おしまみゆき

文系大学院卒の限界サラリーマンです。雑文を雑に書いていきます。

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最近の記事

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あの日を忘れない。

昨年末からnoteへの投稿を始めて、五月雨式に色々な事を書いてきました。 特に予定も決めずに文章を綴って来たので、ジャンルに偏りがあったり、投稿頻度がマチマチだったりしています。 と言っても自分の為に書いているので誰かに謝るわけではないですが。 今回のトピックだけは予め書く事を決めていました。 投稿する日付までしっかり決めていました。 東日本大震災から十年が経ちました。 中学一年生だったあの日当時の私は中学一年生で、 その日は三年生の先輩方の卒業式が午前中にあって、 午後

    • 多読家の私が電子書籍を使わない理由

      今回は読書が苦手、または読書を始めたいと思っている人にこそ読んで欲しい投稿です。 休み休みではありますが、昨年末から始めたnoteへの投稿もいつの間にか多くなってきました。 そして何故か書籍に関する投稿の割合も異常に多くなりました。 ある程度の頻度で書籍に関する投稿をしてもそれなりにネタがあるくらいには読書を嗜んでいる私ですが、 実は電子書籍なる物をほとんど使ったことがありません。 留学中に一度使用したことはあるのですが、いまいち自分には合わず、 それからというもの、紙の

      • 青春は遅れてやってくる:明け方の若者たち

        私はまだ20代前半の人間なのですが、 「私の青春時代はまだ当分来ないのではないのか?」 と最近思ったりしています。 これは決して二十数年生きてきて未だにモテ期が来ていないからでもなく、 いつか見た夢が叶っていないからでもなく。 当たり前な事ですが、私にも中学・高校時代がありました。 以前の記事にも書きましたが、部活動には精を出していましたし、それなりに片思いも両想いも体験しましたし、 期の置けない仲間とバカ騒ぎをすることもありました。 The青春な学生生活。 ただ、こう

        • 性なる恋愛:すみなれたからだで

          いつの間にか性と恋愛を分けて考える事が難しくなってきました。 性というのはもちろん性別の事でもありますし、性の行いも指しますし。 というわけで、注意です。 今回はかなりセンシティブな記事になります。 あくまでも私的見解であるという点を十分にご理解いただき、閲覧いただければと思います。 テレビなんかを見ていると「初恋はいつですか」みたいな質問が取り上げられたりするのを見かける事がありますよね。 もちろん私は著名人ではないので公の場でそのような問に回答する事はないのですが、こ

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        あの日を忘れない。

          【オタク論】BL・百合という現象

          昨今、BLや百合というような同性愛(または同性愛を想像させえる友情)をモチーフとした作品群がオタク文化で非常に力を持つようになりました。 これは非常に面白い現象だと思うのは私だけでしょうか? これはもはや趣味嗜好またはジェンダーの多様化という言葉では片づけられない現象だと私は思います。 そこで、この記事ではBL・百合(GL)について少し考察のメスを入れてみたいと思います。 私は人並みにはアニメを見てきた人間です。 漫画も多少は読んできましたし、一時は女性アイドルにはまってい

          【オタク論】BL・百合という現象

          愚かさの熱量:恋は雨上がりのように

          数年前の自分を振り返ると、何故あんなことをしたのだろうと疑問に思う行動が多々あります。 非生産的、非合理的、少し考えれば恥を掻くのが自明の理。 そういう行動をそういう類いのものだと知りながら行っていました。 無知からではなく、知ってなお行う愚かな青春の時期が私にはありました。 私が高校の時に所属していたサッカー部では、同期の間でのみですが、 「愛のボレーシュート選手権」という謎の風習がありました。 それは週末の練習後に行われる行事。 その時に好きな人、気になっている人の名前

          愚かさの熱量:恋は雨上がりのように

          食事は最良のコミュニケーションだ:辺境メシ やばそうだから食べてみた

          我々はなぜ料理という面倒なことをするのでしょうか? もちろん、お肉などを生で食べられるほど私達の消化器官は強い酵素を持っていないからとか、できる限り美味しいものを食べたいから、という答えが出てくるのが当然だと思うのですが、 ただそれらだけではこの問いの答えに辿り着く事はできないと思うのです。 だって、今では料理らしい料理なんてしなくても、カップ麺だったり、手料理と変わらないくらい(なんなら下手な手料理より)美味しい冷凍食品が売られているじゃないですか。 テクノロジーというのは

          食事は最良のコミュニケーションだ:辺境メシ やばそうだから食べてみた

          「諦めるな」より「諦めても良い」と言える人間になりたい:銀の匙 Silver Spoon

          これまた突然の告白になりますが、 私は今まで20と数年生きてきて二度「もう死んでしまいたいな」と絶望したことがあります。 一度目は中学生の頃に部活でベンチを温める生活が続いていた時、二度目は一年付き合った女性にフラれた時。 今回の記事ではその一度目の事について少し書いていきたいなと思います。 私がサッカーという競技に出会ったのは小学3年生の時でした。 地元のチームに所属していた彼に誘われて体験入部をしたところ、今までスポーツらしいスポーツをしてこなかった自分にとっては、ただ

