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春の訪れ、ドライブ、カーステレオ。

3月ももう近くなる頃、私は久しぶりに母と落ち合った。
もうじき春がやってくる。とはいえまだ朝晩は冷える。なんなら日中も、1歩外へ出たら指先が一瞬で冷たくなる。母は眠る前の湯たんぽが手放せないという。



母の運転する車に揺られて、窓から河津桜を見た。町は観光客も車も絶えず、停車してじっくりと撮影することは難しそうだった。桜を見ながらドライブするなんて、風情がある。日本人に生まれてきて良かった。

流れる景色に、ちらほらと桜のピンク色も混ざっている。もう桜の季節も近い。
その1~2ヶ月ほど前には枯れ木だったはずなのにもうこんなに花がついている。
一足先にこの目で春を感じた。なんて穏やかな休日なのだろう。
ちなみに私の住む地域では、まだ桜が咲いていない。


桜と青空を見ると心が浄化されます。





私は冬が終わり、これから春になっていく空気感が好きだ。
その空気は気温の上昇でも感じることが出来るのだが、やはり、河津桜の開花は季節の変わり目を感じる点において欠かせない。
桜は日本で昔から春の象徴とされてきた植物だと思っている。
これから春が来て、全国各地でどんどん桜が咲くと思うと、生きることが楽しみになってくる。河津桜は一足早く咲くけれど、ほかの品種もじきに咲き始めるだろう。


そんなことを考えながら私は窓の外を眺めていた。母が何か話していたが、私の空返事が少し多くなってしまったかもしれない。

そういえば母に話したい話題があったのだが、あの時話すことをすっかり忘れていた。
今回はこの話題を持ってnoteを締めようと思う。
親元を離れる前に、何回も母とドライブをしたことがある。ドライブを経験したことがある人は共感してくれるかもしれないが、車の走行中、カーステレオから音楽が流れてくるということはそう少なくないだろう。私の母も時々気に入った音楽を車内で流していた。それがきっかけで、多感な時期に惹かれたとあるアーティストがいる。といってもすごく著名な方なのだが…。(文の最後にリンクを載せておきます🔗)
先日、職場の先輩とそのアーティストの話題になった。先輩がそのアーティストの大ファンらしい。母が車でかけていたので、と好きな曲を2~3曲挙げたところ、先輩はその曲や収録アルバムを知っていたようだ。
母が聴いていた歌が、つい先日私の身の回りで話題に挙がったので、その報告をしたかったのだけれどすっかり忘れていた。
あのアルバムが懐かしい。母は、確か4曲目と1番最後の曲が好きだったはずだ。今でもあのCDは母の家にあるのだろうか。
母にもこの話を伝えたい。





母の聴いていた、おそらく4曲目の歌
(=私が職場の先輩に聞かれて答えた歌)↓


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