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ささやかに広がる窓枠の景色

心洗われた休日の夜の映画のお話

『しあわせの絵の具』

これを観ました。

詳しくはこちらをご覧ください!
月夜のたまさんの記事↓

asaさんの記事↓

実話と知らずにふわっと見てしまいました。
じんわりと感動が余韻となって心の芯をあっためてくれます。

感動どころは沢山あるのですが
私の潤い所は…

ルイスが絵を描くのは何故か?

劇中のサンドラの質問に答えるルイス。我流で教えることはできない。思いついたまま描く。身体の自由がきかないので旅行には出かけられない。でもルイスは窓が好き。窓から見える景色を頭の中で描いて筆をとる。雲の動きや陽の光。動物達や雪景色。緑葉や紅葉、街の風景。それを描き続けている。

ささやかに広がる窓枠の景色

彼女が置かれた境遇を考えるとそれだけで泣けてくる…。小さな小屋の小さな窓枠から広がる景色が自分のしあわせと感じる心。なんの不満も不足もない。その窓から見えるものがきらきらと輝いていてそれが彼女のすべてで美しい。

ルイスの切なさ

エベレットにベッドで迫られた時に、ルイスは結婚を条件とした。さらに子供がいた事を告白する。ただし、障害を持っていて生まれてすぐに埋められ⁉︎…既に亡くなっていると。

物語は先へ。その後は結婚もし、絵も売れて、人並みの夫婦喧嘩もやらかしたりと順調に人生は進んでいく。すでに初老を越え始めた頃に、実は娘は売られていて障害も無く生きている事を知らされる。これを聞いて胸が締め付けられる思いだった。

私はここにぐっときてしまう…。
娘が生きていたことにではない。

エベレットとの決断

子供をつくることを選ばなかったとすると、それを聞いた時なんて切ないんだろうと。その娘は幸せに暮らしている。それを確かめることもできた。小さな小屋の夫婦ふたりの暮らし。ルイスの心なら充分しあわせだったと想像できる。でも自分にも子供を持つことができたなら頑固で偏屈なエベレットを父親にさせることもできたかもしれない。

それでも二人に不足なんかなかった。

お別れの時までしあわせだった。

小さな小屋の小さな暮らし

モード・ルイスには絵があった。いや、絵の具があった。たったひとつ与えられた才をなんの疑いもぜずに直向けたことで、しあわせになれた。

無いものを数えるより

あるものに感謝する


うん。不足なんかない。
明日また、がんばれる
この映画に感謝。

モード・ルイスさんありがとう

おやすみなさい

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