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「コンサル一年目が学ぶこと」からこれまで社会人経験の中で聞いたことのない話をピックアップする

こんばんは、とびふと(@tobifuto2)です。

「コンサル一年目が学ぶこと」という本を読み、これまでの社会人経験で言われたことがたくさん載っていて、こんな本が社会人一年目であったらなぁ。なんて思っていたら初版は私が既に社会人一年目の年でした(笑)

読書をせずにいたがために社会人歴満7年以上経ってでこの本に出会いました。

この7年の中で先輩や上司に指導していただいたおかげで、この本に書いてあることは大体聞いたことがある内容でしたが、中には聞いたことのない内容がありました。

今回は、「コンサル一年目が学ぶこと」の中から、7年の社会人経験では聞くことのなかった内容をピックアップして解説していきたいと思います。

✓PREPの型に従う
✓多国籍のチームで働くときは、合わせようとすること自体をしない
✓20対80の法則

・PREPの型に従う

簡単に言うと結論から話せという内容です。

なぜ結論から話すべきかというと、短い時間で必要なことを伝えることができるからです。

例えば、上司や役員クラスの人達というのはとても忙しいです。忙しいだけでなく彼らは時間単価が高いです。そんな人たちに何かを報告する際に、つらつらと何かを述べた後で最後に結論なんか言ったときにはどんな反応をするか考えればわかりますよね。

こういった理由から、結論から話せということに繋がるのです。

社会人であれば基本中の基本ですよね。そのくらい当たり前の「結論から話す」という方法に、PREP法というものがあります。

PREPとは、次の頭文字からきています。

P:Point=結論
R:Reason=理由付け
E:Example=具体例
P:Point=結論の繰り返しで締める

結論から話して、次になぜなら・・・と理由付けをするというところまでは当たり前のように使ってきましたが、その続きはこれまで聞いたことがありませんでした。

具体例を述べて最後に結論で締める。たしかに具体例があって、最後に結論がくれば、最終的に何が言いたいのかありありと伝えることができますね。

ちなみに、この章の最初はPREP法を用いて書いています。
ものすごくわかりやすく使ってみたので、おそらく気づいたとは思いますが(笑)

・多国籍のチームで働くときは、合わせようとすること自体をしない

これはつまり、国も人種も性別も文化も違う人同士がお互いを全部理解するのは不可能なのでそもそも合わせようとする必要がないということです。

ではどうするのかというと、理解できる共通の言語でコミュニケーションをすれば良いのです。

ここでいう共通言語とは英語とかではなく、論理と数字になります。

A=B, B=CだからA=Cである。という論理は世界共通ですよね。

この考え方は日本人同士でも成立します。
同じ言葉を話し、同じ文化であるとはいえ、生まれ育った環境や世代や価値観が違う人たちが全員お互いに分かり合えるはずもないですよね。

そんなときは、論理と数字だけでコミュニケーションをとれば良いのです。

社会人になると必ず合わない人は出てきます。完全に考え方が違う人や価値観が全然違う人と分かり合おうとするとただただストレスです。
そういう人と仲良くする必要はないのです。

この合わせること自体をしないという考え方は誰にも教わっていませんが、肌感覚で合わせることは無理だと考えていました。
この考え方を読んだとき、自分の考え方って間違ってなかったんだと思いました。

・20対80の法則

これは仕事の速さを上げるためには余計な事はやらないということです。

この考え方を重点思考といい、20対80の法則ともいいます。

これは、80%という大多数を決める20%の要素だけに注目して仕事をするという考え方になります。

もっとわかりやすく言うと、重要な部分を見極めて、残りは捨てる。そして、重要な部分はさらに深く追求するという考え方です。

例えば大きなプロジェクトのマネジメントをする際、見積をチェックするということがあると思います。
すべてをチェックすると時間がかかりすぎるし、そもそも全部チェックするなら最初に作った人っていらないですよね。そんなときは、大きな金額のものに着目してチェックして、小さい金額のものはチェックしないという方法を取ります。そうすることで、ミスしたときの損失を最小限に抑えつつ、仕事の効率を上げることができます。

このやり方は20対80の法則に則っていると言えます。

若手の頃は上司がこのような見積チェックの仕方をしていて、細かいところは見ないのかよ!と思っていましたが、実際チェックする立場になると全部見切れねぇよ!と思って同じやり方をしていました。

この考え方を本で読んで、こういう仕事の仕方は色んな業種で共通しているんだということを知ることができました。

最後に

今回紹介した内容は、私の社会経験上はっきりと教えられたことはない内容を3つご紹介しました。

「コンサル一年目が学ぶこと」の中には社会人として大切なことがたくさん書かれています。若手の方にはもちろんですが、社会人歴が10年前後くらいでもなんとなくそうかもと思っていた内容がこの本で書かれていることがあるので、これまでの社会人経験の答え合わせとして読むことも面白いと思います。

ぜひ、皆さん読んでみてください!

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