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メタ認知について調べてみました。

コテンラジオを聞き始めてから、要所要所で”メタ認知”というキーワードが出ていました。
気になってはいたのですが、なんとなく客観的にみる事とか、大きな視野で見る事・・・みたいな認識できいていましたが、きちんとその意味についていつか調べないといかんな・・・と思っていて、今日がその日になりました。

メタ認知(メタにんち、英:Metacognition)とは、「メタ(高次の)」という言葉が指すように、自己の認知のあり方に対して、それをさらに認知することである。メタ認知という概念の定義やその活動は分野によって様々であるが、心理療法認知カウンセリングをはじめ、ものごとや経験に対して正しい理解を行えているかなど、自分の認知行動を正しく知る上で必要な思考のありかたを指すことが一般的である。

Wikipedia ‐ メタ認知 ‐

そもそも”メタ”という言葉自体の意味すら正しく知らなかったので、この機会に学べてよかったです。

メタ=高次の、という意味だそうなので、自分自身が何をどう認知しているのかをかなり高い所から俯瞰して更に認知する、というような感じがメタ認知、という事のようです。

かなり冷静に客観的に自分を見下ろせないと難しそうですね。

メタ認知(metacognition)とは、簡単に言うと「自分の認知を認知すること」となります。

「認知」とは考えていることや感じていること、記憶や判断などを指し、これらを第三者視点から俯瞰して見ているように認識することがメタ認知です。

「メタ」には「超越した」や「高次元の」といった意味があるため、別の言い方をするならば「認知をより高い次元から認識すること」となるでしょう。

識学総研

別のホームページでの紹介でも似たような説明ですが、普通の認知を超越した認知、という言い方の方がなんとなくそれっぽい気もします。

認知をより高い次元から認知すること、というのが分かりやすい説明ですね。

このメタ認知能力を鍛えると、冷静に物事を考えられるようになるなど、様々なメリットがあります。その結果、目標の達成が容易になったり、問題を解決する力が育まれたりします。

最近では、自分の思考や行動を正確に把握、コントロールできるようになるとされ、ビジネスに役立てるために注目されています。

識学総研

たしかに冷静でないと出来ない事ですね。
思ったよりポピュラーな言葉だったようですが、個人的にはコテンラジオの中でしか聞いてない単語だったのでちょっとびっくり。

メタ認知という言葉を定義したのは米国の心理学者ジョン・H・フラベル氏です。

もともとは心理学の世界で用いられていた専門用語であり、つい最近まで一般的に用いられることはありませんでした。

その後、脳科学や教育関係で用いられるようになりましたが、近年では人材育成や経営などの世界で、必要な能力として重要視されるようになっています。

識学総研

人材育成や経営の面で必要な能力として注目されているのがメタ認知、という事ですね。

意味は知らなかったのですが、それなりに人材育成では似たような感覚で取り組めていたような感じがありますが、特にこれからの人材育成が待ったなしで超重要な介護現場の育成ではメタ認知できるかどうかというのは非常に重要なポイントになりそうです。

メタ認知の歴史を紐解いていくと、行き着くのは「無知の知」で有名な古代ギリシアの哲学者、ソクラテスです。

無知の知では「自分が何も知らないということを自覚している」という知恵を指していますが、これこそまさに「自分が何を認識しているかを認識している」状態=メタ認知だといえるでしょう。

識学総研

無知の知は知ってましたし、この自分が何も知らないということを自覚している状態というのは凄く重要で、自分が何をどう認識しているのか本当に理解しているのかどうか、という視点が持てるかどうかが非常に重要です。

これ、単純に知りませんでした、という事じゃなくて、自分が何もかも全て知っているわけではない事を自覚しなさい、という意味だと思っています。
実際、僕自身、このメタ認知という言葉の意味も知りませんでしたし、まだまだ知らない事があるはずですし、既に知っている事でも本当の意味をまだ知らない可能性というか、本当に物事の真の意味を知っているかと言われると自信がありません。たとえば、リンゴひとつとっても、それをリンゴと認識はしていますが、それって人間の認識のレベルでリンゴという認識ができているわけで、もっと違う視点、たとえば地球から見た時、宇宙から見た時、原子レベルの世界から見た時に、そのリンゴは本当に僕らが見ているリンゴと同じ認識になるのだろうか・・・なんて考えたりするわけで、無知の知ってそういう事も含めた事なんだと思います。よくわからんけど。

メタ認知能力が高いと、人は冷静に行動できるようになったり、戦略的に判断できるようになります。したがって、第三者から見てもメタ認知能力が高いかどうかは、ある程度わかってしまうものです。

その特徴が下記の3つです。

冷静な判断と行動ができる
物事の本質を捉えるのが得意
自分について客観的な分析ができている

識学総研

冷静で分析できて客観的に物事が見れる人、って事かなぁ。

自分を第三者視点から見ているように客観視することで、自分の思考や行動のクセ、または自分のやりがちな失敗などを把握する作業を「セルフモニタリング」や「メタ認知的モニタリング」といいます。

このモニタリングを行うことで、自分がどのようなときにどのような感情が湧いてきて、どのような行動をしがちなのかを確認していきます。

具体的なやり方は、自分が感情的になったたときに、まずはそのことに気づくことから始めましょう。例えば、自分が何かに怒ったとき「今、自分は怒っている」と気づく、といった具合です。

そして次は「自分はなぜ怒っているのか?」を考えましょう。この行為を繰り返すことで、自分がどのような時に怒りやすいのかを把握できます。こういったことを把握できるようになったら、次は「コントロール」というステップに進みます。

