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外資伝説②『英語ができないとダメ』は本当か?~転職ノススメ第10回

まあ、結論からゆうたらな、職種とポジション、その会社の体制によんねん。

事業会社を例に、解説していくわ。

まずシニアマネージャー以上のポジションやったら、英語は間違いなくできた方がええ。シニアマネージャーは、どのくらいの感じかゆうたら、大雑把には日系企業の部長~本部長クラスやね。

ちなみに、その上はディレクターで、本部長~執行役員級。シニアディレクターは執行役~取締役、その上は、マネージングディレクター/ジェネラルマネージャーみたいな役職で、各国のトップはカントリーマネージャみたいなタイトル名になっとる。

で、なんでシニアマネージャー級やと英語が必須かゆうと、ディレクター以上への昇進には、たいていグローバルの本社やアジア太平洋地域の上級管理職(シニアディレクター以上)からの強い推薦が必要になるからや。

「英語は出来ひんけど、成果は出しとる!」

みたいなのやと、ディレクター級への昇進はむつかしい。なんでかゆうと、このレベルになってくると業績や状況、各種プランについて海外の上級管理職に報告して、議論して、時には戦って舵取りしていかなアカンやろ。

そのとき、
「あー、えー、ええまああ、あはは、いえす、いえーすモジモジ」
みたいな感じやと、もはや話にならへんやん。

「外資では英語が出来るけど、仕事出来ひんやつが上に行く」

みたいなことゆうやつおるやろ。

ある意味、まったく正しい。逆の立場で考えたらみてや。

もし自分がどこかの国を管理統括することになって、現地語しかしゃべられへん部下と、日本語がペラペラな部下がおったら、そら業務の能力に多少差があったとしても、日本語ペラペラを現地の責任者につけるやろ。だって、もう一人は、こっちがなにゆうとるかもちゃんと分からへんのやから。

もちろん、リアルなポンコツやったら話にならへんのやけど、英語で直接しっかりコミュニケーションできるゆうのは、本社側からしたらめっちゃ重要やねん。

ディレクター級の管理職としては、英語は必須ゆうてほぼ間違いない。

もちろん、例外はあるんやけどもwww

逆にゆうたらな、現場レベル、特に営業現場で英語、特に話したり、聞いたりする英語力が必要になることは、かなりレアや思っててええと思う。

もちろん、外資の場合、製品の資料や各種の社内マニュアル的なものがみんな英語になっとることが多いから、英語ができた方が有利ゆうのはあるかもやけど、ある程度日本での事業規模が大きな外資の場合、日本語の資料も最低限は用意できとることが多いから、そんなにビビらんくても大丈夫や。

そして、今や、ワイらにはDeepLがあるやんか。DeepLがあったらな、社内文書を書いたり、読んだりするくらいなら、もはや全く問題がないゆうても過言やない。

まさか、DeepLしらんやつはおらんやろな、、、2020年10月現在、最強の機械翻訳サービスやねん。

でな逆に、現場レベルで英語が必要になることが多いのは、バックオフィス、管理部門や。

外資のバックオフィスや管理部門は、海外拠点、アジア太平洋地域とかのバックオフィスや管理部門と密着しとることが多いから、そうすると現場レベルでも日常的に英語が必要になるってこともあんねん。

まあ、それでも現場レベルやと全員が全員英語が必要っちゅうこともないんやけど。

でな、「しやったら英語が出来るゆうたら、どのくらいのことなん?」て知りたいやろ。分かりやすいようにTOEIC換算でイメージ書いとくわ。

カントリーマネージャ、ローカルCxOレベル
900点+
(ゆうとることは、だいたい通じてる可能性がある。1~2割くらいは、通じてへんかもやから確認したほうがええ。相手のゆっとることは、8割~9割くらい分かる、、、はず)
※頻繁に海外との上級管理職とのやり取りが発生。事業の詳細な状況や戦略について英語で議論できる必要がある

シニアマネージャ以上
860点+
(たぶん、3~4割くらい通じてへんかな。ゆっとることもよく分かっとる業務に関しては7割程度、それほどでもない業務については6割程度の理解力)
※シニアマネージャになるところまでは、英語力ゼロでもいけるけど、その先になると、だいぶ厳しくなってくる。2つ上の上司までが日本人なら、まあ、当面英語は不要、、、かもw

バックオフィス、マーケティング(海外との連携がある)
800点+
(たぶん、5割くらい通じてへん可能性もあるけど、理解しとる業務の内容に限れば特段問題ない)
※海外とのやり取りが比較的限定されている場合は、英語力は不問なケースもある

それ以外
DeepLのURL知っとけばOK

TOEICの点はあてにならへん、ゆうやつおるけどな、ビジネス英語が出来てTOEICの点数がとれへんやつはおらへんで。

TOEIC860点取れへんやつが、ある程度広い範囲のビジネス上のトピックについて細かいこと分かるなんて、絶対にありえへんって断言できるわ。

もしかしたら、エンジニアリングの特定の領域とかで英語がグダグダでも海外のエンジニアとやり取りできてます、とかはあるかもやし、実際、ワイの知り合いの開発者は、フランス人の英語力がゼロの開発者と、数式とコードで打ち合わせしとったけどwww

あとな、
「ワイの知り合いで、英語全然出来んくて、Directorもおるで!!」
ゆう人、おるかもや。確かにな。営業職だとたまにおんねんけども、たぶん、アサインは日本の組織の管理に限定されとって、代わりに海外の上級マネージメントチームの一員として仕事する上司がその上におるやろ。

で、それ以上のポジションになることは、ほぼない。絶対ないとはゆわれへんけども。ほぼない。

いくつかの投資銀行やプロフェッショナルファームで、英語は出来ひんけども超絶有能な上級マネージャ(パートナー、MD級)が社内会議でも通訳つけて会議にしとるケースがあるの知っとるけど、まあ、そんなのは超レアケースや。

将来、外資で昇進したいなーゆうやつはシニアマネージャーになるまでにTOEIC860点くらいは取れるようにしておくとええで。

まあ、外資やと事業会社でも10年くらいの社会人経験でカントリーマネージャ候補になることも十分にあるし、なんかのはずみで無茶クソな昇進が発生することもある。ディレクターになるのは5年先か、7年先かみたいに悠長に構えとったら、「え、もしかして来年から?!」みたいなケースもないとはゆわれへん。

備えあれば、憂いなしや。

そのうち、その辺りについても書くわ。あと、英語の勉強方法も。

プロフェッショナルファームの特殊な事情とかも書きたいことあるんやけど、とりあえず、今日はここまで!

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