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環境と人で、自分は変わるんだって話。


「高校生の時にサッカー部のマネージャーを務めており、保護者の方や、他校の監督・マネージャーの方々とご挨拶する機会も多かったため、人見知りは克服いたしました」


就活の時に何度か自分の口から出したことのある、この文言。


子供の時みたいに、初対面の人を前にすると涙が出ちゃったり(幼少期は祖母ですら無理で、両親と兄弟以外に抱っこされると泣いていたらしい)何も発せなくなったり、そういうのはなくなった。


人見知り、なくなった。
うん、事実。


でも正直、人間関係を築くって、あんまり得意じゃない。


自分から話かけるのも別に嫌いじゃないし、なんでか第一印象怖がられることが多いから、むしろ自分から話しかけないと印象を変えられないし、最初のタッチは頑張れる。


でも、そこからの距離がまぁ長い。


面倒くさくなっちゃうっていうか、他人はどこまでいっても他人だからって心の底で思ってて、どれだけ話を積み重ねても「どうでもいいや」とか「この人はこうなんだ」で、好きとか嫌いとか、そういう感情すら抱くことなく、その人との時間を過ごしちゃう感覚。


上手く言葉に落とせないね。


基本人に好きとか嫌いとかっていう感情をいつしか抱かなくなって、友達から悪口を聞いても「その人はそうなんだし、それをあなたは嫌だと思ったんでしょ」みたいな感じで済ませちゃう。
自分がどっち派とか、そういう考えにならない。
事実だけで終わる感覚。


だから、心を許せる人って本当に数える程度だったし、そのことをマイナスに捉えてもなかった。



他人は他人だから、自分の話をすることって割と少ないと思っていて「聞いて聞いて~」とかできない。
私の話になんて、誰が興味あるの?っていうのが先行するから。


でも、ある環境に身を置いてから、そんな自分が少しだけ変わった。
というか、自然と話せちゃう場所、人が突如現れた。



それが、以前勤めていた会社。


まず最初の出会い……

内定者の段階で、まだ入社するか決めかねていた時に、人事のおじさんが「君たちは絶対に合う」と言ってきて、勝手に同じ日に集められた内定者女子3人。

これが不思議で、初対面なのに、何を言わずとも通じる不思議な感覚に陥った。

1人は違う会社に入社したし、私ともう1人は、この会社に入社を決めたけど、それぞれ退職した。
でも未だに3人で連絡をとって、定期的に集まっている。

この2人の前では、自然と自分の話が出来ちゃうし、他人は他人で変わらないけど、なんかこう楽な感じがすごい。



次は入社後……

入社手続きの時に隣に座っていた男。

同期と仲が良いに越したことはないからと思ったし、上述の通り、初対面に話しかけるのは別に苦手じゃないから、私から話しかけた。

今でも覚えてる。
このノート私も使ってる!
とかって、まったく意味のない会話したこと。


でも、この男、人間観察と言語化が超上手。

知らない間に、言葉を選ばずにでも感情をぶちまけられる存在になってた。

その人とは今でも話す。
こういう関係になった明確なタイミングってなかったよねって。


それくらい自然に、多分仕事観が似ていたし、人生観が似ていたから、気付かない間にこの関係性になっていたんだろうな。



他にも……
先の男の他にも、同期で仕事観が合う人が2人居て、仕事でもプライベートでもずっと一緒みたいな、まるで大学生みたいな感じの期間もあったくらいに、一緒に居て心地良い人たちが居た。

この3人の前では、恋愛の話も、人生の話も、もちろんどうでもいい愚痴とかも出てきちゃう。



まだまだ……

1つ上の先輩。
もう、気遣いがパーフェクトすぎて、尊敬してる人。
根はギャル(私はそう思ってる)で超仕事できて、プライベートも充実してて、でも超親しみやすい。

この人にも自然と話が出来ちゃう。



で、好きとか嫌いとか、感情を抱いてこなかったのに、この会社の人たちだけには「どうか幸せであれ」って心から思ってる。


不思議。


過ごしてきた時間がもっと長い友人もいるはずなのに、前職で出会った人たちは、過ごした時間とか関係なしに、私の中での個人的心の距離が近づくのがめちゃくちゃ早かった。


(もちろん中学で1人と、高校で2人、心の底から幸せであれと思っている人、居ます)


う~ん。
まとまりが、どうにもないけれど、要は、人間関係を構築するのが苦手な私を見抜いて、それでも良いとしてくれる、それが良いとしてくれる人が、周りに現れると、人はそれを認められるんだって話だ。


ここまで読んでくれた人、ありがとう。

そんな読んでくれたアナタに感謝の気持ちを抱きたいから、是非スキを押していってね。


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