          「諦めるな」より「諦めても良い」と言える人間になりたい:銀の匙 Silver Spoon

          夜の帳が昇るまで:フィンランドサバイバル

          皆さんはフィンランドという国名を聴いてどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか? 実際に短期で旅行をした人ならヘルシンキの大聖堂やヨーロッパらしい石畳が続く街並み、オーロラツアーやサンタクロースにトナカイなんかを思い浮かべるでしょうか。 実際には行ったことはない人でも、社会学に興味がある人なら、福祉国家やPISAテストというワードが出てくるかも知れませんし、 雑貨好きならムーミンやマリメッコを思い出すかもしれないですね。 実は私は交換留学生として一年近くフィンランドに住ん

          夜の帳が昇るまで:フィンランドサバイバル

          恋愛における理想と現実:谷崎潤一郎

          「どういうタイプが好みなの?」 あまりにも出会いに恵まれないものなので、友人に紹介をしてほしいと頼む事もしばしばあるのだが、こうやって問われると難しいものでして。 というのも、私が理想とする女性と実際に好きになる女性のタイプには大きな乖離があるからなのですが。 こういう女性と良好な関係を築きたい、という理想はある。 明るく、聡明で、思慮深く、心身ともに健康的で、可能であれば料理上手で、できる事なら2つか3つ年上で・・・。 それでも、実際に私が好きになる女性、関係を持った女

          恋愛における理想と現実:谷崎潤一郎

          旅じゃなくても恥は掻き捨て:波よ聞いてくれ

          「笑われるんじゃなくて、笑わせる人間になれ。」 小さい時に私の母から言われ言葉です。 「カワイイとかキレイよりも、面白いと言われる方が嬉しい」と本気で言う典型的関西人の母は、フリ・オチも分からないような小さい時から私たち兄弟にそういう事を言っていました。 いじられても無視しろ、なら小さい子どもに言うのも納得なのですが、 いじられたら突っこめと言う母は相当珍しいのではないでしょうか。 そんな母の笑いの哲学は、笑いを能動的な物と受動的な物に二分するものでした。 笑わせる人間は

          旅じゃなくても恥は掻き捨て:波よ聞いてくれ

          文明の利器と愛の表象:ヴァイオレット・エヴァーガーデン

          突然なのですが、私はガラケーから携帯電話を使い始めた最後の世代の人間です。 自分の携帯を初めて持ったのが中学一年生の終わりのことでした。 一応スマートフォンはあったことにはあったのですが、まだまだ今ほどサービスは充実しておらず、LINEすら生まれていなかったと思います。 AppleがiPhoneを売り出した時なんかは、「こんなもの誰が買うのだろう」と思っていましたが、今となってはガラケーを使っている人を探す方が難しい。 これだけのイノベーションが一瞬にして起こってしまうのです

          文明の利器と愛の表象:ヴァイオレット・エヴァーガーデン

          昔から変わらない私を人は「変わった人」と言うらしい:変身

          喜ぶべきなのか悲しむべきなのか。 私はよく「変わった人」と言われます。 一口に「変わった人」と言っても、その意味を関する言葉は多種多様で、それらの中でも実際に言われた呼称としては「変人」「変わり者」「偏屈」「個性的」「社会不適合者」等々。 個性的はまだしも社会不適合者は流石に手放しで喜ぶ事は出来ませんね。 友人や教授は「そこが君のいいところ」なんて言うのですが、自分としては素直には受け入れられないわけですよ。 みんな違ってみんないい、な世の中で育ってきたならまだしも、行進と

          昔から変わらない私を人は「変わった人」と言うらしい:変身

          嫌う勇気:愛がなんだ

          プロローグ的な挨拶を除けばこれが初の投稿となるわけですが、どうも今回は私の身の上話を皆さんにお読みいただかなければならないようです。 実は私は恋愛という物が苦手です。 苦手というのは「好き」「嫌い」の問題ではなく、「得手」「不得手」という意味で。 20と数年生きてきて、15歳くらいには薄々気が付いていたのですが、ここ最近でそれは確信に変わりました。 独白的な文章がツラツラと続きますが、少々お付き合いいただきたく思います。 恋愛という物が苦手と申したわけですが、交際という物を

          嫌う勇気:愛がなんだ

          ご挨拶

          はじめまして。東中下層(とうちゅうかそう)と申します。 今日からnoteにて雑多に記事を投稿していく事に致しました。 もう、本当に雑多に投稿していく予定でございます。 ただ、一応初回という事で、今回は私の簡単な自己紹介と「主に」これから書いていきたい事について書ければと思います。 自己紹介さて、そもそも私は東中下層というものですが、「そもそも私は誰なのか。」まずはそんなお話です。 【東中下層】 出身:関西 身分:大学院生(文系) 趣味:読書、映画・アニメ鑑賞、旅行 私