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ジョン・コリア『ゴダイヴァ夫人』〜チョコレート老舗の社名にまつわる絵画

11世紀のイングランド、コベントリーという街で、重税に苦しむ領民を思いやったゴダイヴァ夫人が、夫である領主のレオフリックに税の軽減を求めました。しかし、夫はゴダイヴァの慎み深さを知りつつも、「お前が全裸で馬に乗って町を一周したら考えてやろう」と答えました。悩んだ末、ゴダイヴァは決意し、町中の民に外を見ないように命じた上、長い髪だけを身にまとって馬に乗り、町を一周しました。この勇気ある行為に感動した町民は窓を閉めます。夫は約束通り、彼女の要求を受け入れ、街の税金を減らします。しかし、ただ1人覗いた男がいました。この男が後に、のぞきという意味で使われる「ピーピング・トム」の言葉の由来となりました。

ジョン・コリア『ゴダイヴァ夫人』1898年頃

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483字
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