8/25 きゅん成分を欲している

 恋愛もののマンガで好きなシーン。

 無自覚だった自分の恋心に気がつくシーン。

 気がついて慌てるのも、やわらかく受け入れてふんわりあたたかな気持ちになるのも、どっちのパターンも好き。

 そんなわけで、数日前に更新された『ヲタクに恋は難しい』の最新話を読んで、ひとりできゅんきゅんにやにやしている(以下、ネタばれするので、楽しみに待っている人はご注意くださいませ。でも、早く読んでほしい……!)。

 最新話の最後、あれは、ゲームオタク女子・光が、自分が抱いている気持ちが『恋愛』の好きである、ということに、気がついた、というか、そんなはっきりじゃなくても、「そういうことか……な……?」ってなった描写、だと思う。今までそういう経験がなかったから、知識としては知っていても、自分で体験するのは初めてで、表にあらわれている表情はぼんやりとした感じでも、内側では無自覚のうちにハイスペックコンピューターが感情の処理でぐるぐる稼働しちゃってるかんじだとかわいいなぁ、と。それで、その直後に目の前に現れた本人に対して、見え方とか変わってると思うのだけれど、多分まだ自分の中でいろいろ追いついてなくて、まだちょっとぼんやりモードなのが、これまたかわいくてよい。

 光が自分の気持ちに気がつくきっかけとなった某さんとの会話も全部いい。ふたり、好きな組み合わせ。

 早く、コミックス化してほしい。それで単行本派の友達と「ここのシーンが! めっちゃいいんだ!」って言いたい。

 『ヲタ恋』、1巻が出たときにタイトル&ジャケ買いしてハマって、それからずっと追い続けている。ヲタク同士の恋愛、尊い……と思いながら読んでいる。

 恋愛もののマンガだと、相手の何気ない言葉や行動で、好きな気持ちが突然大きく膨れ上がっちゃって溢れだして、もうどうにも抑えきれず、言うつもりなんてなかったのに気持ちがこぼれた勢いで相手に気持ちを伝えてしまうシーンも大好きだ。「言わずにはいられなかった」ってやつ。もうどうにも止まらない、みたいな。

 恋愛ものマンガも大好きだけれど、人の恋愛話を聞いて、うわぁって身悶えするのも好きだ。だけれども、なんだか身近であんまり恋愛トークって聞かなくなってきた。年下の友達たちも、転機の時期なのか、仕事に邁進している話が多い。人の話を聞いてきゅんきゅんしたい。したいぞー! のろけが欲しい!

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