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雪の結晶

昨日,ことしに入って初めて雪が降った。降ったといっても,ほんのちょっとだけだったが。それでも,千葉ではほとんど降らないので,息子達の朝のテンションは高かった。

僕 「折り紙を切り抜いて雪の結晶を作ろうか。」

 僕が見本を見せる。

息子「簡単だよ。やったことがあるよ。」

 息子も折り紙を切り抜く。

左が僕の作品,右が息子の作品


僕 「パパのと息子君の,ちょっと違わない?パパのは六角形(6回対称)だけれど,息子君のは八角形(8回対称だよ)。」
息子「本当だ。」
僕 「実際の雪の結晶はどうなっているのか見てみよう。」

 Google画像検索で雪の結晶の写真を見る。雪の結晶は6回対称である。

息子「雪の結晶は六角形なんだね。」

僕 「それでは問題。折り紙で六角形の雪の結晶を作るにはどうしたらいいか。」

 息子は試行錯誤しているが,なかなかできそうにない。

息子「わからない。教えて!」
僕 「ヒントは,正六角形にこうやって線を引くと,正三角形6個にわけられる。そうすると,ここの長さが1だったら,ここの長さは2になるよ。」

  再び息子は試行錯誤するが,なかなかできそうにない。

息子「わからないよ。」
僕 「ちょっと難しかったかな。頭の体操みたいなものなのだけれど。じゃぁ,パパが見本を見せるから,一緒に折ってみよう。」

① 縦に四つ折りして折り目をつけた後,横に二つ折りにする。

② 真ん中の折り目を中心にして,右はじが左の折り目につくように折る。

③ 反対側も同じように折った後で,さらに半分に折る。

④ 切り込みを入れてできあがり。

息子「できた!!」

***

 人工的に雪の結晶をはじめてつくったのは,中谷宇吉郎先生である。中谷先生の雪の研究については,先生自身のコラムが青空文庫にも沢山おいてあるので,僕が説明するよりも,そちらを見ていただいた方がいいだろう。

 中谷先生は雪以外にも一般向けの文章を多数書いている。僕が好きなものに「科学の方法」がある。さすがにちょっと古くなってしまったところもあるが,理系の高校生・大学生には是非読んで欲しい1冊である。

 また,中谷先生といえば,ドミトリーともきんすにも登場するので,小さい子にはこちらがよいかもしれない。


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