PKゲーム

長男坊のゲームを禁止したら、ゲーム開発に目覚めたお話。

こんにちは。

僕には小学生4年になる息子と、小学校2年生と幼稚園の年中の娘がいます。

今回は長男坊のお話です。

いつも取り留めもなく書いてしまうので、最初に結論だけ言うとこちらです。

ゲームで遊ぶのを禁止にしたら、ゲームを作りだして1か月で数本のゲームを公開するまで夢中になった!

長男坊は勉強も運動も嫌いで、ゲームが大好きで、油断するとゲームばかりやっています。

1日でゲームできる時間に制限を設けても、時間ギリギリまでゲームをしています。

以前に学校の宿題や就寝時間など家でのルールを守らない日が続いたのでゲームを禁止にした時がありましたが、その際は「生きてく楽しみがなくなったーー!」と嘆いていました。

そして今回も1ヵ月間ゲームを禁止になりました。

そんなある日、我が家で運用している『家族通貨』をアプリ化してみようと思い、長男坊とアプリのアイデアを話していました。

よりトークンエコノミー法の効果が高まるように、ゲームっぽい内容にしようと言う話になり、長男坊にもゲームのロゴやキャラクターのお絵かきしてもらっていました。

そんな話をしていると、長男坊が「自分でもゲームを作ってみたい!」と言い出したので、『SCRATCH』と言うプログラム学習サイトを紹介しました。

実は以前に「ゲームで遊んでばかりいるなら、自分でゲームを作れるようになれ!」とプログラム学習サイトを試したことがあったのですが、その時は難しい課題が解けず諦めてしまって続きませんでした。

ただ今回は「自分でもゲームを作ってみたい!」と自分で言い出したこともあり(本人的には「ゲームが禁止されてるなら自分で作って遊んでやろう!」的な考えもあったかも)、1ヵ月近く経った今でもゲーム開発をコツコツと続けることができています。

なかなか面白いゲームも作れてるいるので、そんな長男坊が作ったゲームを紹介します。

ほぼPCでしか遊べませんが、ぜひプレイしてみてください。

画像1

【タイトル】逃走中第一話

【URL】https://scratch.mit.edu/projects/370410878/

処女作になります。

ゲームではなくアニメーションですね。

なんとも意味不明な作品ですが、最初なのでこんなもんですね。

画像2

【タイトル】高校野球?物語

【URL】https://scratch.mit.edu/projects/370321629/

次の作品も前回同様にアニメーションですが、前回よりも質か格段に上がっていて、成長している感じが分かります。

前回も登場した腕を組んでる女性は何者なのか…

画像3

【タイトル】逃走中HAHAHAHAHAHA

【URL】https://scratch.mit.edu/projects/370401225/

この作品がゲームとしては処女作です。

TV番組の『逃走中』をインスパイアして作ったゲームです。

緑の丸が逃亡者で、黒い丸がハンターになりなます。緑の丸を操作して制限時間を黒い丸から逃げ切れたらゲームクリアです。

長男坊は、この作品を皮切りに避けゲームを何個も作るようになりました。

画像4

【タイトル】ハイパー鬼ごっこ

【URL】https://scratch.mit.edu/projects/370510088/

長男坊が作った避けゲームの代表作がこの「ハイパー鬼ごっこ」です。

緑の丸を操作して、青や赤の玉から逃げ回るだけのゲームですが、単純なのでハマります。

ただ難易度がとても高く無理ゲーです。

画像5

【タイトル】PKゲーム

【URL】https://scratch.mit.edu/projects/371142347/

この頃は「ハイパー鬼ごっこ」と似た避けゲームばかり作っていたので、僕からお題を出して作ったのが、この「PKゲーム」です。

ゴールキーパーが分身したりと長男坊オリジナルの要素を詰め込んだ作品になります。
詰め込み過ぎてバグだらけなのが残念...。

また、このゲームを作る最中で「乱数と変数の違いってなに?」と、それっぽい質問をしてきて、この頃から長男坊が開発者っぽくなっていきました。

そして乱数の使い方も覚えました。

画像6

【タイトル】ジャンケンゲーーーーーーム

【URL】https://scratch.mit.edu/projects/372313398/

この作品も僕からのお題になります。

前回の作品で乱数を覚えたので、駄菓子屋にあるメダルのジャンケンゲームを作ってもらいました。

今回の長男坊オリジナル要素は、駄菓子屋のメダルゲームと異なり、最初にメダルを賭けて、勝ったら1倍から50倍までの獲得レートが抽選で決まります。多くメダル掛ければ、獲得できるメダルの枚数も多くなるジャンケンゲームになっています。

