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39歳、妊娠する6 生まれる前の検査と検診

妊婦検診と任意の検査。

食べ悪阻が一向に良くなる気配がないまま、ずいぶん前に予約した初診になるはずだった本命の産婦人科の検診の日。色々勝手がわからず大きな病院ということもあり、今回は夫が一緒についてきてくれた。

母子手帳やら妊婦検査関連の書類などを持っていざ出陣! 初診の場合は予約の30分前にはいらしてください、と念を押されていたのでドキドキしながら病院に足を踏み入れる。えぇぇ、人多っ!! そして妊婦さん、多っ!! どこもかしこも妊婦さんと思しき人ばかりが待合室の前にも受付の前にもたっっくさん座っている。「ここだけ見たら、少子化って思えないね……」と、思わずつぶやく夫。私以上に不安で仕方がない、という表情の夫のおかげで少し余裕を持って病院で過ごせた。

さて受付を済ませると、まずは、尿検査、血液検査、血圧、体重などなど一通り検査を終わらせてくるように指示され、全部終わった頃にやっと待合室の前で待つことを許された。体重はほぼ変わってないことなどを夫と話しながら、待っていると、診察室から若い夫婦がニコニコして出てきた。「若いうちの妊娠ってやっぱりいいねぇ」と、若干メンタル弱り気味の高齢出産妊婦の独り言に「大丈夫、若く見えるから」とわかってるのかわかってないのか謎のフォローをする夫。「診察室へどうぞ」と、若い夫婦といれ違う形でいよいよ診察。「お願いします」と顔を上げるとそこには3人も人が。医師、助産師、看護師という3人体制らしくその時点でまずさすが大きい産院とびっくり。この3人体制は私がかかった時は常に同じ体制だったので、正直すごく安心感がありました。大きい病院にしてよかったなぁと思った1つ。さて、書類などを出しながら、体調などの問診をして、内診。とりあえず、問題ないということでそこから検査など、分娩までについての説明があった。

高齢出産の方、たくさんいます。

▲妊娠中、塩分も多いし……と思いつつ、ラーメンはやめられなかった!笑

正直、高齢出産の初産なのでかなり不安で……と、話したところ、今は40代の方の出産は本当に多いですし、大丈夫ですよ、とお医者さん。ただ、やっぱり心配になるのはお腹の中の子供について。この件については、任意の検査で出生前に色々と検査ができること、ただ、それ自体が100%の確率でわかるものではないこと、受けるには受けられる期間がある、など説明を受けた。出生前診断NIPTについては、私は最初から受けるつもりで説明を聞いていた。だから妊娠がわかった時からネットでたくさん検索したし、関連の本などもいくつか読んだ。それに妊娠するもっと以前に中学からの友達とランチしたときにこんな話をしたのを鮮明に記憶していたからっていうのもある。

ちょうど35歳のとき、友達が第二子を妊娠した。そのときに、この出生前診断の話になった。友達は医者と薬剤師の夫婦だったのでそういう情報などはしっかり考えていて、第二子の妊娠についてはNIPTを受けるつもりだし、それがやっぱり親として生まれてくる子への責任だと思う、と言った。出生前診断が誰でも受けられるようになったとき、世の中には命の選別など本当に色々な報道もされたけど、彼女が言うように生まれてきた子供が、最大のサポートを親から受けられるように、準備ができているように出生前診断を受ける、というのは大事なことだと思った。もし何か問題があればお金だったかかるだろうし、覚悟だって必要。その説明がすごくしっくりきていたからこそ、私も妊娠がわかったとき、すぐに検査を受けようと思った。だからと言って、誰しもにNIPT受けるんだ、と話せるほど一般的になってはいないし、人に話すようなことでもないかな、と思うので私自身もその友達一人と夫以外には言わない。両親にも。

NIPT受けられる施設はこの病院にはないため、提携の病院で申し込みが必要と言うことで必要な書類をもらって、この日の診察は終わった。それととても大事な申し込みもした、そうそれは麻酔分娩の予約。


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