#183 心を強くする

大阪なおみのコーチを務めていたサーシャバインコーチによるメンタルを強くするための思考方法50選。世界を舞台に戦うアスリートのコーチということで激戦を勝ち抜いてきた際に自身が感じてきたことが言葉になっているため、とてもすっと入ってくる。うまくいかないことがあることを予め受けレイておく、プランBをもっておくことを初め、自信は移ろいやすいから逆に一気に上げられる、あえてリスクを取るタイミングを持つ、そして利己的になることが時に必要というところで、どれも大変参考になる考え方。自分が好きで熱中できることが結果として自分をリッチになるというのはジャックマーも話していたことで、ここにも真理があるのだろう。

・大切なのは、この世には自分の力では左右できないことがあるという事実を認めること。相手がどう考えどう動くかは左右できないのだからあまり考えない。

・大きな野心がなければ戦えない、小さな目標がなければ勝てない。重要なのは、自分のしていることを信じて、一心不乱に継続すること。一度始めたら諦めない。

・他人にどう思われようとかまわないという度胸を身につけること。

・積極的なボディーランゲージを行う。

・他人と違う道を行こう。それだけでメンタルは自然と磨かれる。

・挫折と落胆の味を舐めたものこそが、往々にして素晴らしい結果を出し、大成功をすることができる。肉体と同様に、脳も失敗や苦戦によって鍛えることができることを忘れない。

・たまには自分を怖がらせる必要がある。慣れしたんだ古巣を飛び出して、冒険に挑んだ方がいい。リスクをとって外の世界に飛び出さなければ、自分の真の価値はわからない。

・プレッシャーは自分の背中を押してくれるものと捉えよう。プレッシャーを感じるのはできる人間だから。有能であり、実行力があり、努力の末に今の地位を築き上げたから。だからこそ人々はあなたに多くを期待するのである。プレッシャーとは一つの特権なのである。

・日頃から逃げずに決断することに慣れておくこと。

・時にはローラーコースターから降りる勇気も必要になる。タオルを被り個人の時間を持つことがテニス選手にとってはそれに当たる。

・自身はうつろいやすい。だからこそ一瞬で最高レベルにまで引き上げることができる。

・プロテニスの世界では、プレイヤーが利己的に振る舞っても白い目では見られない、実際自分は自分という生き方を貫かないと、成功はおぼつかない。人生の勝者になりたければ、純粋に自己の利益だけを狙った決断を下さなければならない時も何度かある。

・何か重要なことを成し遂げるには、それ相応の犠牲を払うことが不可欠だ。2018年サーシャがなおみと別行動をとったのはたったの13日である。犠牲を払うことは、言い訳をしない、ということにも通じる。

・人は得てして自分が今もっているものの価値を忘れてしまう。残念なことにそれが奪われて初めていかに貴重だったかに気づく。

・好きなことに熱中することで結果としてお金が入ってくる。一見非合理に聞こえるかもしれないが、お金を獲得目標の優先順位の下の方におけば、結果的には今よりずっとリッチになれる。夢をひたすら追い求め、好きなこと、夢中になれることに情熱を注げば、きっと目的は叶う。あとから必ずお金もついてくる。

・自分が成功者になることで人と異なる境遇にいることになることを恐れない。

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