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「タイトル(曲名・アルバム名)について」忌野清志郎の言葉。

(忌野清志郎の言葉21)

アルバムや歌のタイトルは、
いわばキャッチコピーのようなものだと思う。
まずは、言葉でキャッチして、視聴につなげる。
タイトルは、売り上げを左右する
重要なファクターの一つではないだろうか。

忌野清志郎のアルバムや曲のタイトルにも、
うまいなと感じるものがたくさんある。


どんな歌なのかとても気になる
キャッチーなタイトル。

君が僕を知ってる
空がまた暗くなる
三番目に大事なもの
2時間35分
ダーリン・ミシン


物語を連想させるもの。

甲州街道はもう秋なのさ
ぼくの自転車に乗りなよ
海辺のワインディングロード
山のふもとで犬と暮らしている
ハイウェイのお月さま
雨上がりの夜空に
夜の散歩をしないかね
ヒッピーに捧ぐ
帰れない二人


メッセージを感じるもの。

いい事ばかりはありゃしない
金もうけのために生まれたんじゃないぜ
言論の自由
誇り高く生きよう
世の中が悪くなっていく
軽薄なジャーナリスト


その反面。
単語だけの、あっさりとしたタイトルも多い。

約束
口笛
雑踏

花びら
旅行


ただ、テーマにインパクトのあるものは、
単語だけでも、十分に強さを感じる。

ウイルス
恩赦
鶏肌
メルトダウン


中には、パパッと考えたようなタイトルも存在するのだが、
清志郎の場合、あっと驚く由来のものもある(らしい)。

たとえば、「KING」というアルバムタイトルは、
王のキングではなく、名前のイニシャルである「K.I.」が由来だ、
と本人が語っている。

最初『KI』にしたんですよ、イニシャルで。
(略)
向こう(レコード会社)がちょっと『KI』じゃ弱いんで困りますと。
真面目に考えてくださいって言われたわけ。それで、
『なんだよNGか』と思って、『KI』ってことを決めてたんですけど、
その横に『NG』って書いたんですよ。じゃあ『KING』じゃんと思って。
(略)
まあ、他にも考えたんだけどね『近所』とか『金魚』とかね。

参考引用(ロッキングオンJAPAN特別号 忌野清志郎1951-2009

ほんとうだとしたら、すごい経緯だが、
う〜ん、後付けっぽい(笑)
RCの由来を赤いワニ(RED CROCODYLUS)だと
ウソつく人だからね(笑) (参考過去記事)

アルバムタイトルだと、十字架シリーズもなんかいいな。
意味深な感じで。


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