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蕎麦きり みよた/自炊三昧に飽きた

在宅勤務で自己流ザッパ蕎麦を食い続けた結果、美味しい蕎麦がわからなくなってしまった可能性が浮上している。

最近何でもかんでも美味しいと言っている気がする。美味しい感度が低下している気がする。

そんな危機感を持ったわたしは急遽、リーズナブルで美味しいという表参道の蕎麦きりみよたに足をはこぶことにした。

恥ずかしながら社会に出てから、自分のお金でお蕎麦を食べたことがほぼない。少し前まで超貧困生活を送っていたので、蕎麦に限らず外食経験が少ない。
自炊は楽しいし生活をまわす上で大事だが、たまには他者が作るご飯を食べて感性を更新することも必要だ。

みよたさま。

11時30分頃、表参道駅に到着。すでに15人程度の列ができているが迷わず並び始める。だいたい20分弱経過した頃、店内に通してもらえた。回転が早く、待つストレスはそこまで感じなかった。

メニューは豊富で、写真つきなので想像力が乏しい人間には大変ありがたい。たまには冷たいそば‥と一瞬揺らぐも、やはり自宅でも愛してやまない温蕎麦にする。そしてなかなか自宅ではできない天ぷら付きの天もりをオーダー。

えび、じゃがいも、アスパラ、たけのこ、にんじん、かきあげ。6種の天ぷらに、品のある温蕎麦。体調不良民の味方。天ぷらも脂っぽくなく、サクサク。こんな天ぷらは作れたことがない。そして野菜の味が際だっており、美味しい。
また安易に美味しいと思ってしまったが、これは本心か。正直、お蕎麦自体は市販品と比較し、びっくりするくらい美味しい!という感じはなかった。だが、自宅で食べ続けた低品質の市販蕎麦よりは、歯切れと舌触りの良さがあり、明確な違いがあった。

こんなことを偉そうに語っているが、違いがわかる自分でありたい説はないか。そんなのは人間だから多少あるに決まってる。
でもしっかり違いを感じるために五感を研ぎ澄ませて挑んだのだ。みよたさまはたしかに美味しかった。そして天ぷらは最高だった。これで790円という破格のやすさ。表参道という立地にも関わらず、庶民の味方すぎやしないか。

結果、私の美味しいの感度は正常かどうかは分からずじまいだが、みよたには機会があればぜひ食べに行きたい。


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