ゆっくりゆっくり、母になる。新生児との新生活。
入院生活を終え、無事に自宅に帰ってきました!
実は、お子は退院前に黄疸の数値が基準値をオーバーしてしまい2日間退院延期に。心配だったけど、新生児黄疸はよくあるもの。治療をしてすぐに数値は改善しました。
実際に家で過ごしてみると、「これで大丈夫かな?」「息してるかな?」と緊張感と不安で身体がガチガチに。呼吸も浅くて、意識して深呼吸するようにしている始末。どんだけ緊張してんだっていう。
一つの命を自分が預かっている。この重圧はたまらなく重いものですね。夜も授乳やおむつ替えなどあり、寝られず。
もちろん眠いんだけど、何か産後特有の状態なのか、そこまで寝不足感がないのが不思議。
お子の寝顔を見ていると、いまだに「この子が私の子どもなのか……。私は本当に母になってしまったのか」という思いが。
子育てという、もう絶対にあとに引けないことを始めてしまったのだという責任、プレッシャー。そして、まだ子どもがいるという実感がなんとなく薄いこと。そんなことが頭を埋め尽くします。
なにか、この可愛い赤ちゃんはどこかからお預かりしているのではないか。と思ってしまうような気持ち。
産後メンタルもあるのか、すごくナイーブな気分になる時間が。他の時間はケロッとしているのだけど、ふと夜中に授乳しているときとか、根拠もなくお先真っ暗みたいな気持ちに。
ホルモン恐ろしや。
そんな時、このCoccoのYouTubeを観たらすごく癒されました。
この動画の終盤で、Coccoは自身の新生児期の子育てを振り返ってこんなことを話しています。
母性が溢れて、いろんなことを守れる強さがあって、寛容で優しくて……。
そんな『よき母』に子どもを産んだ瞬間から生まれ変われるわけがないんです。私たちは機械じゃないから。スイッチを切り替えるみたく、急に母親にはなれない。
情けなくて、容量が悪くて、淋しがりで、不安症で。そんな状態でも子どもを産んだその時から母親になる。それは、役割としての名前をつけられただけで。
本当の意味での「母親」には、きっとこれから子どもとの関わりを通じてゆっくりゆっくりなっていくんだろうな。
母親としての私も、子どもと一緒に育っていく。母親歴1週間の私はまだまだひよっこです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?