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映画『友だちのうちはどこ?』から学ぶライフ・コーチング ~無自覚に子供たちの夢を奪っているかも~

昨日NHK BSプレミアムで放送されたイラン映画『友だちのうちはどこ?』を観ました。

大人の都合に振り回される子供たちの健気な姿を描いた良質な映画です。


おはようございます。
とこま(tokoma)です。


ライフ・コーチである僕、とこま(tokoma)視点からの映画『友だちのうちはどこ?』の学びを書かせていただきます。


この映画からの学びは

僕たち大人は無自覚に子供たちの夢をうばっているのかもしれない

ということです。


お話しはこんな感じです。

主人公の少年は、自分のとよく似た彼のノートも一緒に持って帰ってきてしまう。その日も遅刻して、おまけに宿題を忘れて、先生にキツく叱られたばかりの隣の席の子に同情し、少年は自分とはまるで反対の方角に住む彼にノートを届けに、うるさい母の目を盗んで出かけるのだが・・・。
(「allcinema」より一部引用 https://www.allcinema.net/cinema/16096)


コンフォート・ゾーンからのドリーム・キラー

残念ながら僕たちの周囲にはドリーム・キラーがたくさんいます。

親、先生、友達、会社の上司、同僚などなど。また、ときには自分自身が・・・。

彼らは決して、「あなたが憎いから」でもなければ、「あなたのためだから」でもありません。すべてはコンフォート・ゾーンが原因なのです。

その人の将来の可能性から判断しているわけではなく、自分のコンフォート・ゾーンに合致するかどうかで判断しているのです。

そのコンフォート・ゾーンに基づいての発言が、ドリーム・キラー的な発言につながっているわけです。

コンフォート・ゾーンがあるからこそ、他人に対して、ときには自分自身に対しても、ドリーム・キラーになってしまう可能性があります。


ドリーム・キラー的な発言をする側にとっても、聞く側にとっても大事なことがあります。

それは「正しい」とされていることを何も考えずに受けれてしまわないこと、十分に注意して受けれるかどうかを判断することです。

なぜなら、それがそのまま自分を形づくってしまいます。それによって、本当に自分にとって必要なものがみえなくってしまうからです。



映画の感想

大人の都合で振り回される子供たち。
先生、親、おじいちゃん、近所の大人・・・

誰の言葉を信じて行動すればよいのか迷っている子供たちの表情に感情が動かされます。

今回この映画を観たのは2度目です。
前回気づかなかったのですが、大人の一方的な都合での子供に対する言動が気になりました。

おそらくコーチングを通じて、コンフォート・ゾーンやドリーム・キラーを知った影響かと思います。


話しとしては単純なのですが、ち密に構成されたストーリーが本当にすばらしい。

これも演出でしょうが、子どもたちに笑顔がまったくありません。ここが一番気になった点です。

ですが、最後に観ている側を少し安心させてくれます。

このあと子供たちが笑顔になってくれることを心から期待します。

かつて子供であったすべての大人に観ていただきたい良質な作品です!



最後まで読んでいただきありがとうございました。



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