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サイクリスト的DEEP台湾 #6環花東365

エントリーチェックイン

やっと自転車の話にもどります。今回のエントリー出走確認の場所は花蓮太平洋公園でした、ながらく工事中だったようでしたが綺麗な公園に整備されていて素敵な展望になったようだ、それでその太平洋公園でエントリー確認とともに受け取ったのがこちら

この大会はシンプルな感じで少なめ

まずはゼッケンプレート、計測チップ、自分は2389番、エントリー台数はその倍くらいはいたんじゃないかな。それから定番のボトルと怪しげな補給ジェルも頂く、自分には聞いたことのないジェルはだいたい飲まずに誰かに進呈してます。プロテインもね。肝臓とか悪くなるような思い込みもあるし素性のわからない化学合成食品は極力避けるようにしています。それから参加Tシャツと記念ジャージ。この参加Tシャツ、色んな大会でもらいますよね、皆さんはどうしてるでしょうか、最初の頃は、まぁ記念だし就寝くらいには使うだろうと思ってたら結構な枚数に増えてしまった。ダサいとゆうか何とゆうか自分は着ないので自宅にたくさんありますが何かに有効活用できんもんですかねぇ。そのTシャツ要らないので製作費コスト分をスポーツチャリティ等に活用して頂きたい。シャンプーは有り難く使わせていただきました。

友人からもらいワセリン

友人からコレいいよ〜ともらったスポーツワセリン、長距離を走る人、ぬりぬりしてますかー、 もちろん日本でも普通に手に入るけど、これは小分けで良かった。日本で購入すると多少お高め。 さてエントリー確認もでき、自転車協会の方々と久しぶりの再会で喜び合いコロナ禍の境遇などやイベントが出来ず苦労したこと、しかし環境が変化したことで気付いた楽しみも増えた。など思い思いの話に笑顔咲いた、皆さん本当に元気そうで良かったとしみじみ思う。ある意味でみんな同じ境遇だったんだもんね。
その後はプレスリリースがあるので登壇して何か話してくれ、コロナ明けでの大切なイベントで日本人参加者が初めてだから。と言われなぜか知事さん副知事さん議員さんの後席へ座らされる、あいもかわらずの無茶振りで焦るが喜んでもらえるなら、光栄な事と思い快く引き受けたのである。

青空貴賓席
花蓮県知事の徐さん

あいかわらず垣根の低いとゆうかフレンドリーなお国柄である。
普通の自転車レースに県知事さんが来賓で来られ激励されるとか。
といっても名誉ある大会なので県知事さんもお越しで激励のスピーチを頂いた、のちの明日、レース当日はパレード走行区間を一緒に走るらしいです。

二番手はわたし。何かメディアに中継されてた様子
適当にしゃべる

なぜか知事さんの次が自分である、登壇を促されて、いそいそと壇上へ。
中国語は無理なので適当な英語とジェスチャーで話そうとするが、どこを向いて話せば良いのか戸惑う。紹介して頂きご挨拶の後はQ andA方式で、台湾は何度目の大会ですかー、どこの大会に出ましたかー、どこから来ましたかーとか質問ぜめにあう。何だこのしらじらしい受け答えは状態。実はこのインタビュアーの人、自転車協会のNo3でアンタ全部俺のこと知ってるじゃん、って周りの知ってる人ヤヤウケ状態なのを見てしまい、笑いそうになるが必死で堪える。 プレス向けにこうゆうのあまり好きになれないし、いつまでも慣れない。 普段からテキトーな格好で出歩いてる自分には向かないと思う反面、も少し小綺麗な服装をしたほうがいいかなとも思ったりもする、サンダル履きだしね いつも。
他方、余談ではあるが花蓮県には地方空港がありコロナ禍以前は滞在中に自分も香港やシンガポール行きの拠点とし、その際に利用したことがある大理石貼りの立派な施設が存在するのだが、現在は日本も含む各地域への就航が減り観光者も激減してしまった。
そこで新千歳へのダイレクト便を飛ばしたく考えている。スターラックスも含む各社さんとも協議しており県内部で動いているなどのお話も聞く事ができたし担当の方とも意見交換することができ、良い機会となった。お互いの国での関係交流人口を増加させたい思惑は同じであり、その基盤整備を行政が積極的に民間へ働きかける機会を作り協議していく事はすばらしい。現在の政権与党ではコロナ禍以前より大陸からの旅行会社主催ツアーは出禁状態であることなどからから近年は旅行客が減っている、そこで評判の良い日本人来訪者を増やしたい、北海道は憧れの地でもあり、花蓮県と自然豊かでアクティビティーが盛んとゆう意味で一致している事などから商業的な理解も深まりやすい。そこで政策的に直行便を飛ばし、交通利便性を底上げしたい。とのことであった。ある意味、民間にお墨付きを与え投資を促す事でその環境を呼び込みたいと考える事は健全な思考であると思う。そうして近年目覚ましい発展を遂げている台湾は急速に成長を続けGDPを上げているのだ。自分にできる事は僅かだが前向きに捉えて繋げていきたいと考える次第だ。

