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【自分が太る原因が分からない人へ】「トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ」の感想

おはようございます!

今回は「トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ」について、

■本書を読むと、どんな悩みを解決できるか
■わたしが思う本書のポイント

を書きました。






■「トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ」はこんな悩みを抱えている人におすすめ


◎運動せずに楽して痩せたい
◎頑張っているのになかなか痩せない
◎すぐにリバウンドしてしまう

本書を読めば、このような悩みを解決するヒントが分かります。



■「トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ」はどんな本か

◎発売日:2019年1月
◎著 者: ジェイソン・ファン  翻訳:多賀谷 正子
◎概 要:肥満大国アメリカを変えた、異例の全米大ベストセラー減量本!
アメリカAmazon.comで1900件以上のレビューを集め、平均★4.7の高評価を獲得した信頼できる内容です。(Amazon.comから引用)


本書の構成は、大きく3つに分かれています。

前 ダイエットに関する誤った常識
中 人が太る仕組み
後 痩せるために、具体的にどんな食事をすればいいのか

といった感じです。


■「トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ」の要約(ポイント)


ボリュームが多いので、この記事では

・ダイエットに関する誤った知識
・人が太る仕組み

のうち、わたしが特に重要だと思ったポイントを3つ紹介します。


ポイント1 多くの人がカロリーについて誤解している


本書では、カロリーに関して多くの人が誤解していることを5つ紹介しています。


誤解① 食べる量を減らしても、消費カロリーは変わらない

本書には、次のように書かれています。

摂取カロリーを急激に減らすと、体はエネルギーの収支のバランスをとろうとして消費カロリーを急激に減らすだけで、体重の減少には直接つながらない。

つまり、
「摂取カロリーを減らすと消費カロリーも減る」
ということです。

食べる量を減らしてもなかなか痩せないのは、これが原因。

逆に、
「摂取カロリーを増やすと消費カロリーも増える」
ということも分かっています。


誤解② 基礎代謝は一定

基礎代謝って、ほぼ一定だと思いますよね。

しかし、本書によると基礎代謝は

食事の内容
体調の良し悪し

などにより変わります。

人によっては50%も増減するそうです。


誤解③ 食べる量は意識すれば減らせる

痩せようと思ったら、まずは食べる量を減らそうと思いますよね。

しかし、「人は自らの意志で摂取カロリーを減らすことはできない」と本書には書かれています。

なぜなら、食べる量を決めているのは「意志」ではなく「体」だから。

具体的に言うと、「ホルモン」の働きで決まっています。

食べる量をがんばって減らそうとしても、なかなか減らせないのはこれが理由なんですね。


誤解④ 食べ過ぎた分だけ脂肪になる

「いやいや、さすがにこれは正しいでしょ。」

そう思う気持ちも分かりますが、これも大きな誤解だと本書に書かれています。

脂肪になるかどうかも、ホルモンの働きによって調節されているのです。

本書では、脂肪が増えるのは食べ過ぎではなく、ホルモンの異常によるものだと言っています。


誤解⑤ どんな食品だろうと、カロリーはカロリーだ

食べものにより、

・脂肪になりやすいカロリー
・脂肪になりにくいカロリー

があると、本書には書かれています。

例えば、
・オリーブオイルのカロリー
・砂糖のカロリー
この2つでは、太りやすさが全く違います。

同じカロリーでも、オリーブオイルは太りにくく、砂糖は太りやすいです。


以上、多くの人が誤解している5つの事実を紹介しました。
あなたはいくつ誤解していましたか?


■ポイント2 運動はダイエットにそこまで効果がない

本書によると、運動して燃やせる脂肪は5%が限界だと言っています。

理由は2つ。

①運動で消費できるカロリーは意外と少ないから
②運動すると食べる量が増えるから

例えばウォーキング。
普通の速さで1時間歩いても、およそ160キロカロリーしか消費できません。
これは、食パン1枚のカロリーとほぼ同じです。

しかも、運動したらお腹がすきますよね。

わたしは頑張ったご褒美として、お菓子を食べてしまうことがよくあります。

つまり、頑張って運動しても少ししかカロリーを消費できないくせに、食欲が増え、それ以上のカロリーを摂取してしまうということです。

「運動を頑張っているのになかなか痩せない」というのは、これが原因だったんですね。

では、残りの約95パーセントのカロリーはどのように燃やしているのでしょう。

本書によると、1日の消費カロリーの約95%が基礎代謝によるものだと書かれています。

そして、先ほど説明したように、基礎代謝は一定ではありません。

つまり、ダイエットに重要なのは基礎代謝である、ということです。


■ポイント3 肥満の原因はホルモンの異常である

「ポイント1」で説明したように、脂肪が増えるのは食べ過ぎではなく、ホルモンの異常によるものです。

本書では、特に重要なホルモンが2つ紹介されています。

それが「インスリン」「コルチゾール」

この2つを知ることが、太らないカラダを手に入れるのに最も大切です。

少し難しいですが、頑張りましょう。


・インスリン《貯蔵ホルモン》

インスリンには、「糖」や「脂肪」を貯蔵する働きがあります。

つまり、体内のインスリンが増える = 脂肪が増えるということです。


では、どんな時にインスリンが増えるのでしょうか。

インスリンが増えるのは、食後です。

けど、安心してください。

普通に1日3食食べるだけなら、太ることはありません。

インスリンは食後に増えますが、食事と食事の間の食べない時間に量が減るからです。


つまり、「何を食べるか」よりも

「いつ食べるか」
「何回食べるか」

が重要だと、本書では言っています。


おやつは程々に、ということですね。


・コルチゾール《放出ホルモン》

コルチゾールには、貯蔵された「糖」や「脂肪」を取り出す働きがあります。

インスリンとは逆の働きですね。

そう聞くと、「コルチゾールを増やせば痩せる!?」と思うかもしれませんが、そんな単純な話ではないようです。

コルチゾールは、ストレスを感じると量が増えます。

本書によると、短時間の身体的ストレスに対しては、インスリンと逆の働きをします。

しかし、長期的な心理ストレスにさらされたときは、まったく違う働きをするのです。
どんな働きをするのか。

実は、慢性的なストレスにさらされていると、インスリンの量も増えてしまうのです。

実際、体重の重い人ほどコルチゾールの量が多い、というデータもあるようです。

太らないためには、ストレスにも注意しないといけませんね。


ホルモンについて、ここまでの話をまとめましょう。

・脂肪が増えるのは食べ過ぎではなく、ホルモンの異常が原因。
・特に重要なホルモンが「インスリン」と「コルチゾール」。
・インスリンは貯蔵ホルモン。量が多いと、脂肪を貯め込みやすくなる。
・コルチゾールは放出ホルモン。ストレスを感じると量が増える。
・慢性的なストレスにさらされると、インスリンの量も増える。


以上、参考になれば嬉しいです。

この本を読んで思ったのは、ダイエットには知識が重要だということ。

頑張って運動しても、痩せなかったら辛いですよね。

逆に「そんなに運動しなくてもいいんだ」と知っていれば、多少は気持ちが楽になりませんか?。

今回紹介した知識を知っているか知らないかで、ダイエットの効率やモチベーションが変わってきます。


「太る仕組みをもっと詳しく知りたい。」
「痩せるために、具体的にどんな食事をすればいいのか知りたい。」

このような方は、ぜひ本書を読んでいただけたらと思います。

読み終えた時には、「太らないカラダ」になっているでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!



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