モニタリングによってわかった自分の欠点や課題を、改善または克服するための行動がコントロールです。例えば、「自分は怒りやすく、感情に任せた行動をしがちだ」とわかったなら、「次は怒りの感情が湧いた時に深呼吸をする」といったコントロール方法を身につけていきます。

このモニタリングとコントロールを何度も行うことで、少しずつ自分の欠点を改善することができるのです。

識学総研

これ、アンガーマネジメントですよね。
訓練すれば出来るようになると思いますが、そもそもアンガーマネジメントが必要だと思ってなかったり、怒りの感情を客観視できない限り出来ない事なので、そもそもメタ認知が出来ていないと難しい事なのかもしれません。

ただ、やはり鍛える事で出来るようになる事なので、こういう事を意識してメタ認知能力を高めていく事で、同時にアンガーマネジメントもうまくできるようになる感じですね。

マインドフルネス

メタ認知能力や集中力を鍛える方法として、最近流行っているのがマインドフルネスや瞑想です。瞑想はGoogleなども導入しており、Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズも行っていたとされ、その効果は世界のトップ企業が認めています。

瞑想では自分の思考を常にモニタリングすることで、メタ認知能力を鍛えていくのです。

瞑想のやり方はまず床に座り、正しい姿勢を保ちます。座り方は胡座や結跏趺坐で行う人が多いですが正座でも構いません。その後は身体の力を抜き、目は閉じるか半目のままにします。

そのまま、何も考えずにただ呼吸に集中してください。しかし、実際やってみるとわかりますが「何も考えない」のはとても難しく、気づいたら何か別のことを考えています。

この時、「何も考えてはいけない!」と焦るのではなく、ただ「あぁ、自分は今、こんなことを考えていた」と、ただ考えていたことを遠くから眺めるような感覚で、その思考を手放しましょう。

識学総研

何も考えないというのは難しそうだったので、瞑想とか興味はあったのですが、いろいろ考えてしまう自分には無理だろうなぁ・・・なんて思っていたのですが、いまこんな事を考えているんだぁ・・・なんて自分の事を傍観する感覚でいい、というこの説明を読むと、瞑想も自分でも出来そうだな、なんて思いました。

たぶん、何も知らないで瞑想してたら記事のように『何も考えたらあかんのに!』って思って焦ってたと思います。

最後に、メタ認知の心理テストが出来るサイトがあったので紹介します。

以下の内容が、僕が実際にテストを受けてみた結果の内容です。

よかったら皆さんも診断してみてくださいませ。
5分くらいで終わりました、簡単な内容でしたよ。

自己管理とコントロールのストレス対処スキルテスト 認知行動コーピング

自己客観視
Self-Monitoring

◇【高い方】:ストレスの元となる問題解決や課題の達成について,自分の動向を「かなり高いレベル」で自己客観視ができます。より,わかりやすく言うと,今,自分自身が何をしているのかをモニターを通したように,把握することができます。特徴としては,好きな課題でないとしても,何かを目指して努力するとき,課題に注意を向けることができます。現状,自分自身がストレスや問題になっていることが何であるのかを把握できます。また,問題解決や目標を目指して努力している時,自分が行っていることについて,高い意識を持っています。また,目標に向かって取り組んでいるとき、定期的に自分の進歩状況をチェックできます。難しい物事に取り組んでいるとき,自分が考えていること(思考)について,細心の注意を払うことができます。

【高めるヒント】:自分自身が抱えているストレスや問題,そして,それを解決するための目標について,他人の目線の意識で,自分を冷静に客観視すること。問題となっている目標に意識を傾けること。目標に向けて,いくつかに絞り,自分自身をチェックすることなどがあげられます。

自己管理とコントロールのストレス対処スキルテスト 認知行動コーピング

自己評価の低さ
Low Self-Evaluation

■【低い方】:あなたは,自分に対する自己評価は,とても高い人です。また,あなたは,ストレスの原因を解決するために,重要な目標を設定したとき,その目標を成し遂げるスキルや自信を持っています。あなたは,自分が人生で直面する問題に対して,目標や計画を作成することは,簡単にできると感じています。自分が達成する目標は,自分にとって、意義がある見出すことができます。

【高めるヒント】:★これらの対策としては,自分自身が設定した基準を明確にして,今ある自分の課題について,ポジティブな視点で捉え直すことが重要であると考えます。たとえ,自信やスキルがないとしても,何度も場を重ねるなどして,チャレンジすることがよいと考えます。また,自分自身のスキルアップや自信をつけるために,困難な状況に身を置き,慣れていくということも大切であると考えます。

自己管理とコントロールのストレス対処スキルテスト 認知行動コーピング

自己強化
Self-Reinforcement

◇【高い方】:あなたは,なにか物事が前進したときは,生きがいを感じ,喜びを感じることができる人です。現在,困難な状況であっても,その後にある自分自身の楽しみを作る事ができ,困難なことでも乗り切ることができます。他の人が,自分をほめてくれなくても,自分自身をほめたたえ,やる気を起こすことができます。正しいことをすれば,気分が良くなります。

【高めるヒント】:★現状では,進展しないようであれば,生産的なことで,自分自身が楽しいと思えることを見つけてみるのが良いかもしれません。また,様々な出会いや学びの場から新しい世界を見つけることができるかもしれません。様々な領域について,好奇心を持ち,複数のチャレンジをしてみるのが良いかもしれません。

自己管理とコントロールのストレス対処スキルテスト 認知行動コーピング


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