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映画館で観て、聴いてほしい映画賛歌 映画『バビロン』


 

こんな人にオススメ

  • 映画(特に昔の)が好きな人

  • 映画史に興味のある人

  • 過激な表現に耐性のある人…

前に劇場予告を観てからずっと楽しみにしていた作品です^^ 『ラ・ラ・ランド』の監督で、『夢と音楽のエンタテインメント』なんて言われたら面白くないわけないと、友達と一緒に映画館で観てきました。私も楽しめたんですが、友達は大絶賛でした^^ 可能な限り、映画が好きな人と一緒に観に行って何を感じたか語り合うべきだと思います!ただ、過激な描写が凄まじいので、そこは理解したうえで観た方がいいです… 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』をもっとキツくした感じでした(^-^; そこさえ大丈夫なら、音楽もストーリーも劇場で観てこそのものだと思うので、是非大スクリーンで観てほしいです!

あらすじ

夢を抱いてハリウッドへやって来た青年マニーと、彼と意気投合した新進女優ネリー。サイレント映画で業界を牽引してきた大物ジャックとの出会いにより、彼らの運命は大きく動き出す。恐れ知らずで美しいネリーは多くの人々を魅了し、スターの階段を駆け上がっていく。やがて、トーキー映画の革命の波が業界に押し寄せ……。

過激描写に注意

 

始めにも書いたように、思わず目を背けたくなるような汚い場面があります… それも具体的には書けないレベルのものでした(^-^; この映画はドラマ/コメディという分類で、そういった汚さが笑いに繋がる場面ももちろんあるんですが、苦手な人は気分が悪くなるかもしれません。加えて、劇中に激しい光の点滅もあります。過激な描写だけを理由にこの映画を観ないのはもったいないと思う反面、ある程度覚悟して観たほうがいいとも思います。

テンションの緩急

 

『バビロン』は最初に静かな場面からスタートしたかと思えば、すぐにカオスな乱痴気騒ぎのパーティーに切り替わります。落ち着くシーンと音楽でアガるシーンが何度も交互にやってきて、非日常をこれでもかというほど楽しめました^^ こういったテンションの波が心地良かったです。3時間9分で上映時間が長いんですが、スクリーンに釘付けにされてあっというまでした。

音楽の緩急

演奏シーンも迫力があって引き込まれます。

劇中使われる音楽はテンションが上がる賑やかなものからしっとりしたピアノ曲まで幅広く、どれも耳に残ります^^ サントラは48曲、1時間30分越えの大作ですが、しばらくリピートすると思います。中でも『Welcome』が映像の衝撃もあって一番印象的です。

豪華キャスト

ブラピは流石の貫禄でした^^

ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、トビー・マグワイアといった豪華なキャストが見応えバッチリのドラマを盛り上げてくれています。特にマーゴット・ロビーはすごい役を演じています(^-^; 今作で見せる表情が多彩すぎて、逆にどんな顔を見せていなかったか思いつかないぐらいです。トビー・マグワイアは怖すぎて笑っちゃいました笑

ここから映画『バビロン』のネタバレを含みます。ご注意下さい。

 
 

映画讃歌

 

映画に関わる複数の人物の視点から描かれる栄枯盛衰の物語は、それだけだと切なく悲しい話で終わってしまいます。ですが、最後のマニーの回想?と涙によって、彼らが少しは報われた...と思いたいです;; 歴代の作品と一緒に登場人物たちがフラッシュバックする演出は、映画愛を感じると同時に、映画制作に携わっていた全ての人を讃えているようにも感じました。撮り直しで発狂したり、命懸けで撮影したり、今までの狂気とも呼べるような行動の原動力を最後の最後に垣間見れたような気がします... 思わず笑ってしまったクレイジーなシーンも、映画に対する情熱から来ていたのかな...なんて想像してしまいます。

最後に

映画制作の光と闇(当時の)を映しつつ、最後は「やっぱり映画って素晴らしい!」と、映画に関わる全ての人を肯定しているように感じました。

観る人によってこの映画の感じ方や評価は全然異なってくると思います。様々な人が様々な様子で映画を観ているラストは、それぞれの楽しみ方があっていいんだと思わせてくれました^^ この感想も、そんなラストシーンに背中を押されて投稿しています。長く書きましたが、とにかく映画館で観て良かったです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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