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一生働き続ける人生で本当に良いのか

今回は投資雑談です。

若い頃に思ったことを徒然と書いていきます。
賛同できない人の方が多い気がしますが、なかなかこういう内容を書いてくれる人はいないと思うので、勇気を振り絞って書きましょう。





1.仕事が楽しいのは一部の人だけ

「仕事が楽しい」と心底思えている人は、どれだけいるでしょうか。
少なくとも私は楽しいと感じたことはなかったです。

今のところ周りにも「仕事が最高に楽しい」と言っている人はいませんし、ワクワクした表情で毎日仕事をしている人も見当たりません。
みんな多かれ少なかれストレスを感じていて、イライラしながら日々業務をこなしています。

ある意味、無の境地といいますか、あえて何も考えないようにして、ただ黙々と目の前の作業をこなしているように見えます。
サラリーマン時代の私もずっとそういう感じで、あえて何も考えないようにして、日々会社のために一生懸命作業を行う時期がありました。
一度でもまともなことを考えてしまうと、出勤すらできなくなってしまいそうだったからです。

そもそも仕事は生活費を稼ぐためのものでしかなくて、多くの人は今の生活を守るために致し方なく今の仕事をしているだけでしょう。
もし仕事をしなくても十分なお金が得られるのなら、仕事なんかしませんよね。
もしくは、好きな仕事だけを続けるはずです。

私も毎月確実に50万円入ってくるなら、嫌いな労働を一切しません。
今のところ存在しないですが、好きな仕事があればやります。

そして、持て余した時間を浪費するために、日本全国を軽自動車で放浪したり、世界一周旅行に行ったりすると思います。
それすらも飽きてしまったとしたら、家でPS5したり、Swichしたりします。
多くの人もそうじゃないでしょうか。
わざわざ好きでもない仕事をずっと続けるというドMプレイをする人は少数派なはずです。

仕事が楽しくて仕方ないという幸せな人は、きっと極一部だけでしょう。

それ以外の人は、嫌な上司、嫌な同僚、頭のおかしい客の相手にうんざりしているはずです。
それが普通だと思います。



2.何歳まで働かないといけないのか

いったい何歳まで働かないといけないのかという論点は、考えたくはないですが、通常は逃れられない運命なので、考えないといけない論点です。

一生涯で必要な資金をまず計算して、そこから今の貯金額を引いて、残りをあと何年で稼ぐのかという論点ですね。
本当に、考えたくもない論点ですが、一応計算してみましょう。

一般的な男性として、年齢35歳、年収480万円(月40万円の年俸制)、貯金500万円と仮定します。
年収はともかくとして、貯金は頑張っている方だと思います。

この人は独り身で、今後結婚もできない人です。
最近増えている生涯未婚の男性です。

彼の生活費は、税金等を合わせて月35万円とします。

つまり、年間でいうと35万円 × 12ヶ月 = 420万円かかります。

そして、この男性は80歳まで生きるとします。
したがって、残り45年間生きます。

そうだとすると、年間420万円の生活費 × 45年間 = 1億8900万円必要です。

現在の貯金額が500万円なので、残り1億8400万円稼がないといけません。

現在の年収がずっと安定してもらえると仮定して計算してみると、1億8400万円 ÷ 年収480万円 = 約38.3年間働き続けたら、一生分の金額に到達します。

ということは、現在35歳なので73歳の途中くらいまで現在の年収で働き続ければよいわけです。

73歳ですよ……
無理無理。

35歳から順調に年収が上がると想定しても良いですが、そんなに上手くいくでしょうか。
退職金があるじゃないかと思うかもしれませんが、本当に退職金が出ると思いますか?

