とと戸

94年生/人生をこねくり回す高卒派遣社員の雑記/I am konekulist.

とと戸

94年生/人生をこねくり回す高卒派遣社員の雑記/I am konekulist.

マガジン

  • どくしょ

    読書を通して考えたこと

  • 在宅飯の記録

    在宅飯の記録。 外食では満たせない何かがある気がしてならない。

  • 外飯の記録

    食べることが大好きだった学生時代。 食べることに狂わされ過食に陥ったフリーター時代。 そしてこの度、食べる幸せを思い出し始めた派遣社員時代が到来。

  • 夫婦で完全在宅

    夫ともに完全在宅の派遣社員の私たち夫婦。 社会にどこか馴染めない私達にとって在宅勤務は、 「わりと健全にお金を稼ぐ方法」の一つだと考えている。 「在宅勤務」により、24時間一緒の空間で生活する一組の夫婦のマガジンである。

最近の記事

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「とと戸」とは(2023.11.4修正)

とと戸と申します。 主に読書と食のことを書いており、 人生こねくりまわすさまを垣間見れます。 ちゃんと読めば3〜5分、流し読みなら1分くらいで読めます。 継続が苦手な性分。兎に角継続することに注力を注いでいるのと、情報過多な状況が苦手なため、フォローは基本しない方針です。 マイペースに皆さまのnoteを読ませていただくという使い方をしてます。 とと戸をフォローした後に「なんかこいつ違うや」と外したり、「やっぱこいつ気になるな」ともう一度フォローしたり、皆様もその時の気分で

    • いよいよ目に余る、我が家の積読

      改めて、「積読」とはこれもこれもこれもこれもここにも我が家にあるすべての積読書へ(懺悔)我が脳のキャパシティが決壊して三ヶ月がたった。かねてより極小ではあったが、決壊後は更に小さくなり、判断力、思考力、耐久力…等々、みな正常作動してるか怪しい。耐久力においてはもはや皆無、我慢という概念がなくなってしまった空気感すら漂っている。 決壊するまでを振り返ると、脳味噌のキャパにおいては、逼迫すればするほど、さらに逼迫速度が増す性質があるように思う。 人を取り巻く環境は、その人間に

      • いっぱい咲いたらヘルペスもできた

        2日連続で大地震で被災する夢を見る。そのうち1日は生き埋めだった。閉所が極端に怖い私は、もがいているうちに突然に隙間を見つけて無理やりこじ開けてみる。すると、行ったこともない屋根裏部屋のような場所に辿り着く。 そこには父や近所の人が数人すでにいて、忙しなくウロウロとしている。現実では100kg超えしている父は、夢の中では今まで見たことないくらい痩せていた。 お馴染みの頑固な脂肪がついてなくても当たり前のように父であると認識し、会話もしたが、何を話したかは記憶にない。 最近

        • 生きてさえいればベーグル食える

          なんにもなくたって人は生きていていい。 取り柄、特技、生きがい、趣味、あったら生きやすさにつながるが、実は何もなくたっていい。 そんなはずなんだけど、どこかそう思えない自分がいる。一方で、生きるのに理由はいらないことを完全理解している自分も確かに存在している。 対極の考えを持つ二人の自分に、長い事振り回されている。 そしてこれを書く私はきっと三人目の自分か何かだろう。 この至ってシンプルな論争を、殊更厄介にさせてるのが、週5日の8時間という生活の大半を占めている「仕事」の

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        「とと戸」とは(2023.11.4修正)

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          14本
        • 在宅飯の記録
          53本
        • 外飯の記録
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        • 夫婦で完全在宅
          4本

