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 日本の現代文学について、むずかしいぞ


 確か、ラジオの中の話だった。
以前のこと、作家の吉行 淳之介さんが病気治療していたので、先輩の埴谷雄高さんが見舞いに行ったそうです。
吉行さんが意気消沈していたのか、先輩も病気譚が始まり、オレなんかもっとすごいぞ、血を1リットル近くも流したこともあるなんて、病気自慢で盛りあがり、おもわず吉行さんは苦笑いして、少しばかり元気になったという。

そんなに血を出したら死ぬんじゃないの。
どうも昔の作家は貧乏自慢とか病気自慢みたいに負の要素をバネにして、がんばって作家じしんと作品を磨いていったらしい。

 日本における現代文学の座標軸をひも解いてみます、3名の方にお願いしました。


 順に①文学度、②人気度、③ハンサム度、④寸評
5点満点でしました。

 村上春樹
① 4
② 5
③ でしょうね 3
④ 豪邸なんだって

 又吉直樹
① 4
② 4
③ まあまあ4(にマイナス)
④ 賞味期限が切れないうちに

 古井由吉
① 5
② 4
③ 意外に4(とプラス)
④ ご苦労さまでした

「総評、お願いします」

 人は生まれながらにして、文学の前では平等である。
法の下ではともいわれている。

万葉集で始まった文学も、
やがて文字を読める人に限られているとはいえ、貴族らに占領されていったのはご存じの通りです。

また昨今の
出版業界の常套手段とはいえ、本が売れるために生まれの良さやエリート、有名人に甘くすり寄っていくのは仕方ないといっても、ハンサムや美人だからといって、本が売れるのはもっといけない(と思う)、ボクはいいけど。

あなたの読書している横顔って、とっても素敵。「まあね」

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