同様にして、年金も今と同等の金額が出ると思いますか?
ほぼありえないでしょう。

そもそも、我々が70代のときに、まだ日本が存続しているかもかなり怪しいと言わざるを得ません。
今すでに、海外からの移住者の増加スピードが上がっていて、かつ、出生数が激減しているのですから、このまま行けば、あっという間に日本人は少数民族になっていきます。

そして、日本に在住している人たちの多くが、中国・韓国・北朝鮮・ベトナム・タイ・フィリピンなどの周辺諸国の国民たちになるでしょう。
これは可能性の高い未来の話です。

さて、そんな世界で皆さんは70歳前後まで働けるだけの能力と体力をお持ちでしょうか。

私は持っていません。
というか、そういう未来の日本で働きたいとも思えないです。
おそらく治安は劇的に悪化しているので、海外の方がまだマシと思える状況に陥っているだろうと予想しています。

すでにそれに近い状況にある市町村も出てきているので、徐々に治安の悪さが顕在化していくことでしょう。
それが今生きている私達の国の未来だと思っています。

今の年齢が若ければ若いほど、治安の悪い日本で生き続けないといけないリスクは高くなるので、自分の一生分のお金いくらで、一生分稼ぐのに何年かかるのか、一度計算してみるといいですよ。



3.一生分を稼ぐ方法

私が上記のような計算を初めて行ったのは、21歳頃だったと思います。
当時の私は学歴も資格も何もなかったので、派遣社員としてしか雇ってもらえず、年収もかなり低かったです。
細かくは覚えていませんが、たしか時給1,000円で、年収260万円くらいだったと思います。
毎日残業し続けてその程度です。
ゆえに、絶望的な気分になりました。

どう考えても、一生普通に生きていけるだけのお金を貯められないので、70歳超えてもずっと働き続ける覚悟で、生活費を極限まで抑えるしか方法がないのです。
一体何のために生まれたのだろうかと疑問に思いましたし、死ぬほうが楽なのではと何度も考えました。

仕事での負荷(長時間労働や職場環境の悪さ)も限界ギリギリで、手の甲の皮がほとんどズル剥けるほどの蕁麻疹になって、ずっと包帯を巻いている状態でした。

このままじゃマズイと思いながらも、方法がわからないので何ヶ月も藻掻き苦しんで勉強を続けたのを覚えています。

何とかして一生分を早く稼がないと、途中で心と体が壊れると確信しました。

当時と比べると知識が圧倒的に増えた今でも、一生分を早く稼ぐ方法は4つ程度しか無いと思っています。
それが以下の4つです。

(1)何とかして年収を上げる
(2)事業で一発当てる
(3)投資で資産を増やす
(4)お金持ちと結婚する

宝くじとかも考えたんですが、確率的に非現実的なので、現実的な解決策は上記4つしかないのではないかと思います。

これらのうち一つ、または複数を同時に用いることで、一生分の金額を早期に貯めるしかないです。
そうしない限り、一生働き続けないといけない人生になります。

体調が悪くなろうが、病気になろうが、心が折れようが、関係なく働き続けないと、飢え死にが待ってます。
私は子供の頃から貧乏だったので、飢えの苦しみはよく知っています。
正常な判断能力も失いますし、人間性(良心など)も失います。

人として生きられなくなるくらいなら、いっそのこと……と思えてくるほどです。

だからこそ、若いうちからよく考えないといけません。
年収を増やすにはどうすればいいのか、事業で成功するためにはどんな能力が必要なのか、投資で資産を増やすためには何を学べばいいのか、お金持ちと結婚するにはどうすればいいのか。

自分に合った方法が何かあるはずなので、必死に考えて、できそうなことをやらないといけません。

ヒントになるかわかりませんが、当時の私の思考を思い出しながら、一つずつ書いていこうと思います。


(1)何とかして年収を上げる

私が最初に採用した方法がこれでした。
当時、私は中卒者として働いていたのですが、周りにいた無能な大卒が、自分より高い年収をもらっていることに気づきました。
年収差でいうと、ほんの数十万だったのですが、それでも当時はとても大きな金額に思えて、悔しさでのたうち回りそうでした。

