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開会宣言

 有馬賢二監督1年目のファジアーノ岡山は過去最高勝点数に並ぶ勝点65の9位でフィニッシュ。開幕前、降格候補に挙げられ残留争いを強いられる厳しいシーズンになることを危惧していたが、シーズン通して降格とは無縁、さらには昇格さえ期待させる充実したシーズンでした。
 そんな2019シーズンをジェイさんからもろに影響を受けてアウォーズ形式で振り返ります。
 それでは勝手にファジアーノ岡山アウォーズ2019を開会します。
(なお、完全に個人の見解です。)



年間最優秀ゴール

MF 19仲間隼斗(第30節8分/vsレノファ山口)

 敵地山口へ乗り込んだ中国地方対決。相手PA内での混戦から、FC琉球から加入して間もないDF増谷幸祐の前にボールがこぼれると、ファーサイドへ柔らかいクロス。少しマイナスにずれたが、仲間のビューティフルバイシクルシュートが炸裂。高い身体能力とセンス、コンディションの良さが詰まったこのゴールはまさにゴラッソだった。


【次点】MF 16武田将平(第18節84分/vsレノファ山口)

 これもまた、レノファ山口との試合から。大雨が降りつける中での弾丸ミドルシュート。ペナルティアーク(かまぼこ)付近にこぼれたボールを後ろから十分に助走をつけた武田が左足を豪快に振り抜いた。DAZN週間ベストゴールにも選ばれた。


【番外編】MF 19仲間隼斗(第31節23分/vs京都サンガF.C)

 This is 珍ゴール。世にも珍しい再現不可能なゴール。MF上田康太からの斜めの浮き球のスルーパスに反応した仲間がダイビングヘッドで合わせるが、ボールはポストに当たる。その跳ね返ったボールは倒れていた仲間の足に当たってネットを揺らした。今シーズンの仲間は持っている選手だったことは間違いない事実だった。


年間最優秀セーブ

一森純(第26節/vs愛媛FC)

 DAZN週間ベストセーブに選ばれた愛媛FCでのセーブ。バイタルエリアでフリーの状態で持たれ、MF近藤貴司の枠を捉えたミドルシュートをギリギリ指で触り、クロスバーに当てて防いだ。意表を突いたシュートでギリギリの対応だったが、準備を怠らなかった。ライバルはGK東口順昭と手強いがJ1の舞台で躍動する姿を楽しみである。


【番外編】DF 21椋原健太(第28節87分/vsアルビレックス新潟)

 GKではない選手が週間ベストセーブにノミネートしたこれまた珍しいケースをピックアップ。みんなの”むっくん”の危機察知能力が冴えた見事なシーン。絶体絶命のピンチを間一髪で防いだ。


年間ベストゲーム

第21節vs鹿児島ユナイテッドFC 〇2-1

 お互いに豪雨災害を経験した両チームの選手やサポーターから復興を願う気持ちが見えた一戦をチョイス。先制されるもこの日途中出場でケガから復帰したMF上田康太の直接FKで同点に追いつくと、アディショナルタイムにFW中野誠也のPKで逆転。復興への強いメッセージと気迫が感じられたこの試合をベストゲームにしたい。


新人賞

DF 20チェ・ジョンウォン(35試合)

  昨シーズン1試合の出場に留まったが、CBにけが人が続出する中で抜擢されると、空中戦の強さで攻撃を跳ね返し、稀有である左利きセンターバックとしてビルドアップに貢献するなど、飛躍的に成長したシーズンとなった。軽率なミスやマークを外すなどまだまだ改善点はあるが、野戦病院と化したディフェンスラインへの貢献度は高かったように思える。
 ベストプレーに挙げたいのが、徳島戦での仲間のゴールをアシストしたプレー。武器である左足で徳島DFラインの裏に走り込む仲間にピンポイントで合わせるフライスルーパスは圧巻の一言。来シーズンはこのようなシーンが増えることを期待したい。


最優秀選手賞

MF 19仲間隼斗(40試合15得点5アシスト)

 今シーズンのMVPは仲間隼斗で決まりだろう。カットインからのシュートやダイビングヘッドなど多彩なパターンでキャリアハイの15ゴールをマーク。奪われないキープ力、ほぼ100%相手を抜き去る突破力に加え、献身的なプレスバックで守備でもチームに貢献した。キャプテンマークを巻く試合も多く、精神面での成長も見えた。
 彼の今シーズンの活躍ぶりはJ2のレベルをはるかに超えていた。J1への個人昇格が噂されていて、移籍は決定的なのではないだろうか。ファジアーノ岡山の攻撃を牽引し、チームの顔として獅子奮迅の活躍をしてくれた仲間に感謝を評して最優秀賞を勝手ながら送りたい。


閉会宣言

以上で2019シーズン勝手にファジアーノ岡山アウォーズを閉会します。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
近々、データを踏まえた全選手通信簿を公開したいと思います。
それも楽しみにしてくださると幸いです。
それでは、また。

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