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デザイン脳の育て方

デザインにとって必須項目である「創造性」を養うことは、「デザインの引き出し」を豊かにしてくれます。
ちなみに、ここで言う「デザイン脳」とは”デザイン制作を意識した着眼点・感覚の習慣化”のようなものを指しています。決して「デザイン思考」のことではありません。「デザイン思考」は一般的にビジネスアプローチ手法の定義ですので、もっと深い意味合いになります。

デザイン思考:本質的なニーズを見つけ、変革させるイノベーション思考

日常はクリエイティブ作品で溢れている

まずは最も手軽に実践できるトレーニングとして、私が普段行っている事例を御紹介します。その方法は超簡単!

日常、目に入るもの、手に取るものを意識的に観ること。

要は「観察」です。ほぼ職業病なので、既に行っているという方も沢山おられるかも知れませんが、これを常日頃から実践しているという方は、デザイン脳が構築されていると言えそうです。
ひとつ大事なのは、「ただ見る」のではなく「意識的に観る」こと。意識的に見ることで脳に蓄積されていき、それが知見となるからです。
日常は想像以上に、クリエイティブ作品で溢れています。街頭の看板やポスター、電車の中吊り広告、お菓子のパッケージ、ペットボトルのラベル…そのどれもがあなた以外のデザイナーの作品です。ふらっと出歩くだけで沢山の他者の作品に触れることができるのです。「なぜこの色を選んだのだろう?」「このフォントにした意図は何だろう?」など、制作者の心情を踏まえながら眺めると面白いと思います。気に入ったものはスマホで撮影して、コレクションしても良いでしょう。

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もちろん、優れたデザインだけではありません。街中には疑問符の付くようなデザインも沢山存在します。そのような作品に出会ったら、今度はデザインの添削をしてみると良いでしょう。「文字が目立っていないから、こうすると良いのでは」とか「このレイアウトでは読みづらいから、こうすべき」などなど。この方法はデザイナーだけでなく、ディレクターにも有効なトレーニングになると思います。

Pinterestを活用しよう

Pinterest(ピンタレスト)というSNSサービスを御存知でしょうか。
このPinterestを活用することでもデザイン脳を豊かにすることが出来ます。

活用方法は至ってシンプル。
「いいな」と思ったデザインアイデアを片っ端から「ピン(保存)」していくだけです。ピンが増えたら、項目ごとにボード(フォルダ)を作成して整理・分類しておきましょう。例えば「デザイン/バナー」や「デザイン/フライヤー」などなど。。
ボードに制限は一切なし。自分の直感でガンガン作成してしまって問題ありません。それ以降はあなたのピン傾向を学習して、常に新しいアイデアを自動的にホームフィード上で表示してくれるようになります。蓄積されたアイデアたちは、自分にとって何より心強い参考資料となってくれるはずです。
また、Chrome拡張機能をインストールしておけば、ネットサーフィン中に気に入った画像を見付けたとき、すぐ簡単にピンすることが出来るのでオススメですし、WEBサイトを丸ごとスクショしてアップしても良いでしょう。
私は最近、Pinterestにアウトプット情報を全て一元管理しています。

とにかくWEBサイトを見る!

あなたがWEBデザイナーなら、とにかく事例を沢山見る!というのが一番有効な手段かも知れません。訪れて「いいな」と感じたサイトをブックマークしてコレクションしても良いですし、優れたWEBサイトを集めたアーカイブサイトを巡っても良いでしょう。お気に入りのWEBサイトをトレースすれば、デザイン力アップも図れます。

いかがでしたか。デザイン脳を鍛えるために、まずは実践できることから!

宜しければ………