売上でいうと10倍以上私が多いのに、なぜ年収で差がつくのか。
学歴はそんなに凄いのか?と。
これで同僚が東大卒とかなら納得行ったんですけど、全然違いました。
同僚は地方の偏差値の低い私立大学(いわゆるFランク大学)を出ているだけなので、ハッキリ言って意味がある大学だとは思えなかったのですが、それでも大卒というだけで私より年収が高くなります。

当時の私は内心おかしいと思いつつも、正社員になるなら大卒じゃないといけないことは確かだから、学歴を取ろうという気持ちになりました。
いきなり大学に行くお金はなかったので、最初は国家資格を中心に取っていきましたが、いつか必ず、良い学歴を手にしてやろうと心に誓って勉強を継続しました。

そして、国家資格を獲得しつつ転職をしたので、少しずつ年収も増えていきました。
転職は運の要素もありますが、資格がポジティブな印象を与えたという実感は多少あるので、やはり勉強は一つの選択肢となり得ると思います。

そしてその後、30歳を超えて良い学歴を手にしたときに、年収が一気に増加しました。
学歴の威力は凄まじいものがありました。
資格 × 学歴は、年収を上げるためにはとても効果的です。

もちろんビジネス上のスキルも重要ですが、そのスキルを披露する前段階の審査で、学歴や資格があることが前提となります。
学歴や資格がないと、審査すらしてもらえないのです。

そういう意味では、できる限り早く良い学歴と、強い国家資格を取っておくべきだと思います。
これによって、一生分の資産をより早く貯めることができるようになります。


(2)事業で一発当てる

私自身は年収を増やすという方法を採用しましたが、事業を当てるということも当然に検討しました。
事業が一発大当たりすると、短期間で多くのお金を手にすることができるからです。

上京してきて事業家の皆さんとも多く出会えたので、現実的な方法の一つだと認識できるようになっていきました。

しかし、数年間検討して、実際に会社なども設立したりしたことで、いろいろと見えてきました。
詳しい話は省略しますが、要するに私に事業家の才能はありませんでした。

人を使うということがとても苦手なのです。
どういうやり方をしても、事業というのもは搾取構造になります。
顧客に対していかに高く物やサービスを売りつけるか、そして、従業員に対して、いかに安く、いかに効率的に働いてもらえうかで利益が決まります。
ある意味脳と倫理観がバグっていないとできない仕事です。

私は綺麗事を言うのが極端に苦手で、基本的に全部正直に話してしまうタイプです。
だから、従業員を多く雇って搾取構造を維持し続ける能力がありません。

今でこそベンチャーキャピタルやエンジェル投資家などがいますが、当時はまだそういう人の存在をほとんど知らない時代だったので、私の中では事業家という選択肢はないなと判断しました。

なお、仮に投資家から数億円出資してもらったとしても、従業員からの搾取構造は今も大して変わってないと思うので、やはり自分は向いていないと思います。


(3)投資で資産を増やす

投資に関してもかなり早い段階から勉強を開始していて、22歳頃には初めての株購入も行っています。
初っ端の投資で数万円(当時の大金)を失った経験をして、勉強の重要性を痛感しました。

そして、そこから何年も勉強をしつつ、中長期投資をして、少しずつ資産を増やしていったのが今です。

15年近くやってきた思うのですが、私には株式投資が最も向いていると思います。
別に株式投資が好きなわけではないですが、適性が高いと実感しています。

性格が慎重(臆病者)で、不安を解消するために勉強をしまくるタイプなので、株式投資との相性が良いのです。
また、ほぼ確実に勝てると思わない限り買わないので、今まで数える程度しか損失を出した取引がありません。
そういう着実な投資スタイルを採用する限り、徐々に資産は増えていきます。

このスタイルが万人受けするとは思っていませんが、株式投資には様々なスタイルがあるので、自分に合うスタイルが必ず見つかるはずです。
そして、自分に合った投資スタイルを継続する限り、ある程度の確度で資産を増やせると思います。
もちろんリスクは常にあるので、いつでも資産が減少する可能性はあるのですが、よほどのことがない限りゼロにはならないので、良い選択肢の一つであると考えています。

