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4回目の”おめでとうございます”とユマニチュード。

またまたおめでとうをいただけました、ありがとうございます。

今回は、業界あるあるの応募で書いた『部下を持つという事。』に沢山スキを頂けたという事です本当に嬉しい限りです。

6月1日の記事でした、管理者ばかりを部下に持つようになっての心境というか、リーダー論について考えたり考えさせられたりする内容について書いていたと思います。

これから個性を重視していく時代、これからの人手不足の中での介護現場をどう切り盛りしていくか、想像もつかない状況の中で僕たちは無い知恵を絞りながら状況に応じて対応や対策を考えないといけません。

国が定めたルールの範囲内での運営。
その限界を超えての保険外サービスの運用。
多様化するニーズと人手が確保出来ない中でどのように対応していくか、会社が生き残りをかけてどのような動きが生まれるのか。
介護職の処遇改善と介護職の専門性とは何かという自問自答。
現実と理想の狭間で考えたり頑張る事、前を向く事をやめてしまう事の怖さ。
目の前の利用者さんのために何ができるか。
でも、確かに手の届かない所でも僕らの手を必要としてくれている利用者さんがいる現実。

生活の質の向上が目的なんだけど、それを100%実現するには現実には難しい事。
人がいないから本当にそうなのか。
他に工夫はないのか。
経営が上向かないから環境の改善も後回しなのか、それが正しいのか。

立場上、考えることや会議に出る事が多くなりましたが、ほんとうに疑問や不安が深まるばかりです。
悪循環の中にいる、という実感が凄いです。

どこかでこの循環を断ち切らないといけないはずなのに、そこに手が出せない。
経営を考えれば介護報酬との関係でやれる事にも限度があります。
現場を考えれば人手不足とスキル不足によりやれる事に限界が生まれます。

ただ、現場での仕事にはまだいろんな工夫の余地はあると思いますが、僕と同じように考えているリーダー層や現場職員のあまりに少ない事に愕然ともします。

そんなわけで、迷いつつある頭の整理と、しっかりと自分自身の初心を確かめるためにユマニチュードの動画を見て元気をもらいました。

いろんなケアのアプローチがありますが、知識や技術だけを知っていても意味がなくて、この動画のタイトル通りなんですけど、『優しさを伝える』これが重要だと思っています。

個人的には、優しさは人間らしさに通じるものだと思っていますので、職員それぞれが自分の優しさ・人間らしさを伝えてほしいと思っています。

ケアの手法や資格は、単なる知識や技術ですから、それをきちんと応用できてこその専門職と思います。特に介護職は、それら全てを動員して1人の個性と人生と向き合う凄く面白い仕事です。
知識や技術が通用せずに打ちのめされることもあるでしょう。
でも、基本的な事がしっかり実践できていれば、そうそう通用しない場面はありません。そのヒントがこの動画にあります。

人間として当たり前の事が一つの技術として紹介されていますので、ぜひ参考にしていただければ嬉しいですし、介護職の方はこういう動画から元気をもらってもらえると嬉しいです。

僕も何回も見ている動画ですが、こういう学習は、何度でも繰り返す事も大事だと思っています。
繰り返す事で新しい発見があるし、その時に到達しているレベルに応じた”答え”が返ってきます。

現場職員の多くが、一度観たり聞いたり学んだ事については、『もう知ってます』とよく言いますが、真に理解して実践している職員ほど、何度でも同じ学びを繰り返しているように見えます。

利用者さんや認知症の方と、きちんと一人の人間として向き合う事。
当たり前だけど、もしかしたら当たり前になっていない現場が多いのではないか、と思いました。

忙しいから、人手が足りないから、という逃げ道に安易に逃げ込んで工夫の追求すらできていない可能性もあるのではないか、と今回は改めて感じる事ができた内容でした。

人間としてどうあるべきか。

これを考えていれば実践できる当たり前のケア技術だとは思いますが、それが難しいという事は、やはりどうしてもケアを提供する側が相手を下に見ているからだと思います。

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