        記事

          病院後に食べるプリンが沁みないわけない

          ここ数年医療費が年間10万超えしていたこと、そしてことごとく異常なしであることから、定期通院以外で病院に行くことを禁じていた。 しかし、今年に入り体調悪すぎている。募る心配が更なる体調の悪化に繋がっていたので、安易に薬をもらわないという強い意志の下、久しぶりに病院に行った。 待ちは0人、保険証を出して2分で呼ばれて診察室へ向かう。 穏やかで賢そうな笑みを浮かべ「お久しぶりですね」と声をかけられる。 違和感なしに懐に入ってくる医師に、つい、覚えていてくれたのか‥などと勘違いし

          病院後に食べるプリンが沁みないわけない

          飯、頼むから私を健康にしてください

          1月後半に右上、2月頭に右下、2月の中旬〜後半にかけて中央、左上。 要するに、左下にできれば全制覇できるというあと一歩のところ。 今は左上に赤黒い血塊をつけながらこうやって振り返っているわけなのだが、何が悪かったかと言われると具体的にこれというのはない。強いて言えば全てが漠然と悪かった。長く辛く痛い2ヶ月だった。他でもない、口唇ヘルペスのお話である。 調子が降下する前、私の唇にはいつも決まってヘルペスができる。まず手始めになんとも言えぬむず痒さが現れ、半日経たずしてみるみる

          飯、頼むから私を健康にしてください

          2024.02 本のはなし(下)

          前半はこちら 2月後半に読んだ本「今日は読めないかも」という日が8割くらいだった2月後半。なんだかんだ10冊読んだ。ただ、確実に読めない時期が到来しつつある。理由ははっきりしている。仕事のことを真剣に考えすぎてしまっているのだ。 派遣の仕事について言及される時、「たかが」という言葉が前に置かれることが多い。実際に繋げてみると「たかが派遣」という聞き覚えのある語感が浮かび上がる。その「たかが派遣」はいうまでもなく私自身であるのだが、きっと少しでも肯定したいのだろう、「されど

          2024.02 本のはなし(下)

          道化師の蝶/円城塔

          円城塔氏の小説は過去、「後藤さんについて」を読了すべく二度ほど手に取るも、二度とも失敗に終わっている。つまりは挫折歴という紛れもない前科をかかえている。罪を犯したのは大体5年ほど前だが、消せない過去である。 幸いにも執行猶予つきであり、そろそろ猶予期間が終わろうという頃合いだった。私は自分の変化を信じたくなり、確かめたくなってしまった。そして最も難解、奇妙、未知数な、「道化師の蝶」という小説を、手に取ってしまったのだった。 結論から言うと、今回は最後の1ページまで余さず捲

          道化師の蝶/円城塔

          2024.02 本のはなし(上)

          2月前半に読んだ本 2月に入って毎日胃痛と格闘、痛みのない世界を渇望している。最終手段である薬に頼る蛮行に走るのもやむを得ない痛み、パンシロンという胃薬を3食食前に流し込むと、すーっと痛みが引くのだから薬とは恐ろしい。本を読んでる間も幾分痛みを忘れられるので、本も大概恐ろしい存在である。 冥土めぐり/鹿島田真希奈津子の言う「あんな生活」が少しでも人生のうちに存在すれば、人の人生は簡単に引っ張られ続ける。しかし、呪縛のような観念から開放される時も案外呆気なかったりするものだと

          2024.02 本のはなし(上)

          底のない書く行為/真剣に遊ぶ

          今年に入り、明らかにnoteの更新頻度が下がった。頻度についてはまあ然程気にはしておらず、書けるときに書ける分を書いたらいいというスタンスでいる。 書く行為自体、かなり終わりのない行為であると考えていて、満たされるとか逆に満たされないとか、そういう次元の話ではなく、今の現状を形にする手段の一つとして捉えている。 書いたからと言ってスッキリしたことはないし、公開してしまったあとにあれやこれや何度も編集をしたりして、インターネットにあげている文章に対してのみ有効な優柔不断さを

          底のない書く行為/真剣に遊ぶ

          2024.01 本のはなし(下)

