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AIの恐怖と良くなる世界

今日はここ約1年でよく聞く話題について触れようと思う。

「AIが人々の仕事を奪う」と言われてから久しく、今日ではそれがあまりにも現実味を帯びてきたために、人々はAIに奪われない仕事を探している。
#意識高い系

まあ、自然な流れではある。人は仕事がなくなって給料が得られなくなっては生きていけないので、仕事を奪われるというのは文字道理に生命的な危機につながる。そう捉えている人の中にはAIの開発自体を反対している人も多いだろう。あるいはAIの能力を過小評価していたり、自分の環境の安定性を過大評価していたりする。だが残念なことにAIはきちんとあなたの仕事を奪っていく。

電気の発見に近いと考えてもらいたい。他の燃料のことは省いて考えると、今電気で動いているほとんどの物は電気がなければ人が手で動かさなければならなかった。つまり今あなたが使っている電気は信じられないくらい人の労働の機会を奪っている。AIの開発を止めるのもいいが、電気排除運動もすれば先ほど述べたような人たちの思想はより強く社会に反映できるだろう。

電機以外にもすべての燃料、道具、機械などが電気屋AIと同じように人の仕事を代替している。そしてこれらがなぜ開発されたのかというのが重要。簡単だが、その理由は人が楽をしたがるからだ。

現にあなたの周りを見渡せば、電気のおかげで楽ができているばかりの世の中だろう。なら、AIも同じように少し先の未来には私たちの生活に溶け込んでいるとかんがえるのが妥当だ。また、仕事のことについて考えなければならないが、ここで気づかなければならないのことは人間がどんどん働かなくなってきているという事実。

遡れば農業が開発されたころから人間は異常に働き続けている。それが人の楽をしたいという欲によって次第に削減され、現代のノーマルスタイルは「平日8時間勤務で、祝日休み+長期休暇もあり」となっている。

何が言いたいのかというと、AIが出てきたことなんてこの流れの内の一つに過ぎないし、実は自分の望んでいる方向に世界が変化しているということ。今起きているブームが何をどこまで実現させるかはっきりとは誰もわかっていないが、相当先には進むだろう。人類の目指している究極地点は労働ゼロで衣食住が整う事だからそこに近づくことも間違いない。すべてが一度に実現しなくとも、暮らしが楽になるなら働く時間はもっと少なくてよくなる。

良くなっているはずの世界を悪くなってしまっていると人間が認識するのは何も今始まったことではないし、AIに限った話ではない。でも事実を正確に認識できない限り、世界が良くなることや良くなった世界を楽しむことができない。

↓「思い込みって嘘ばっかじゃん」と気づかされる一冊。

今日の所の結論は「世界がいい方向に進んでいるという事を認識して喜ぼう!」ということ。しかし、さすがにこれだけだと今後の世の中の動きに対して楽観的なことしか伝えられていないため、次はAIの進化を経験するうえでの課題について考えていく。





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