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「子どもが生きていてくれればそれでいい」という思いと「宿題早くやらんかい」という思い

子どもが生きているって当たり前じゃないんだよな…とドラマを見て、改めて思う私。

今現在(2024年3月)フジテレビで再放送中のドラマ『救命病棟24時』

第5シリーズの終盤、子どもの臓器提供がテーマの回がありまして。

松嶋菜々子さん演じる主人公・救命医が、可愛がっている甥っ子の脳死に直面し

甥っ子の意志を汲んで臓器提供を兄家族に提案しつつも、本当にこれでよかったのだろうかという思いに、押し潰される様子が描かれていました。


これはドラマであり、フィクションであるとはいえ、やはり子どもが亡くなるシーンは涙が止まりません。

(子どもが帰ってくる前で良かった)

そして「ただいま~」と元気に学校から帰ってきてくれることは、ありがたいことなんだなと実感するのです。

子どもが当たり前のようにそこにいてくれること。

そしてその様子を、私も自分の目を通して見ていられること。

こんな幸せなことって、きっとないんですよね。


この気持ちを毎日、毎時間、毎分、私が持っていられれば

ガミガミ怒ることもないんだろうし、子どもとケンカになることもないのでしょうが…

が。

やっぱ無理です。



宿題をすると決めた時間に、好きなことを好きなだけやった後なのに、ゴネてたり、八つ当たりされると

最初は「うんうん、そうだよね」と傾聴の姿勢をとってみるものの、やっぱり怒っちゃいます。叱ります。

(傾聴の姿勢はすっ飛ばしちゃうこともある)

そのイヤイヤ、やだやだ言ってる時間に終わるのに…と思いながら。

「子どもは生きて、ただそこにいてくれるだけでいい」と、つい数時間前まではそう思った自分と

「ちょっとの宿題くらい、ごねずにやらんかい!」と白目になりそうな自分。

矛盾している自分に、なんだかちょっと笑いそうになりました。


でも、これでいいのかも。

私も息子も生きている以上、矛盾した気持ちなんていくらでもあるし、それが生きてるってことだし。

こういうやりとり(宿題やったら?えーーヤダ!しないもん!)も、もう少し経てば、笑える思い出になるかもしれないし。

根底に「生きていてくれればそれでいい」という気持ちを持ち、

上辺でわちゃわちゃぎゃーぎゃー言いながら生きていく。

うん、我が家はこれでいいかな、と思ったのでした。



***

『救命病棟24時』本放送時はあまり見たことがなくて、今回の再放送、わりと真剣に見ていました。

とても面白かったです。

今回の脳死後の臓器提供についてもそうですし、第3シリーズは救命医の過重な働き方がテーマになっていて、考えさせられました。

(今!just nowなら第5シリーズはtverで見れますよ)

今回は放送が見送られた第4シリーズ(震災がテーマ)も、見てみたいです。

(そしてこのドラマ、調べたところ、原作なしのオリジナル作品なんですよね。予算と時間と、もろもろの余裕があれば、原作に頼らずとも、こういった面白いドラマが作れるかな…)

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また😊☕



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