          前半はこちら。 1月後半に読んだ本 長かった1月が終わって嬉しい。輪郭はぼやけているが確かに生まれた日々の諸々の靄々を、読書でフラットに馴らすという日が続いた。なんとか人間の形を保てているのは、読書ありきのことであると、毎度痛感する。 N/A/年森瑛カテゴライズできないマイノリティ、カテゴライズされてしまうマイノリティ。どちらにも明るい暗い要素が同じだけあるように思う。 長らく暗黙の空気に圧されてきたマイノリティに纏わる想いが徐々に明るみになったりする流れは昨今感じるも

          2024.01 本のはなし(下)

          答えのない余地/色んな角度

          「他人に興味がある」などと簡単に言う人のことに対し、身構えてしまう自分がいる。「人は元来自分以外に興味がない」といういかにも偏屈そうな考えが根強くあるからだ。そのため、 自分への興味が根底にある ↓ 自分と関わる人に興味を抱く(どんな人なのだろう) という流れに限っては唯一信憑性があり、大いに共感できる。つまり、ものは言いよう考えようであり、「他人に興味がある」という言葉の裏に、こういう信頼できる背景のようなものが付随していることがわかれば一気に警戒は解ける、なんたる単純

          答えのない余地/色んな角度

          2024.01 本のはなし(上)

          昨年より急に純文学にハマってしまったことで、とあるタスクが一つ増えた。半年に一度の「芥川賞の発表をリアルタイムで確認する」というタスクのことである。 今まではなんとなくチェックする程度だった芥川賞だったが、今では気になって仕方ない。 今回も候補作が発表されてからはカレンダーを見てはカウントダウンなんかして、なんとなく毎日ソワついた行動言動が目につくくらいに発表の日が待ち遠しかった。 まるで自分がノミネートされてるかのような入り込み具合、不思議なものである。 勿論芥川賞が全

          2024.01 本のはなし(上)

          はんぺん/hanpen

          我々夫婦は互いに友人が少なく、共通の友人などはほぼいない。器用じゃないのと、数より質だと思う節がある故の少なさだと理解している。 そんな中、数少ない夫の友人Zと3人でご飯を食べるという一大イベントが先日開催された。 我々は大相撲が好きなのだが、ひょんなことから3人で大相撲観戦に行こうと話が持ち上がり、観戦前の顔合わせを行うことになったのだ。顔合わせなんて、入社前に派遣先と行って以来だ。 ひとまずチケット入手の役を買って出たはいいものの、発売開始の10:00と同時にチケット

          はんぺん/hanpen

          果物/乗せる料理/ご馳走感

          生きてるといろんなルールに遭遇する。国の法律、会社の規則、賃貸物件の約款。人間はルールの上に生かされている、右も左もルール、ルール。 ひとえにルールといえども、秩序を守るための適切なものだけに留まらず、一部の人間のエゴを含んだ質の悪いルールなんかもあったりで、幅広いバリエーション展開となっている。 判断力が未熟な子供の頃は、母と父がルールだった。そして根が真面目であるほど、それに添い遂げようとする。だが本来の自分とかけ離れているルールを度々課せられると、添いたい気持ちの裏

          果物/乗せる料理/ご馳走感

          食正月/おせち/験担ぎと羽休め

          「あけましておめでとうございます」今年は父母の他、5名の知人に新年の挨拶をした。言わずもがなLINEで。 数年前は携帯を所持しておらずLINEもやってなかったのに、今やしっかり現代味が染みに染みた生活をおくってる。年賀状は一通だけ書いた。 夫とは「明けたね」くらいのやりとりはあった気がするが、もう元旦から5日も経っているので明確に覚えてない。 残りの出来事もだんだん記憶が薄れていく。 既にうろ覚えの年末年始を、うろ覚えのうちに振り返っておこうと思う。 🙈大晦日 2023/

          食正月/おせち/験担ぎと羽休め