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『大阪古着日和』が癒し映画だった!

さらば青春の光・森田さんの初主演映画
『大阪古着日和』を観てきました。

さらば好き、五反田ガレージ好きにはたまらない映画でした。

笑う。
めしを食う。
古着を買う。
ときどき誰かを好きになる。

冒頭、主役の森田さんが言うこのセリフ、映画のキャッチコピーになっているこのセリフがすべての映画。

取り立てて何かが起こる映画ではない。

さらば青春の光が大阪に単独ライブで3日間来ていると設定で、その大阪での3日間をコミカルに淡々と描いた映画。

主演の森田さんは森田哲矢本人をそのまま演じていて、『古畑任三郎 vs SMAP』のSMAPと同じで、同名なんだけど架空の森田哲矢を演じている。

もうまんまいつもの森田さんで、スクリーンに森田さんが映し出されているだけで笑みがこぼれた。

僕も一時期、古着にハマって古着ばかり着ていたことがあるので、古着の魅力が詰まっていたし、カレーうどんや居酒屋で食べる麻婆豆腐・チャーハンなどの食べ物が全部美味しそうだった。

ヒロインのナナ役を演じた花梨さんがめちゃめちゃ可愛くて魅力的だったし、そのナナの叔父役・光石研さんと森田さんの居酒屋での会話はもうコントで、めちゃくちゃ笑った。

森田さんの親父も出演していて、自然体で演技が上手かったのも印象的。

すべてのストーリーを回収するかのような、ラストのさらばの漫才も良かった。

岩井俊二監督作品のような、今泉力哉監督『街の上で』で下北沢の若者の日常を切り取ったような

この映画の登場人物をずっと観ていたいと思わせてくれる、観た後ちょっとほっこりさせてくれる良い映画でした。

6月4日、名古屋センチュリーシネマで観賞。

大阪古着日和

2023/06/06

飛田将行 とびたまさゆき

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