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僕が自分の弱さと向き合うとき【6/17 対ホークス戦●】

9回2アウトまでタイガースが勝ってたんですよ〜〜〜
6回までナイスピッチングだったんですよ〜〜〜
唯一の被タイムリーも打ち取った当たりだったんですよ〜〜〜

だから……今日の勝ち投手は大竹耕太郎ってことになりませんかーーー!!

なりませんか、そうですか……。

つい勝利投手の権利が目前で消えたことばかり取り上げられているけど、だからといって大竹が好投した事実が揺らぐわけじゃない。最後の結果ばかりに目を奪われて、それ以外のことをなかったことにするのは、僕のスタイルじゃない。
昨年まで所属した古巣へのピッチング。あえて邪念を取り払い全く意識しないで臨むか、それとも古巣への意識が悪い方に働いて力むか、大竹はそのどちらでもなかった。むしろ普段以上の力を出せているように感じた。スピードは速くなくても、緩急で打者を惑わした。ホークスの選手は去年まで後ろで守りながら大竹のピッチングを眺めていたから、どういう攻め方をするかはある程度分かっていたはず。けれど、大竹はそのイメージを超えた。決まってほしい場面で投げたボールが四隅に決まっていた。


何回見ても、先発投手の勝ちが消える瞬間は慣れない。
これだけ揺らぎやすく、不安定なものなのだから、時に目の前からすり抜けていくことだってある。
勝ちの付く付かない、多い少ないは投手の能力を純粋に測ることはできない、こんなことはずっと前から言われているし、もう多くのファンの間では認知されている。
それでもなお、勝ちの付く付かないに僕たちファンはやきもきする。そうじゃなければこれほど落ち込まないし、ショックを受けない。

思いがけない理不尽な目に遭ったとき、僕は自分の弱さと向き合うようにしている。いくら残念な気持ちになっても、ときに期待を裏切られたとしても、僕はタイガースをストレスの捌け口にしたくない。
「しない」と言い切れないのは、僕の弱いところだ。ちょっとでも隙を見せると、弱い自分が顔を出す。弱い自分をなくそうとすると、それはそれでつらい。自分の気持ちに蓋をすることになるからだ。そういう弱い自分がいることを認めることで「そっちには引っ張られないぞ」って気分になる。

オチが思いつかないのでおわり
試合結果だけ見て大竹のナイスピッチングなかったことにするなよー!


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