<ゲームの売れ行きアップ方法>第25回:「このゲームはどこがどうダメなのか?」を考える
インディーゲーム開発者やパブリッシャー向けに「ゲームのクオリティアップや売れ行きを増やす方法」を解説していくシリーズ。
第25回は「「このゲームはどこがどうダメなのか?」を考える」です。
<ゲームの売れ行きアップ方法>第25回:「このゲームはどこがどうダメなのか?」を考える>
他人のゲームの悪い部分を指摘するのはあまり良い印象を持たれませんが、しかし物を作る側は他人の失敗例をきちんと見て、「どこがどうダメだったのか?」は常に学んでいくべきだと思います。
それをやらないと自分のゲームでも同じ失敗をしてしまいやすいからです。
ただしSNSで他の会社のゲームを批判すると叩かれるので、そういう失敗箇所の指摘はSNS上ではしないようにしてください。
自分やスタッフ達だけが見るメモとしてパソコンやノートに残しましょう。
サイドビュー型のアクションゲームは今は多くインディーゲームにありますが、プレイしていて気持ち良い物もあれば、全然ダメな物もあります。
全然ダメなゲームはグラフィックがいまいちで楽しさを大きく落としていたり、効果音が気持ち良くなかったり、敵の配置やステージデザイン(レベルデザイン)がいまいち良くない感じです。
キャラクターの操作感がいまいちなのもあります。
もし自分が作ったゲームがテストプレイしてもいまいち面白くないと感じたら、必ずそれを引き起こしている要素が何かゲームに含まれています。
普段他の人が作ったインディーゲームで「ここがいまいちの原因かも?」としっかり検証していると、自分のゲームのダメな部分がより見つけやすくなります。
ダメなゲームはセール時に安く買えたりしますが、そういうダメなゲームは反面教師的に色々学べる事が多くあったりするので、色々買って積極的にプレイしてみましょう。
ゲームをダメにする要因は気づいた事については自分やスタッフ向けにテキスト化しておいて時々見返すようにすると良いでしょう。
メモしておかないとせっかく気づいた事も忘れてしまうからです。
個人や少人数でインディーゲームを作っている会社も、自社や他社のダメなゲームのダメな点を洗い出す勉強会というのを時々やってみるのをおすすめします。
このシリーズは私のnoteの「ゲームの売れ行きアップ方法」のマガジンで連載しています。
第1回から順番にお読みください。
次回は第26回「視認性の悪さも評価を落とし売り上げを減らしてしまう」です。
視認性の悪いゲームはプレイヤーをイライラさせてしまい、せっかくのゲームの楽しさを奪ってしまう事になります。
また評価も低くなってしまい、ストアで書かれた低評価レビューによって売れ行きも落ちてしまうのです。