今更ながら自分について⑴

 備忘録として始めた世界史メインの知識投稿ですが、同じことばかりする

というものが苦手なので、今回のようにたまには自分についての投稿もして

いこうと思い書いております。


 経歴については職務経歴書みたいになりたくないのでざっくり書きます。

田舎に生まれ、大学で一人暮らしをし、社会に出てからは銀行員として働い

たり、職業訓練校でプログラミングやWebデザインの勉強したり、広告代理

店でADとして働いたり、パチンコ屋を経営するブラック企業で働いたり、

百貨店でお菓子売ったりしてきました。

文面に起こすと意味わからない経歴ですが、自分自身も正直これまでの経験

が今後どう活きるのかわかっていないというのが正直な感想です。。


 思い返すと大学を卒業して社会に出たということが生き方の大きな転換点

だったと感じてます。というのも、それまでなんとなく生きてきて家庭環境

にも友人にも恵まれ、これといってやりたいこともなく大学へ進学し、就職

活動をして卒業と同時に地元へ帰ることを決めて働き始めたのですが、自分

は組織で働き続けるというのが非常に耐えられない性質であるということに

気づきました。そして、とにかく人生についての知識を培おうと考え、初め

てビジネス書(自己啓発本多め…)を読み始めました。

当時は仕事のストレスを読書で発散させるような循環となっており、銀行員

を退職するまでの約2年間で100冊近く読めたのはある意味良かったのかなと

思います。

読んだ本の中に7つの習慣や大富豪の教えといった名著があったおかげで知

識としては人生の軸を決めることや生き方について重要なことを学ぶことが

できました。

しかし、愚かな自分は知識というものを得ることに満足し、多くのことを分

かった気になってしまうという負の発展を遂げる事になります。

名著も含まれていたとはいえ、耳障りの良い自己啓発本ばかりを読んだせい

で再現性のある未来を思い描き、実行に移すということが全くできていませ

んでした。足りないのは知識ではなく知性と人間性でした。

 退職後とほぼ同時にコロナパンデミックが起こり、僕自身の人生も混迷を

極めることになりますが、そんな状況に陥ってやっと本を読むことの本質に

気づきました。

読書をすることは物知りになるためではなく、考えるためにそれをもとに行

動に移し、また考える、その一連の流れを繰り返すことでようやく意味が生

まれるのだと今は考えています。

人生の軸によってはもしかしたらそういった一連の流れを必要としない人も

いるのかもしれませんが自分が社会に出てからの数年間は愚かさと

傲慢を受け入れ、そこから学ぶという機会だったと感じています。

ここまで書いて思いましたが、今のところ資本主義的観点から見れば手痛い

失敗を重ねてきましたが、人生的に見ればこれまでの経験はしてよかった

苦労かもしれません。

自分の未熟さや愚かさと向き合うことなく30代に突入していたらと思うと

今はまだ明確な成果は出せていませんが、目に見えない部分は大きく成長

できている分良かったのではないかと思います。

続きはまた次回書こうと思います。






この記事が参加している募集

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?