スタート地点がみえない

さてレースの当日。来る来る、たくさんのサイクリストが続々と。6千人くらいの参加者とか
台湾はサイクリストの男女比率が半々くらいはいて女性参加が多いのも大会が盛り上がることにつながっている。スタート位置は上位を狙う前方のガチンコ勢力(賞金も出るレースなので)を避けて中盤のほうからで、数百人単位で区切ってのスタート。
スタート位置にあるマイク放送席からなにやらマイクパフォーマンスをしているのが気になって、コソコソと隠れて走り出した途端に、“サカモトー
サカモトーほっかいどー“ って叫ばれた! 嫌な予感がしてたのだ、俺の名前を大声で叫ばないでくれっ!! この後も嫌な予感がしたので中継席があったエイドステーションはスルーした 毎回大声で名前を連呼されたらたまらん。俺じゃなく有名選手の名前を叫んでくれっ!フレンドリーすぎて怖いw  しかしその後もまた、並走する中継車から再びマイクで名前を叫ばれたのである 有名選手じゃないので恥ずかしい、もうやめておくれ。

自転車先進国

楽に走りたいのは皆おなじ

走り出してから100kmくらいは脚の合うグループを見つけてはトレインに乗る。海岸線を南下するこのルートは5〜10%勾配も時々あるし向かい風の所もあるのでペースが合わなくなると離脱して合流してを繰り返しながら走る。もちろん知らない人達とトレインを組むのがとても楽しい。脚のある人がペースを作りローテーションも積極的にしていく。車道横には自転車走行スペースが整備されていて二列走行も可だ、台湾にはこういった環境があり、他方でも、小学生低学年の頃から遠足や体育では先生が自転車で引率をし課外授業をしているところをよく見かける。サイクリングで出かける機会が男女ともにあり、成長とともに自転車に乗る人達はローテーションなどの技術も次第に身に着くのだと思う。自転車に乗って出かける事が楽しい我々にはウキウキするシチュエーションだなと想像したりする。

サイクルサイン

台湾郊外では環島の看板を至る所で目にすることができる、環島とは文字通り台湾をめぐり一周することで、人生の中で一度は挑戦してみることが台湾人の一生にやっておきたい誇りというべき3大挑戦の内のひとつ。とされていて、日月潭(にちげつたん)とゆう湖を泳ぎ渡る。最高峰玉山へ登る。そして台湾島の一周だ。もちろん各地に看板インフラも整備されている。
徒歩やスクーター、車などその人それぞれの趣向や条件などによって違うけれど環島!と記したボードの人を見かけたら加油!加油!と笑顔で応援してあげようと思うし自分も仲間といつか環島を走りたいと思う。そのような場面がたくさんあり、人も犬も優しいところが台湾なのだ。

つづく

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