低用量ピルを服用するとは
低用量ピルを飲んで5ヶ月になりました。正直こんなに続くとはおもってなかったです。始めてみようと思った時に、あまり参考になる個人体験記的なものがなかったので、当時知りたかったなと思ったことを簡単にまとめてみました。
使い始め
一番最初の動機としては、生理に伴う腹痛や体調不良を軽減させたい・ピルを使うということを経験したいという理由ではじめました。アプリで簡単に注文できるという点も大きな後押しでした。
何事も継続してみないと使用感がわからないと思っているので、とりあえず3ヶ月は使ってみようと決めてから注文しました。
すごく大まかに、使用開始からの生理の変化をまとめると:
1ヶ月目 - いつもと変わらない生理、痛み止めを飲む
2ヶ月目 - いつもより軽い生理、痛み止めを飲む
3ヶ月目 - いつもより軽い生理、痛み止めは一応飲む
4ヶ月目 - いつもよりだいぶ軽い生理、痛み止め不要
とりあえず3ヶ月は続けようと思ったら、4ヶ月目はなんの躊躇もなく追加でオーダーして、5ヶ月目からはサブスクを始めました。それくらい自分の生活のなかで必要なものになっています。
受診の流れ
実際に低用量ピルを処方してもらう時は、10問くらいの問診を受けてから診察に入ります。問診ではピルを使う上での最低限必要なことを確認しているようです。私は何も特に引っかからなかったのですが、タバコを吸っている人とかはここで引っかかるかもしれません。
初めての受診ではサクッと丁寧にピルの違いを案内してもらい、より生理的な状態に近いの説明でラベルフィーユという薬を選びました。
アプリのバグ(?)か何かで食い気味の返信しかできない...笑
決済を済ませたら三日ほどで到着して、初めてガイドなどを読みながら服用をはじめました。2回目以降の診察は10問の問診はなく、簡単なヒアリング後に発送してくれます。
よかったこと
■体調に関して
ピルを飲みはじめてからの最初の生理はいつもと変わらないくらいの痛みだったのですが、使うごとに体調が安定して行くのがわかりました。4ヶ月目には、痛み止めもいらないほどになっていました。
■ピル服用者としての視点
ピルを身をもって体験することで、生理がいままでどれだけ大変なものだったか俯瞰することができたことが大きい収穫だったと思います。
いままでは生理に伴う大変さをしょうがないと、自分よりも辛くて学校を休まないといけない人もいると、自分の経験をないがしろにしていたような気がします。生理時のホルモンの乱れが軽減された状態に久しくなったことでいままでの体験が、生活において極めて大きな弊害であったことを認識することができました。
気をつけていること
■運動量とこまめな水分補給を意識
実はピルもそれなりに弊害もあります。ピルを飲むことで摂取する女性ホルモンによって、血栓症になりやすくなります。タバコを吸っているとスマルナの問診がスムーズに行かないというのも、タバコと併用することでさらにこのリスクがあるとのこと。できるかぎり水を飲んだり、運動を増やしたりを意識するようしています。実際に上記を怠っていると、ふくらはぎが痛くなったりします。できるだけその状態にならないように健康状態には気を使っています。
詳しい情報は、色々な産婦人科が詳しくまとめているので、そちらで読んでいただくといいかもしれないです。
■飲みそびれることも
飲みそびれてしまった場合の対処も、同封されている冊子に書いているので、全部読んでから服用することをお勧めします。。(当たり前)朝起きた時に思い出して、焦って冊子読んだのはあまり心によくなかった。
また、三日間飲みそびれたこともあり、家についてトイレに行った時に生理がちょうど始まってしまった時もだいぶビビりました。気づいた時に、説明書も読まずに三日分飲んで、以降の5日くらい生理&一気飲みによる足の痺れでダウンしました。(完全なる自己責任)
飲み忘れ防止の為に毎晩アラームをかけているんですが、ちょうど人とご飯を食べていたりすると、タイミングを逃してそのまま朝まで忘れるということもあります。今後は積極的にその場で服用していきたい。晩御飯と一緒に服用することで管理する人もいるみたいですが、晩御飯軽く済ますことも多く私は引き続きアラームで対応していく予定です。
社会的な取り組み
月経困難症や子宮内膜症の治療薬としてでしか保険適応されないピルですが、企業が負担する取り組みもあるそうです。個人的には体にも合っている気がするので、近い未来に誰でも保険適応されるといいのになーと願っています。
記事抜粋:
「ルナルナ」や音楽配信サイト「music.jp」などを提供するエムティーアイは、こうした女性特有の症状による健康問題を改善してより働きやすい職場を目指すため、新たな福利厚生制度として、生理痛やPMSをやわらげる低用量ピルの服薬の支援を2月にスタートさせる。...対象は生理痛やPMSに悩む女性社員で、オンライン診察を活用した婦人科受診と処方された薬代を同社が負担。...また、生理が病気か否かというところはセンシティブな部分だと思っていたが、“本人が困っていたら病気”ということを明確に教えてもらったことで、会社全体で共通理解を得るいい機会になった。
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