イノウエショウタ

顧客企業のプロジェクト推進をするコンサルティング会社で新卒入社以来10年働いています。…

イノウエショウタ

顧客企業のプロジェクト推進をするコンサルティング会社で新卒入社以来10年働いています。 仕事以外の時間は、ギターを弾いているかドラムを叩いているか曲作りをしているか、最近シンセサイザーも触ります。 あとは散歩してるか一人旅行してます。

最近の記事

各自治体がガバメントクラウド移行の完遂のために超えねばならぬ6つの壁(後編)

写真は、先日ブックオフで買取してもらった、過去にSwitchで遊んだソフトです。 思いの外良い値段で買い取ってもらえてちょっと驚きでした。 記事の内容には一切関係ありません。 前回記事の続きになります! 第四の壁:スケジュールと品質の壁  パートナーとともにシステムの要件定義以降がスタートしてから長きにわたってプロジェクトに立ちはだかるのが、スケジュールと品質の壁です。 この2つは常にトレードオフの関係にあることは、システム開発の経験者なら理解していると思います。 そう

    • 各自治体がガバメントクラウド移行の完遂のために超えねばならぬ6つの壁(前編)

      写真は、先月人生初挑戦した競馬で訪れた大井競馬場です。 初挑戦の感想としては、「ドラクエ3のカジノのモンスター闘技場くらいの冷静さで見ちゃってた自分がいたので、多分自分は賭け事で熱くなれる人間ではないとわかった」です。記事の内容とは一切関係ありません。  2025年度末までの完了目標に対して、ガバクラ移行に苦戦してすでにその達成が危ぶまれている自治体もあると思われます。 でも。システム導入のプロジェクトに関与したことのない人には「なんで決められた期限までに出来ないのよ!(#

      • 【ガバクラ移行】基幹業務システムの切替プロジェクトの「テスト」は想像の32倍くらい大変

        写真は福岡県糸島の牡蠣小屋で去年食べた牡蠣。記事の内容とは一切関係ありません。 まず初めに、「32倍」というのはなんとなくの数字ではなく、「想像の2倍」が少なくとも5つ登場するから、 2の5乗でイコール32ってことです。あくまで自論ですが。 経験済みの人には十分わかっていることだと思うんですが、今使っているシステムから新しいやつに切り替えようってプロジェクトでは その新しいシステムの品質が十分なもの、つまり切り替える目的を達成できるものになっているかを確かめる工程、「テス

        • ガバクラ移行後の「住民票データ」が各システム間をどう渡り歩くのか想像して、要点を挙げてみる…というチャレンジ

          サムネ写真は、昨年11月に購入したFender社のSanta Ana overdrive というギターエフェクターの設定値メモです。 記事内容とは一切関係ありません。 住民記録システムの標準仕様書を読んでみる さて、とんでもないスコープの業務・システムを扱うガバクラ以降のプロジェクトですが、やっぱり全体の中でコアとなるデータは「住民記録データ」だと思ったので それを管理する住民記録システムを中心にしてデータのIn/Outはどんなものなのかを想像の範囲で超概略の図にしてみま

        各自治体がガバメントクラウド移行の完遂のために超えねばならぬ6つの壁(後編)

          「ガバクラ移行って実際のとこ順調なんですか?」と住んでる市の担当部署に直接問い合わせをしてみた

          ◆少しnote書いてみて気づいたこと写真は先月行ったお気に入りスポット、福井恐竜博物館の屋上のオブジェです。 投稿内容と関連はないです。 noteでの投稿を始めてから3つの記事を発信しました。見ていただいた方ありがとうございます。 でもここでこうして推測や願望を書き連ねていても、ぼくが真にリーチを願っている実際のガバクラ移行の現場には到底とどかないのではと考え、 もうこうなったら迷惑住民扱い覚悟で直接役所に問い合わせてみることにしました。笑 ◆やるなら、やらねばぼくが2

          「ガバクラ移行って実際のとこ順調なんですか?」と住んでる市の担当部署に直接問い合わせをしてみた

          システム導入を進めるプロジェクトの現場の人(自分)が考えた、「理想のプロジェクト」

          https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/08519/ リンク先の記事で報じられてる内容からするとガバクラ移行の現場ではプロジェクトの立ち上がりからして黄色信号なのか。。。 、、、まあコストの話はさておいて、開始したプロジェクトがこんなだったらいいなと言う話を書きます。 ざっと挙げると以下のような状態であることがぼくの「理想のプロジェクト」です。果たしてガバクラ移行の実態は、どうなんだろうか。 ちょっとだけ心配で

          システム導入を進めるプロジェクトの現場の人(自分)が考えた、「理想のプロジェクト」

          自分が見てきた、「システム導入プロジェクトがつらい状況になったケース」からガバクラ移行について考える

          まずは思い浮かんだことを徒然と。 A. 「システムに合わせて業務を変えるのだ」という方針は最初に決めたものの、いざ設計を始めて見ると「このシステムじゃ業務回らないのでは」というムードが広がり、各々モヤモヤを抱えたままプロジェクトが進む B. 要件がざっくりしているまま設計開発をした結果、総合テスト以降で改修や変更が挙がりまくって、いつまでたってもテストが完了しない C. ベンダーが作った資料、やることはベンダー任せにした結果、「設計書通りに動くけど、業務に使うにはなんか

          自分が見てきた、「システム導入プロジェクトがつらい状況になったケース」からガバクラ移行について考える

          「地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化」が果たして順調に各地で取り組めているのかがちょっと心配なのでそういう趣旨の発信を始める

          デジタル庁を始めとする中央省庁の熱意は見えるけど、実行主体であるはずの地方の状況が見えなくて勝手に心配しています 現在進められているらしい「地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化」 というものの現場の実態?というものがとても気になっている最近です。 https://www.digital.go.jp/policies/local_governments 気付けば10年、新卒入社以来今の会社で、 「顧客企業のシステムを刷新/導入するプロジェクト」 に末端ながら何件か

          「地方公共団体の基幹業務システムの統一・標準化」が果たして順調に各地で取り組めているのかがちょっと心配なのでそういう趣旨の発信を始める