基本の作りは、前回の「PKゲーム」と同じなので、ベースは簡単に作れたのですが、獲得レートを決める抽選が、1倍も50倍も同じ比率で当選していましたので、簡単にメダルが増えてしまう状態でした。これだと最初は楽しいけど飽きるんですよね。

そこで「駄菓子屋さんはどうなるとハッピーか?」「お客さっはどうなると何度も遊びたくなるか?もう一度やろう!と思うのはどんな気持ちのときか?」など追加で課題を与えたところ、「駄菓子屋さんだったら儲かりたい!」とか考え、一度はジャンケンの勝率を下げたのですが、「それだとお客さんが遊ばないよね?」と指摘すると、今度は獲得レートの当選率が、倍率が高くなるほど低くなるように修正してきました。

ジャンケンゲームと言うシンプルなゲームですが、ゲーム提供者とプレイヤーの両方の視点で考えないとならないことを学べたと思います。

画像7

【タイトル】アンダーテールAU不信サンズ戦

【URL】https://scratch.mit.edu/projects/375131577/

この作品が現時点の最高傑作になります。

長男坊が大好きなゲーム「アンダーテール」をインスパイアして作ったゲームです。

アンダーテールで好きなキャラの「サンズ」がランダムで多彩な攻撃を仕掛けてくるので、その攻撃を避けながら、レーザーでダメージにダメージを与えてクリアします。

このゲームも難易度が異常に高く無理ゲーだったのですが、回復アイテムや攻撃強化アイテムの追加機能で組み込んでクリアする難易度を下げる為に工夫していたりします。

そしてこの「アンダーテールAU不信サンズ戦」の開発期間が、なんと1日なのです。

前作の「ジャンケンゲーーーーーーム」を終えた翌日に完成させました。

我が子ながら、この短い期間でここまでのゲームを良く作れたなと感心してます。

みなさんもぜひプレイしてみてください。
コメントなどもらえると長男坊も喜びます。

次に長男坊がゲーム開発にハマることで感じた【良かったこと】と【悪かったこと】を簡単に挙げてみます。

【良かったこと】
・興味関心ごとが増えた。
・宿題などを早く終わらせるようになった。
・臨時休校で持て余す時間が減った。
・ゲームで遊ぶ事への執着が弱くなった...気がする。

【悪かったこと】
・没頭し過ぎて夜遅くまで起きてしまう。

今はコロナの臨時休校の影響があるので、あまり【悪かったこと】が思いつかないのです。

そして今回お世話になっているプログラム学習サイト『SCRATCH』についても良い点を挙げておきます。

・プログラムコードを描くのではなく、部品を組み合わせることで視覚的にゲームが作れる。
・他の人が公開したゲームの中身を見ることができる。
・他の人が公開した画像や音楽などの素材を使うことができる。
・自分が公開したゲームにコメントがもらえる。
などなど。

他のプログラム学習サイトも試して比較してはいませんが、長男坊が短期間でゲームを作れるようになったことを考えると、難易度も低く良いサイトなのだと思います。

最後に...
コロナの影響による臨時休校で、外出も控えて時間を持て余している子供たちも多いと思います。

多くの企業が子供向けの有料コンテンツも無料で開放されてはいますので、この機会に室内でもできる色んな体験を子供たちにさせてあげてはどうでしょうか。

僕はエンジニアなので偏りはありますが、『SCRATCH』以外にも子供向けのプログラム学習サイトは沢山ありますので、今のタイミングでプログラムを学ぶのはオススメです。

ゲームで遊んでいるだけでは想像力はついても創造力はつきませんが、実際にゲームを作る体験は創造力が養われるのでとても良いと思います。

もし子供たちが時間を持て余していましたら、ぜひお試しください。

長くなりましたが本投稿は以上になります。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。

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