そして、長年いろいろな投資を検討して、実践もしてきて思うのは、一般人が一生分の資産を形成するためには、株式投資しかないのではないかとも思います。
他の投資は株式投資と比べるとリスクが大きすぎたり、ギャンブルとしか思えなかったり、逆に利益率が低すぎたりするので、リスクとリターンのバランスを考えると、株式投資一択です。

資産がある程度大きくなったら、不動産投資もありだと思いますが、こちらはよほどの環境(仲間)が揃わない限り、やらないほうが良い投資です。
リスクが大きい割には利回りも大したことないので、あまり合理性がない投資に見えます。
一応不動産は専門家レベルの知識を有しているつもりですが、いくら勉強しても、不動産投資で資産を形成しようとは思えずにいます。
業界内部を知れば知るほど、一般人が入るべき世界ではないと感じています。

結果として、株式投資だけが残ったという感じです。


(4)お金持ちと結婚する

結婚というものに興味がないので、私自身はこの選択肢を取りませんでしたが、大いにありだと思っています。

運良くお金持ちと結婚できれば、ほぼ安泰です。
婚前契約書などの存在を知らない資産家と結婚できたなら、先々離婚したとしても財産分与で多額の資産を手にできますから、普通に働いて一生分の利益を得るという方法よりは確率の高い方法だと思います。

ただし、お金持ちと出会える確率、お金持ちと恋に落ちる確率、お金持ちが結婚相手として自分を選んでくれる確率は、いずれもかなり低いので、運次第の選択肢です。

見た目に自信があって、演技が超絶上手なら、狙ってみても良いかも知れません。

ただ、代々続く資産家などについては、大抵結婚相手の親がヤバい人なので、それ相応のリスクが伴います。
少なくとも私はまともな人に会ったことがないです。
代々続く資産家の方は、一種のカルトのような信仰・信念・価値観を持っている人が多いので、一般人がそれに合わせるとなると、相当苦労すると思います。
そういう覚悟があるなら、良い選択肢です。

私も過去に何度か資産家のご令嬢との結婚可能性が浮上したことがあるのですが、血統に対する異常な執着があったり、ここでは言えないような宗教に加入していたり、親族争いがえげつない状態だったり、すでに家の中に詐欺師と思われる輩が入り込んでいたりといろいろありまして、すべて途中で辞退することになりました。

私はあまり愛情がわからないタイプだったので、スッと身を引けたのですが、それがむしろ良かったと思っています。
もしあそこに愛情というコントロールし辛い感情が絡んでいたら、おそらく正常な判断ができなかったでしょう。
その結果、ある意味命を落としていたかもしれないです。

そういうリスクがある選択肢です。
なので、一般の人は、初代の医師、弁護士、公認会計士、大手企業の職員あたりで、好きになれる人を狙うのが程よいと思います。
あまり称賛されるような生き方ではないでしょうけど、一生好きでもない仕事をし続ける人生よりは良いです。

私は玉の輿及び逆玉の輿には賛成派です。



4.まとめ

思いついたことを徒然と書いていきましたが、参考になりましたかね。
大事なところは、このまま今の労働所得だけに頼った生き方をしている限り、大抵の人は一生働き続けることになるという点です。

仕事が大好きで、一生働き続けたいと思っている人は別に構いません。

ただ、仕事なんてできればしたくないぜ!という怠け者同志の皆さんは、よく考えてください。

一生健康でいられるわけじゃないでしょう。
一生今の会社が潰れない保証もない。
一生モチベーションが続くわけもない。

我々は常に綱渡りの綱の上にいるのです。
それを自覚することが重要だと思います。

一生分の資産を持っていて困ることはないのですから、早期に資産を増やすために、今何ができるかを考えましょう。
そして、とりあえずは勉強しましょう。

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