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十勝まきばの家diaryよりみちlog/内藤さんのおはなし

十勝まきばの家ワイナリーを支えるもう1人の醸造家、内藤 彰彦(ないとう あきひこ)さん。元池田町ブドウ・ブドウ酒研究所長経験者でもあり、ワイン醸造技術管理士(エノログ)の資格を活かし、ワイナリーでは醸造アドバイザーとして携わっています。

ワイン醸造について、中林さんと細かな打合せを重ねています

白糠町生まれの内藤さんですが、高校時代を福島県で過ごし、叔父の「ワインを学んではどうか」という助言で山梨大学へ進み醸造を学びました。卒業後は両親の転勤先である十勝に移り、大学の先輩が勤めていた池田町ブドウ・ブドウ酒研究所に就職することに。

入所はじめの2年半は清見ぶどうの実地栽培に携わり、冬に苗を土の中に植えるなど苦労も経験しました。その後は学生時代に学んだ醸造の仕事に。当時研究所の仲間と参加したワイン会で飲んだ「1960年代のロマネ・コンティ」、予想を遥かに超える香りと味わいに衝撃を覚え、改めてワインをつくることの楽しみと喜びを感じるようになったと内藤さんは振り返ります。

おふたりは池田町ブドウ・ブドウ酒研究所の歴代所長を務めました

研究所長時代から交流があった十勝まきばの家ワイナリーの林オーナーに誘われ、醸造アドバイザーとして参加することに。十勝まきばの家ワイナリーは「ぶどうづくりがしっかりしているワイナリー」であることが魅力だと内藤さんは語ります。2014年からぶどう栽培を始めたFar夢 楽縁が清見ぶどう苗の冬のシートかけのパイオニアと評価するのは、ご自身の実地栽培の経験によるもの。さらに小さなワイナリーだからこそ、さまざまな楽しみ方ができるワインをつくれることも強みだと言います。

ゆくゆくは、十勝まきばの家ワイナリーを始めとした十勝管内のワイナリーとの交流から、十勝のワインツーリズムを通して地域を盛り上げていきたい…内藤さんの夢はまだまだ広がっていきます。

2021年ぶどうで作ったワインの樽入れも完了しました!


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