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【甘いお酒でうがい】もし、悲しみを笑いに変えられたら無敵になれる気がする。


シソンヌが好きです。
彼らのコントは、面白くてどこかやさしい。
突飛な設定よりも、日常で繰り広げれてそうなネタが多い。

じろうちゃんの変な人を演じる演技力や脚本力は凄まじいし、長谷川のやさしいツッコミが心に染み渡る。

(長谷川って、なんか呼び捨てにしちゃう)

どうして、じろうちゃんはこんなセリフが思いつくんだろう。

どうやってネタ作りしているんだろう。

ずっとそう思ってた。

・・・

そんな中、じろうちゃんが書いた
「甘いお酒でうがい」を手に入れることができた!!!

電子書籍でも買えたけど、どうしても紙媒体で読みたかった。

パラパラとページをめくりながら、彼の世界観に浸りたい。だから、欲しいと思ってから半年近く経ってた。

簡単なあらすじ
彼がコントで演じる中年女性の川嶋佳子が517日間コツコツと綴った短文日記です。彼女はお酒が大好きで、よく甘いお酒でうがいをしています。

ほんと短い文章がリズムがよく並んでいて、
あっという間読んじゃいました。

川嶋佳子さんのネガティブのなかにあるポジティブさというか、一般的に悲しいことが起きたとしてもクスッとさせてくれる、素敵な捉え方をされます。

そんなシーンがたくさん出てくるのですが、私のお気に入りはこちら

大事にしていたイヤリングが片方無くなった。
探さないでおくね。
あなたの意見、尊重します。

私、よく物をなくしてしまうんです。
この捉え方ができたら心穏やかでいられそう。
「万物に魂が宿る」というくらいですから、意思があるのかも。

ちょっと反省。

鏡の前で伸びをしたらちょっとだけ生えてきた脇毛が映ってなんだがそれがすごい可笑しくて一人でずっと笑ってた。
この夏で一番幸せな瞬間だったかも。
幸せって予期せぬところにある。

これは画をイメージすると確かに可笑しい。
(じろうちゃんverで想像するとなおさら)

電車広告やYouTubeの広告で
「全身脱毛」「部分脱毛」「脱毛」
と見かけますが、毛も自分の一部だなぁって。

もちろん、清潔感は大切。
でも、この一文からは
完璧をじゃないところの愛おしさ、それを包み込むやさしさを感じました。

川嶋佳子は、彼女に降りかかった不幸を客観視して、その不幸になにか意味を持たせます。


この工程を行うことで、人生楽しくなりそう。


・・・

あとがきによると、じろうちゃんのネタ作りのテーマは「悲しみをいかに笑いに変えるか」なんだって。

それを読んで真っ先に思い浮かんだコントが二つある。

お葬式をテーマにしたコントです。
これぞ、泣き笑いの真骨頂。

日本の社会的には、良しとされにくい人に
焦点をあてたコントです。

幸せのかたちってひとそれぞれだなって思います。あと、コメント欄が本当に温かい。


本を読んだ後改めて見ましたが、いいなぁ。
もっと、好きになっちゃう!シソンヌ

こんな風に考えれたら無敵な気がする。

・・・

来年から社会人になる。
コロナの後、社会がどうなるかわかんないし

変化が早くて不安定な社会に飛び込むんだ。

もっとこの本が響くような
出来事が私の身に巻き起こるんだと思う。

大変なこともつらいこともありそうだけど、

休みの日にはじろうちゃんのコントなんかに癒されて。

甘いお酒を飲みがらnoteを綴っていたい。

じろうちゃんはコントで、
私は文章で、悲しみを笑いに変えれるようしたいな。


リンク張っておきます。
じろうちゃんの懐が、少しでも潤うといいな。
(多分、パチンコで溶けるけど)



以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました✨

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