レペテーションは不要だが有用にもできるのではないか検討


はじめに

有名ランチューバーのHAGIRUNさんが
以下の動画を上げておりました。

内容としてはレペテーションは不要で
「流し(ウインドスプリント)」で十分という旨で、
大いに納得しております。
ただ、自分の練習を振り返ると
レペテーションを週1回行っている期間で
走力が上がった実感がある為
改めて本当にレペテーションは不要かを検討したいと思い
記事にすることにいたしました。

1.レペテーション練習の目的

主な目的としてはざっくり
「速筋アップおよびランニングエコノミーを高める」ことが
ダニエルズ様がおっしゃられていることです。
「ランニングエコノミー」と一言でいっても
様々な要素があると思いますが
ここでいう「ランニングエコノミー」は
「フォームの効率性(同じ酸素利用量で早く長く
進めるようなフォームにする)」だと仮定します。
上記の萩原さんは「流し(ウインドスプリント)」でも
十分に効率のいいフォームは取得できると考えておられ
私もそのご意見に賛成です。
理由としては「ジョグと流し」だけで
ハーフマラソン1時間35分を切れた為です。

2.週1回のポイント練習を「レペテーション」とした際の走力向上について

ハーフマラソン1時間35分切りを11月に達成した後、
12月に2回ほどレペテーション練習をポイント練習として
行ったところ1月に1時間30分切りも無事に達成いたしました。
もちろんランニングを継続的に行った部分の向上もあると思いますが
この2回のポイント練習も重要だったと考えております。
ただ、流しで得られなかったフォームの効率性アップ効果を
レペテーション練習で得たのかどうかは正直微妙だと思っております。
それでは私はレペテーション練習で何を得たのか検討していきます。

3.「流し」と「レペテーション」の差分について

取り急ぎ練習内容の差分を以下の通りまとめました。

ここで大きな違いは「疾走合計距離」です。
流しは1回の練習で多くても「500m」に対し
レペテーションは「4km」と≒8倍の差があります。
とはいえ、フォーム改善効果を考えると
疾走合計距離はあまり影響はないと思われます。
なぜならあくまで「フォーム改善」を
練習効果と考えたときには
「疾走合計距離」はまったく関係ない為です。
※呼吸が苦しくてもフォームを
保とうという精神面には役に立つかもしれませんが。。。
また、速筋アップについても
長距離走という分野では寄与度は限られてくるため
ハーフマラソンでは数秒の改善効果はあるとしても
数分差にはなってこないのではないかと考えております。

4.じゃあなんで走力向上したの?

それ以外に大きな違いとして、
レペテーション練習の直後に
Eペース走を10キロ行うようにしておりました。
そのEペース走10kmはジョグ後の流しとは大きく違う点です。
かなり仮説になってしまいますが、
そのEペース走10kmについて「ガチゆる走」効果を
得てしまっていた可能性があるのではないかと考えました。
※ガチゆる走は以下ご参照ください。

レペテーション練習が高強度の練習となり、
脂質利用優位となったタイミングでEペース走を行うことで
脂質代謝が刺激され長距離走の能力が上がったと考えると
ハーフマラソンのタイムが向上したことも納得できます。
案外この仮説があってそうな気がします 笑
流しだと恐らく高強度練習に該当しないと思われるため
ガチゆる走効果を持たせたい場合は
レペテーション練習の優位性がありそうです。

おわりに

レペテーション練習をガチゆる走にするという発想は
偶然の産物にしてもなかなかいい気がします。
レペテーション練習を坂ダッシュにすると
より怪我のリスクも減りそうなので
そちらも検討したいと思います。
一粒で2度おいしい練習を
意識して開発できるように引き続き頑張ります。

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