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ウェルネスツーリズムEXPOの感想 〜Part1〜


リトリート情報集め。Wellness Tourism Expoに参加

先週5/10(水)〜12(金)の3日間、国際ウェルネスツーリズムEXPO2023が東京ビッグサイトで開催。リトリートの情報が欲しい!と参加してきました。

今回第一回目のウェルネスツーリズムEXPO
"国際"とあって、日本国外のブース出展もありました

今回のEXPOのテーマでもある「ウェルネス」とは:

健康を身体の側面だけでなくより広義に総合的に捉えた概念です。
心身の健康は基盤であり、その上で自己実現に向けて何かに没頭する、生き甲斐を見つけ熱中するなど豊かな人生を送るためのアクションが「ウェルネス」です。

iWT公式HPより抜粋

そして「ウェルネスツーリズム」とは:

スパ、ヨガ、瞑想、フィットネス、ヘルシー食、レクリエーション、交流など「ウェルネス=豊かな人生へのアクション」を提供する旅行の総称です。

iWT公式HPより抜粋

と運営協会は定義しています。ウェルネスは私が愛するリトリートのコンセプトよりももっと広い視野と対象者のもので、全世界でトレンドとして使われているワードです。リトリートはその一部。

今回のEXPOでは一般的なリトリートの紹介以外にもワーケーションや医療ツーリズム、ラグジュアリーホテル&旅館、アドベンチャーアクティビティなどのテーマから幅広いプログラムの紹介がされていました。

ウェルネスツーリズムの市場は年々拡大化しており、2025年度には約166兆円規模に拡大する見込み。観光業に携わっている方含め、無視できない市場という事になります。

私は3日間の内、1日のみ参加してきました。短い時間でしたが知らなかった活動、プログラムを知る事が出来てとても楽しく充実した時間を過ごせました。ここでは印象的だった内容をいくつかpick upしてご紹介したいと思います。

イベント会場の様子。社員研修、ワーケーション目的に会社人事さんも多く参加されていました。

群馬県が[リトリート県]として力をいれている!

群馬県はリトリートの聖地として積極的な活動を行っているそう。「聖地」と謳う理由には温泉、自然、食が充実していることから、リトリートをする上での環境が抜群に揃っているとのこと。群馬県の観光公式サイトでは「リトリートぐんま」の名でモデルプランを複数紹介しています。地元を知り尽くした事業者オススメのコースで充実のコンテンツ。

草津温泉リトリート、伊香保温泉旅、水源郷みなかみ、四万温泉、万座温泉、磯部温泉、老神温泉プランなど、検索ツールのカテゴリーで「リトリート」にチェックすると10件ほどモデルコースが紹介される。

首都圏からのアクセスもよく、温泉以外にもお寺や宿坊体験なども出来る群馬。ぐんまはリトリート県ということで今後注目していきたいし、実際体験しに訪れたい場所になりました!

神話×自然×美肌 島根県は[ウェルネス]の聖地

島根県でも県をあげて「ウェルネス聖地」になるべく、魅力を紹介していました。ウェルネスツーリズムの観点からウェルネス研究の第一人者の荒川雅志先生は「地域とのつながり」こそが最も重要と伝えています。自然、人、地域とつながるツーリズムというポイントから島根は理想的な場所として聖地になりうる可能性があるとのこと。

島根では出雲神話・出雲大社を筆頭に、大自然と伝統文化に触れることが出来、そして恵まれた気象環境と温泉、食から「美肌」というテーマにおいても心身のウェルネスを実現できる。こうした神話、美肌、自然をテーマにしたリトリートプログラムを開催しているとのこと。

「美しきしまねのリトリート旅」という名称でツアーの紹介をしているサイトがありました。2023年3月以降の開催情報もお待ちしています!

しまねは美肌県として推進しているのですね!
「うるおい研究室」というサイトも用意され、リトリートプランやお勧め宿が紹介されています。完全女性ターゲットですね。美肌県ですものね…。
でも美肌になりたい男性もいますよね(笑)

出展:うるおい研究室公式HP

以前参加した淡路島のリトリートでも感じましたが、日本古代の神話や伝統はやはり強力なコンテンツの1つですね。inbound向けにも訴求しやすいのかと思います。

島根県、遠いな〜と思いましたが関東の場合、羽田空港から80分とのこと。飛行機でなら行きやすいですね。アクセスの良さはやはり気になる所です。

J-Wellness(日本的なウェルネス)が注目されている

世界中で拡大しているウェルネスの市場、その中でもJ-Wellness(Japan Wellness)というワードが急上昇しているとのこと。
私はこのワード、知らなかったので1つ学びました。

日本は森林や川、湖、海、山など自然豊かで美しい国。そして美味しい和食文化に各地に残る多くの伝統工芸や文化。禅や道という精神性。そして全国3,000箇所以上ある温泉…。と海外の方から見たら素晴らしいコンテンツが満載。

私たちは当然の様にこれらの恩恵を受けていますが、当たり前ではなく、非常に貴重な資源なのだそう。日本らしいウェルネスが世界中から注目され、各県、観光業ではインバウンド対策へ一気に舵を切ることになりそうです。

訪日観光客が増えるのは日本経済にとっても良いことですね。
今ある日本のものをうまく見せて他と差別化していくパフォーマンス能力がこれからは問われていきそうです。

外国人向けのリトリートを企画する上では日本的、な要素が必要ですね。

長くなってきましたので後編、Part2に続きます!

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