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10月のエッセイ①「マイナス」に慣れる実験

今月はnoteクリエイターフェスという企画の一環で、毎日投稿したらいいことがあるそうです。
私はいつもちょっと長めの記事を週1~2回ペースで書いていますが、コンパクトかつコンスタントに書く訓練と位置づけ、せっかくなのでトライしてみようと思います!
とりあえず、平日は800~1000字くらいのエッセイを書くことにします。
応援していただけると嬉しいです。

プレ衣替えで見つけたもの

朝晩が涼しくなり、少しずつカーディガンなどコットンニットの出番が増えてきました。
そのため、本格的な衣替えはまだですが、ここ最近はクローゼットの中身を少しずつ動かし始めています。

先週末は、100均のすべり止めハンガーも少し買い足しました。
肩に不自然なあとが付かないハンガーは秋冬物に重宝していましたが、この夏あらたに分かったのは、一枚で着るカットソーやTシャツにも便利だということ。

そして、これから使う衣類に問題がないかの点検。

クローゼットの端の方に吊るしっぱなし秋物のアウターを点検したところ、春や秋に着ている薄手のコートの、肘のあたりの表面がところどころ擦り切れているのを見つけました。

私が京都で働いていたころ新京極の古着屋で買ったこのコートは、裏地が鮮やかなサイケ柄なのに正面の隠しボタンをきっちり閉じるとシンプルな様子になるところや、ドレスのように少し裾が広がっているところが好きでした。でも寿命だから仕方ない。
買ってすでに10年以上経つうえに、買った時点で古着だったのだから、天寿を全うしたと言えるでしょう。

「買い替え」の選択肢に飛びつく前に

物を増やしがちという人へのアドバイスに「one in, one out(一つ買ったら、一つ手放せ)」というものがありますが、果たしてその逆はどうでしょうか。

以前の自分なら「秋のコートがなくなった!すぐに代わりを買わなきゃ」と思っていたでしょう。
でも、一つ手放したら、必ずしも一つ代わりを補填しないといけないとは限らないよな、と今の私は考えます。

今からあれこれ吟味してようやく納得いく物を買えたとしても、半月もすればしっかりした裏地付きのコートでなければ心許ない気温になるでしょう。
同系色のカーディガンやジャケットなど、「朝晩の冷え対策ができる羽織もの」という機能性と色味でいえば、互換性がある服も他に一応あります。

安易に買い足して何となく「プラマイゼロ」にするよりも、いったん「マイナス」のままでやれるかどうか試してみよう。
もしその「不在」が大きいものならいずれ買い足す必要性が出るだろうし、そうでなければそのまま慣れていって、何も足さなくてもいずれフラットな状態に戻るだろう。
そんな気がしています。

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